株式会社フェズ、生成AI活用の購買データ分析ソリューション「Urumo BI」に顧客再現機能を新たに追加

リテールメディア事業を展開する株式会社フェズが、生成AIを活用した購買データ分析ソリューション「Urumo BI(ウルモ ビーアイ)」に、商品ブランドのターゲット顧客やペルソナを購買データから再現できる「顧客再現機能」を独自開発したことが発表されました。この新機能により、メーカー企業は自社で定義したターゲット顧客の有効性を実購買データで検証できるようになります。

同社が開発した「顧客再現機能」は、リテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」上で商品属性データと紐づけた購買データからターゲット顧客を再現し、「Urumo BI」による購買実績の定点観測や「Urumo Ads(ウルモ アズ)」による広告配信・購買検証で活用できるものです。これにより、メーカー企業は自社が様々な調査を通じて定義したターゲット顧客やペルソナの有効性や実行性を実購買データで検証・分析できるだけでなく、マーケティング活動のPDCAをシングルソース・データにより一気通貫で実施できるようになります。

「顧客再現機能」開発の背景

メーカー企業は、自社の商品ブランドについて、市場調査や消費者調査、デジタル/SNS分析など様々な調査・分析を行い、課題の特定や対策の立案・実行・改善に取り組んでいます。また、より効果的な施策を推進するために、顧客アンケートやインタビュー、SNSやCRMなどあらゆるデータをもとに仮説を立て、ターゲット顧客やペルソナを定義しています。

しかし、マーケティング戦略の立案フェーズ(ターゲット顧客の定義など)と実行フェーズ(広告配信など)では使用するデータソースが異なることが多く、一気通貫したマーケティング活動が難しい状況でした。

このような課題に対応するため、株式会社フェズはメーカー企業が定義したターゲット顧客やペルソナを活かしつつ、実購買データを活用してその有効性や実行性の検証から広告配信・購買検証までを一気通貫で実施できる「顧客再現機能」を独自開発したとのことです。

「Urumo BI」の「顧客再現機能」とは

「Urumo BI」の「顧客再現機能」は、メーカー企業が定義した商品ブランドのターゲット顧客やペルソナを「Urumo BI」上の商品属性データと紐付けた購買データで再現し、定常的なID-POS分析や「Urumo Ads(ウルモ アズ)」による広告配信・購買検証で活用できる機能です。主な特徴としては、以下があげられます。

購買データと生成AIを活用し、ターゲット顧客/ペルソナを簡単に再現

「Urumo BI」では、商品情報や口コミなどをもとに、生成AIを活用して顧客の価値観を表す商品属性を独自に収集しています。これらの収集した商品属性データと紐づけた購買データを軸にすることで、ターゲット顧客やペルソナを簡単に再現することが可能になります。

自社で定義したターゲット顧客/ペルソナの有効性・実行性の検証が可能

「Ururmo BI」上で購買データを使ってターゲット顧客やペルソナを再現することで、実際に購買に繋がる顧客層なのかどうかを仮説検証することができます。これにより、マーケティング戦略の精度向上が期待できます。

シングルソース・データで一気通貫したマーケティング活動を実現

「Urumo BI」上で再現したターゲット顧客群に対して、「Urumo Ads」を使った広告配信や購買検証が可能です。これにより、ターゲティングからプロモーション施策の実行、効果検証までのプロセスを、シングルソース・データで一気通貫して推進できるようになります。

生成AIを活用した購買データ分析ソリューション「Urumo BI」とは

「Urumo BI」のイメージ

「Uromo BI」は、購買データに特化した分析ソリューションであり、生成AIを活用した分析の自動化や顧客像の解釈を特徴としています。この技術によって、データ分析の結果から導き出せる仮説や施策内容を生成AIが解釈することが可能になっています。

これにより、小売企業やメーカー企業はデータ分析に関する専門的な知識やスキルがなくても、データに基づくマーケティング戦略の策定や業務効率化を実現できるようになります。シンプルな操作性と高度な分析能力を両立させることで、より多くの企業がデータドリブンなマーケティング活動を展開できるようサポートしています。

「Urumo BI」は特許を取得しており、その技術的優位性も認められています。生成AIと購買データを組み合わせることで、従来の分析手法では見えなかった顧客像や購買傾向を可視化し、より効果的なマーケティング戦略の立案を支援します。

株式会社フェズでは、引き続き国内最大級のリテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」とデータ活用技術を活かし、メーカー企業や小売企業の課題解決およびセールスリフトに繋がるソリューションを開発・提供することで、リテール業界の発展に貢献していく方針です。

株式会社フェズについて

・会社名:株式会社フェズ(FEZ Inc.)

・代表者:代表取締役 赤尾 雄司

・設立:2015年12月3日

・従業員数:131名(2025年7月1日現在)

・事業内容:リテールメディア事業(リテール業界のDX事業等)

・本社所在地:東京都千代田区神田紺屋町15番地 グランファースト神田紺屋町3F

・資本金:100百万円(2025年5月末現在)

株式会社フェズは、「情報と商品と売場を科学し、リテール産業の新たな常識をつくる。」をミッションに掲げ、リテールメディア事業等を展開しています。国内最大級のリテールデータプラットフォーム「Urumo(ウルモ)」を開発・提供し、情報(広告)×商品(販促)×売場(店頭)のソリューションを通じて、リテールDXの推進に取り組んでいます。

同社のリテールデータプラットフォーム「Urumo」は、購買データを基盤としており、メーカー企業や小売企業がマーケティング戦略の立案から実行、効果検証までを一貫して行うことを可能にしています。特に今回発表された「顧客再現機能」は、ターゲティングの精度向上とマーケティングROIの最大化を目指す企業にとって、大きな価値を提供することが期待されています。

株式会社フェズは、今後も革新的なデータ活用技術の開発と提供を通じて、リテール業界のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、新たな価値創造に貢献していくとしています。生成AIを活用した購買データ分析という独自の強みを活かし、リテール産業の発展に寄与していく方針です。

出典元:株式会社フェズ プレスリリース

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