CCCMKホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:髙橋 誉則)が、全国の16~69歳のV会員約1,500名を対象にインターネット上での意識調査「Vアンケート」を実施し、「新商品購買に関する調査」の結果を発表しました。

「新商品購買に関する調査」主なポイント

1. お菓子の新商品は店頭で発見するとすぐに購入する傾向

2. 化粧品は「良質な商品かどうか」を事前に調査する傾向

3. 約4割が新商品に対してワクワク感を持つ一方、購入のための行列には抵抗感あり

4月は新生活がスタートする季節であり、就職や進学、職場環境の変化など生活スタイルが大きく変わる時期です。マーケティングや販促担当者の方々も、この新生活シーズンに向けたプロモーション戦略を検討されていることでしょう。今回の調査では、消費者の「新商品」に対する意識や行動パターンについて詳しく分析されています。

1. お菓子の新商品は店頭で発見するとすぐに購入する傾向

調査ではまず、8つの商品ジャンルについて、「新商品」「新発売」の情報を知った際に思わず取ってしまう行動について質問されています。

調査結果からは、全体的に「売場で注目する」という行動の割合が高く、実際に購入までは至らなくても、店頭で新商品に目を引かれる消費者が多いことがわかります。「詳細情報を調べる」という行動は多くのカテゴリーで10%台と全体的に低い傾向が見られました。「購入・注文する」という積極的な行動では、「菓子類」が28.2%で最も高い数字を示しています。

また、「健康関連食品」と「化粧品」においては、「購入・注文する」の割合が比較的低く、「詳細情報を調べる」との間に10ポイント以上の差が見られます。これは新商品であっても、「菓子類」は店頭で見かけるとすぐに購入する傾向がある一方で、「健康関連食品」や「化粧品」については詳しく調査してから購入を決断するという、異なる消費行動パターンが表れていると考えられます。

2. 化粧品は「良質な商品かどうか」を事前に調査する傾向

続いて、調査では過去3ヶ月間に購入・注文した新商品について調査されています。

過去3ヶ月の新商品購入率は「菓子類」が最も高く43.0%を示し、「飲料」「インスタント食品・レトルト食品・冷凍食品」が20%台でそれに続いています。

また、新商品を購入・注文した理由を尋ねたところ、どの商品ジャンルにおいても「自分の好みの商品だと思った」が最も多い理由として挙げられ、特に「菓子類」と「外食メニュー」においては40%を超える回答率でした。

「お店やサイトでその商品が目についた」という理由は、「菓子類」「インスタント食品・レトルト食品・冷凍食品」「飲料」「酒類」「外食メニュー」で20%台となっており、「新商品」として目立つ存在感が重要な購買要因になっていることがうかがえます。「化粧品」カテゴリーでは「自分の好みの商品だと思った」と「よい商品だと思った」の2つの理由がともに30%を超える結果となりました。一方で「買いやすい価格だった」は10%台にとどまっています。これは化粧品が比較的高価格帯の商品も多く含まれるため、簡単に購入の意思決定ができない要因になっていると推測されます。

前述の新商品に対する行動調査で「化粧品」の「詳細情報を調べる」と回答した人は20%程度でした。このことから、情報収集のプロセスを経て、自分にとって本当に良い商品なのかを見極めてから購入に至る消費者が多い傾向が示されています。

3. 約4割が新商品にワクワク感を持つ一方、購入のための行列には抵抗感あり

さらに、商品購入に関する意識や行動について詳しく分析されています。

「トレンド情報や流行に詳しい」と自認する人は「非常にあてはまる・ややあてはまる」の合計で17.5%でした。同様の合計値で見ると「新商品が並んでいるとワクワクする」は38.7%、「新商品と聞くとすぐ試したくなる」は34.1%となっており、トレンドに詳しいという自己認識がなくても、「新商品」に心を動かされる消費者は多いことがわかります。

また、「限定商品と言われるとつい買ってしまう」も合計で39.8%と、「限定」という言葉に魅力を感じる消費者の割合は新商品にワクワクする人とほぼ同等であることが明らかになりました。

一方で、「人気の商品でも行列に並んでまで買いたくない」という考えに同意する消費者は半数を超える結果となりました。人気商品や限定商品を購入するために行列に並ぶ現象は近年よく見られますが、多くの消費者にとって行列に対する抵抗感は依然として高いことがうかがえます。

なお、CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っているとのことです。

調査概要

調査地域:全国

調査対象者:男女16~69歳のV会員

調査期間:2025年3月13日(木)~2025年3月19日(水)

有効回答数:1,494サンプル

※ 性別・年代別の構成が日本の人口構成比に近くなるようにサンプルを回収しています。

出典元: CCCMKホールディングス株式会社 プレスリリース

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