
大手企業のSNSマーケティングを戦略から運用まで包括的に支援する株式会社ガイアックス(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:上田 祐司、証券コード:3775)が、2025年上半期(1月〜6月)における主要SNSの動向、企業炎上の傾向、効果的なSNS活用事例をまとめたレポートを公開することを発表しました。また、主要SNSのアップデート情報を網羅した「SNSアップデート早見表」も同時に公開されます。
近年、SNSは企業のマーケティング活動において欠かせないツールとなっています。しかし同時に、投稿内容によっては「炎上」というリスクも潜んでおり、特に2025年上半期は「特定の層を不快にさせる行為」に起因する炎上が増加傾向にあることが明らかになっています。価値観の多様化が進む現代において、企業がSNSを効果的に活用するためには、最新のトレンドを把握し、潜在的なリスクを回避しながら、ユーザーの心に響くコンテンツを継続的に提供することが重要です。
この記事の目次
2025年上期のSNS別の主要アップデート早見表

今回公開される「SNSアップデート早見表」は、企業のマーケティング担当者が刻々と変化するSNSのトレンドに対応し、効果的な戦略を立案するための支援ツールとして提供されます。
2025年上半期SNSトレンド総まとめレポートの主なポイント
2025年上半期 主要SNS動向の総括
X (旧Twitter) | 有料会員向けの機能拡充と収益化強化、生成AI強化が進み、「SNSの枠を超えたアプリへの進化」が加速しています。 |
アルゴリズムのアップデートにより、コミュニケーションや濃いエンゲージメントが重視される傾向にあります。新動画作成アプリ「Edits」のアップデート機能が続々と発表され、プロのような編集が可能になる機能が充実しています。 | |
TikTok | ライブショッピングとECの連携強化、クリエイター支援が強化され、「コマース強化」と「クリエイター支援の強化」が進んでいます。過去30日間で6,300万ドル(約90億円)がクリエイターに分配されており、その80.4%がフォロワー数5万人未満のクリエイターによるものです。 |
LINE | クーポン機能やメッセージ機能の改善が進み、「CRMの側面を中心に日常生活のあらゆる場面で利用できるプラットフォーム」として進化しています。 |
レポートではFacebook、BeReal、Pinterest、Lemon8、Threadsといった各プラットフォームのMAU数、主な仕様変更、総括についても詳細にまとめられています。
2025年上半期 企業炎上の傾向と要因
調査によると、炎上内容の発生件数割合では、「特定の層を不快にさせる行為」が80%を超え、昨年と比較して1.4ポイント増加していることが明らかになっています。
レポートでは具体的な事例として、「マルちゃん『赤いきつね』アニメCM」や「日本郵政の女性の"すっぴん"を題材にした動画」、さらに「ほっかほっか亭のエイプリルフール投稿」などを挙げ、ジェンダーに関する無意識の偏見や社会情勢とのタイミングの悪さが炎上につながる可能性を指摘しています。
2025年上半期 SNS好事例の傾向
縦型動画は多くの企業に活用され、企画性や演出に富んだ「魅せる」コンテンツへと進化しています。特にショートドラマの分野では、国民的アニメとのコラボ実写化など、クオリティの高いプロジェクトも登場しています。
また、従業員の出演や企業独自の視点から生まれる「個性」「熱量」「リアル」がキーワードとなり、「世界観」や「独自性」の伝達が重視される傾向にあります。
2025年上半期 SNS好事例
くら寿司 | 社員YouTuberによる「個性」と「リアル」な情報発信でブランドイメージを向上させています。 |
湖池屋×コメダ珈琲 | ユーモアと親近感を活かしたコラボレーション投稿で拡散力を強化しています。 |
やかんの麦茶 | クレヨンしんちゃん実写ショートドラマで消費者の感情に深く訴求し、プロモーションを成功させています。 |
楽天グループ | グローバル向けInstagramアカウントで採用目的の運用を成功させ、働く人の「リアル」な姿を伝えています。 |
※ガイアックス社の支援事例ではございません。
ガイアックスのSNSマーケティング支援実績
- 株式会社バスクリン様において、Instagramでエンゲージメント数2.1倍・リーチ数2.3倍、Xではエンゲージメント率1.4倍・平均インプレッション数1.9倍を実現しています。社員発信コンテンツで親近感を創出し、広告出稿なしで10万imp超えの投稿を多数創出しました。
- オエノングループ 合同酒精株式会社様においては、オリジナルショートドラマ「鍛高譚・TAN TAKA TAN SHISO梅酒」を制作し、公開から1ヶ月でSNS総再生回数120万回を突破しています。広告感を抑えつつ商品を効果的に訴求するプロダクトプレイスメントで高いエンゲージメント率を獲得しました。
- 新感覚バーチャルショートドラマアカウント「本気出すのは明日から。」では、開始3ヶ月で総再生回数1億回&総フォロワー数10万人を突破しています。

担当者コメント
株式会社ガイアックス ソーシャルメディアマーケティング事業部 事業部長 沼田 早紀子氏

<略歴>EC事業の美容バイヤー(MD)や商品開発、ネイルアプリの新規事業の代表を務めた後、@cosmeを運営する株式会社アイスタイルにて美容業界で活動する個人のための新規プロジェクトの立上や企画運営に従事。 ガイアックスでは美容健康/インフラ/食品/メーカー/BtoBなど幅広い業界のソーシャルメディア戦略立案やアカウント運用実績をもつ。
「Xは、AIと動画の強化、YoYで動画再生率は上昇、Everythingアプリに向け、"新しいX"が加速しています。
Instagramは、縦型動画強化およびそのクリエイターのための機能を強化し、"深くて濃いつながり"を促進しています。
そして、エンタメのTikTokは、クリエイターファーストなスタンスに基づき、クリエイターにスポットライトをあてる機能を強化。下期はTikTokShopに注目です。」
株式会社ガイアックス 概要
設立:1999年3月
代表執行役社長:上田 祐司
本社所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so NAGATACHO
事業内容:ソーシャルメディアサービス事業、シェアリングエコノミー事業、web3/DAO事業、インキュベーション事業
出典元: 株式会社ガイアックス