
株式会社スコープ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横山 繁)が、2023年5月14日より、メーカー企業向けの新サービス「IPコンテンツマッチ」の提供を開始することを発表しました。このサービスは、メーカーが販売促進したい商品に最適なIPコンテンツ(アニメーション・映画・ゲーム・キャラクターなどの版権)を活用したプロモーション企画を提案・実施するもので、トレードマーケティング支援ツールとして展開されます。
「IPコンテンツマッチ」は、IPコンテンツの選定からプロモーション施策までをパッケージ化したサービスとなっており、各企業の販促業務における価値向上と効率化を同時に実現する同社オリジナルサービス「販促BPO」の一環としてリリースされるものです。

「IPコンテンツマッチ」サービスの特徴
「IPコンテンツマッチ」サービスは、メーカー企業が小売店舗に自社商品を導入する際、単に商品力だけでなく、その売場での初回購入(トライアル購買)を効果的に促進するための重要な仕掛けとして機能します。
本サービスの最大の特徴は、小売店舗が集客したいと考えているショッパー層に強い影響力を持つIPコンテンツを戦略的に活用することにあります。これにより、小売店舗のストアイメージとメーカー商品の魅力を最大限に引き出す表現方法で、店頭を活性化させることが可能になります。
販促活動においてIPコンテンツを活用することの効果としては、以下のようなメリットが挙げられます:
- 集客力の向上
人気のあるIPコンテンツを活用することで、そのファンやコアなユーザーを店舗に誘導することができます。 - 商品の差別化
競合他社との差別化要素となり、消費者の記憶に残りやすい販促活動が実現できます。 - 購買意欲の喚起
消費者が好きなキャラクターやコンテンツとのコラボレーションにより、商品への興味関心が高まり、購買意欲の向上につながります。 - ブランドイメージの向上
適切なIPコンテンツとのマッチングにより、商品やブランドのイメージ向上が期待できます。
特に現代の消費者は様々な情報に囲まれており、商品だけで注目を集めることが難しくなっている中、IPコンテンツの活用は非常に効果的な手段となっています。
専門チームによる最適なIPコンテンツ提案
「IPコンテンツマッチ」サービスの実施にあたっては、株式会社スコープの「スコープ創造研究所」と、豊富なIPコンテンツ情報を網羅・集約した「IPコンテンツ・レファレンス」という専門チームがタッグを組んで対応します。
この体制により、メーカー企業が戦略的に攻略したい小売業態や、提案する商品の特性に最適なIPコンテンツを選定し、効果的なプロモーション企画を提案・実施することが可能となります。
「スコープ創造研究所」は買い物の現場を深く理解し、未来の販促手法を研究・開発する専門部署として、消費者行動や小売動向に関する豊富な知見を持っています。一方、「IPコンテンツ・レファレンス」は、様々なジャンルのIPコンテンツ情報を幅広く収集・分析し、それぞれのターゲット層や特性を把握しています。
両者の専門性を組み合わせることで、以下のようなプロセスで最適なプロモーション企画が実現します:
- 現状分析
メーカー企業の商品特性や販売目標、ターゲット顧客層の分析 - 小売業態研究
導入予定の小売店舗のストアイメージや集客したいショッパー層の分析 - IPコンテンツ選定
上記分析に基づいた最適なIPコンテンツの選定と提案 - プロモーション企画立案
選定したIPコンテンツを活用した具体的なプロモーション施策の企画立案 - 実施とフォローアップ
企画の実施と効果測定、必要に応じた改善提案
このように、「IPコンテンツマッチ」は単なるIPコンテンツの紹介にとどまらず、商品と小売店舗の特性を踏まえた総合的なマーケティング支援サービスとなっています。
販促BPOの一環としてのサービス展開
「IPコンテンツマッチ」は、株式会社スコープが展開する「販促BPO」の一環として提供されるサービスです。販促BPO(Business Process Outsourcing)は、企業の販売促進業務の一部または全部を外部委託することで、業務の効率化と質の向上を同時に実現するサービスです。
多くの企業では、販促活動の企画から実施、効果測定までを自社で行っていますが、専門的なノウハウや人材リソースの確保が課題となっています。特にIPコンテンツを活用したプロモーションでは、版権交渉や適切な活用方法など専門的な知識が必要となるため、外部の専門家に委託することで効率的かつ効果的な施策の実施が可能になります。
株式会社スコープの「販促BPO」では、以下のような様々なサービスを提供しています:
- 販促企画の立案と実施
- 店頭POPやディスプレイ制作
- キャンペーン事務局運営
- 販促物流管理
- 効果測定と分析
これらのサービスに新たに加わる「IPコンテンツマッチ」により、IPコンテンツを活用した差別化された販促活動を効率的に実施できるようになります。
サービス提供開始の背景
現在の小売環境において、消費者の購買行動は多様化し、単に商品を陳列するだけでは十分な販売促進効果が得られにくくなっています。特に新商品や季節商品のように、消費者にとって認知度の低い商品は、店頭で注目を集める仕掛けが不可欠です。
また、小売店舗側も差別化や集客のために、魅力的な売場づくりや限定企画を求めています。このような背景から、IPコンテンツを活用した販促活動のニーズが高まっており、メーカーと小売店舗の双方にメリットをもたらす「IPコンテンツマッチ」サービスが開発されました。
近年では、特定のターゲット層に高い訴求力を持つIPコンテンツが増加しており、適切なIPコンテンツの選定と活用が販促成功の鍵を握るようになっています。株式会社スコープは長年の販促支援の知見と、IPコンテンツに関する幅広い情報網を活かし、メーカー企業の販売促進活動を総合的に支援していきます。
株式会社スコープについて
株式会社スコープは、1989年4月1日に設立された総合企画事業を手がける企業です。東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム28階に本社を置き、代表取締役社長の横山 繁氏のもと、様々な企業の販促活動や企画業務を支援しています。
同社では、販促BPOをはじめとする多様なサービスを展開しており、各企業の課題やニーズに応じたカスタマイズされたソリューションを提供しています。「IPコンテンツマッチ」の提供開始により、さらに充実したサービスラインナップとなり、メーカー企業の販売促進活動を多角的に支援する体制が強化されます。
株式会社スコープの企業理念や詳細な事業内容については、同社の公式ウェブサイトにて確認することができます。
出典元:株式会社スコープ プレスリリース