株式会社ロックウェーブ(本社:滋賀県大津市、代表取締役:岩波裕之)が、同社が提供するクラウド型ECサイト構築ASP「aiship」が、ヤマトクレジットファイナンス株式会社が提供するBtoB決済サービス「クロネコ掛け払い」に2025年8月28日(木)から対応することを発表しました。この対応により、BtoC向けの販売チャネルを活用しながら、法人顧客への販売を効率的に拡大することが可能になります。

BtoB販売強化の背景

近年のビジネス環境では、一般消費者(BtoC)向けの販売チャネルを活用しながら、法人顧客への販売を強化する動きが活発化しています。この背景には、工場・自治体・卸売業・小売店などの事業者側の購買行動がオンラインへとシフトしつつある現状があります。

一般消費者だけでなく法人も利用できるハイブリッド型のECサイトを構築することで、販路を拡大しながらバックヤード業務を統合し、運用効率を高めたいというニーズが高まっています。このような市場動向を受け、「aiship」ではBtoB決済の拡充が決定されました。

企業間取引においては、購入した商品の代金を一定期間後にまとめて支払う「掛売り」が一般的な取引形態となっています。しかし、この取引方法には未回収リスクや入金確認、督促などの煩雑な業務が伴います。「クロネコ掛け払い」はこれらの負担や不安を大幅に軽減できるサービスです。

「クロネコ掛け払い」連携開始予定日

2025年8月28日(木)から正式にサービスの連携が開始される予定です。

「aiship」で「クロネコ掛け払い」を導入するメリット

1. 複数の決済サービスと組み合わせた利用が可能

「クロネコWEBコレクト」「クロネコ代金後払いサービス」などの決済と合わせて利用可能

aishipではすでにヤマト運輸が提供するオンライン決済サービス「クロネコWEBコレクト」や後払い決済サービス「クロネコ代金後払いサービス」との連携が完了しています。これに掛け払いが加わることで、決済から発送まで一貫したサービス提供が実現できるようになります。

2. 配送システムとのスムーズな連携

ヤマト運輸の「送り状発行システムB2クラウド」とのAPI連携にも対応済み

ECサイトで受け付けた大量の注文データも、CSVファイルの入出力作業を行うことなく、aishipの画面から直接宅急便の送り状を発行することができます。このAPI連携にはオプション料金が発生しないため、コスト面でも優れていると言えます。

また、送り状発行済みデータの連携も自動化されているため、タイムリーな情報共有と作業ミス・漏れの防止、確認作業にかかるコスト削減を実現できるとのことです。

3. BtoCとBtoBを同時に展開できる柔軟性

豊富なBtoC向けECの機能にプラスして法人向け販路を拡大可能

aishipは20年以上の実績を持つBtoC向けECサイトのシステムとして多くの企業に活用されてきました。特に食品・ギフト・レンタルなど、他のサービスではサポートが難しい高度な受注・配送設定が求められる業種に特化した豊富な機能を備えています。

こうした充実した機能をベースに、すでにBtoC向けにECを展開している事業者が、同一ドメイン・同一システム内でBtoB向け販路を追加することにより、既存リソースを最大限に活用しながら新たな売上チャネルを効率的に拡大することが可能になります。

特に以下のような業種においては、aishipの特化機能を利用することで法人需要への対応をスムーズに進めることができるとされています:

  • 温度帯管理や複雑な出荷管理を伴う食品
  • 熨斗対応や複数配送、名入れ対応などが必要になる贈答品
  • 家具・家電・貸衣裳・什器などのレンタルサービス

さらに、有償の機能カスタマイズにも対応しているため、BtoB/BtoCハイブリッド型ECの構築における複雑な要件にも柔軟に対応することができるとのことです。

「クロネコ掛け払い」の特徴

1. 未回収リスクの保証

売掛金が未回収となった場合でも、ヤマトクレジットファイナンスが100%保証するため、安心して取引を進めることができます。これにより、新規取引先の開拓や取引拡大に伴うリスクを大幅に軽減できるとされています。

2. 請求業務の完全代行

与信審査、請求書発行、集金、入金管理、督促までの一連の請求業務をヤマトクレジットファイナンスが代行します。これにより請求業務の負担を軽減し、事業者は本業に集中することが可能になります。

3. 柔軟な支払い方法

支払い方法として、口座振替、銀行振込、コンビニ払いなど、取引先のニーズに合わせた多様な選択肢を提供することができます。取引先の利便性を高めることで、取引のスムーズな進行をサポートします。

4. スピーディーな審査

初回取引からスムーズに売掛対応が可能で、与信審査は最短5分~1日程度で完了します。これにより、迅速な取引開始が実現し、ビジネスチャンスを逃さず捉えることができると説明されています。

5. 利用限度額の柔軟性

標準の利用限度額は60万円ですが、審査結果によっては最大2,000万円まで増額することが可能です。取引規模に応じて柔軟に対応できる点も大きな特徴です。

「aiship」の概要

aishipは累計2000社以上の導入実績を持つ総合通販型カートシステムです。高いカスタマイズ性が特徴で、デザインの自由度はもちろん、各種システムとの連携や機能追加なども独自のカスタマイズが可能です。これにより、こだわりのある本格的な通販サイトを月額9,800円からスタートすることができます。

モバイルファースト設計を採用し、月2回の無償バージョンアップを実施するなど、使いやすさと最新性を追求したECサイトの構築が可能となっています。さらに信頼性の高いサーバーを採用しており、大規模アクセスにも対応できるため、今後さらに通販での売上拡大を目指す事業者に適したシステムとされています。

また、aishipには食品/ギフト通販特有の受注/配送設定や、のし対応や複数配送など特化機能が充実しています。月2回の無償バージョンアップにより、常に最新の状態でECサイトを運用することができるのも大きな魅力です。

カスタマイズ性の高さにより、デザインの自由度だけでなく、各種システムとの連携や機能追加も柔軟に対応可能で、こだわりのある本格的な食品/ギフト通販を実現することができます。

aishipでは、BtoC向けにECサイトを展開していた中小企業が、法人顧客への利便性向上と販路拡大による売上増加に取り組みやすくなるよう、今後も決済手段の拡充と周辺機能の強化を続けていく方針とのことです。

株式会社ロックウェーブ会社概要

本社: 滋賀県大津市逢坂1丁目1番1号プエルタ大津1F

代表: 代表取締役 岩波 裕之

事業内容:ECサイト構築クラウドシステムの開発提供

出典元:株式会社ロックウェーブ プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ