シナジーマーケティング株式会社(大阪市北区に本社を置く、代表取締役社長 兼 CEO:奥平 博史、以下「シナジーマーケティング」)は、ジャパンラグビーマーケティング株式会社(東京都港区に本社を置く、代表取締役:岩渕健輔/東海林一、以下「JRM」)に対し、同社のクラウド型CRMシステム「Synergy!(シナジー)」の導入を発表しました。この導入により、JRMはデータドリブンなファンマーケティングを強化し、ラグビーファンとのエンゲージメントをさらに高めるデジタル戦略を進化させることを目指します。
この記事の目次
導入の目的と背景
背景:ラグビー人気の持続的拡大に向けた課題
JRMは、ワールドカップなどの国際大会を契機にラグビー人気を持続的に広げるファン基盤の拡大に向け、デジタル活用によるファンマーケティングの強化に取り組んでいます。しかし、その過程で以下のような課題が明らかになりました。
- ファン層の拡大と定着:大規模イベント後にファンの関心を持続させることが難しく、定期的な観戦習慣を促進する仕組みが不足していました。
- パーソナライズされた情報提供:ライトファンとコアファンそれぞれに適したコンテンツを提供することが難しくなっていました。
- データ活用の最適化:チケット購入履歴やグッズ販売データの一元管理及びその活用が不十分でありました。
- マーケティング業務の負担:従来のツールではセグメント配信の操作が煩雑で、効果的な施策を実施するのに時間がかかっていました。
目的:「Synergy!」を使ったデータドリブンマーケティングの推進
これらの課題解決を目指し、JRMは「Synergy!」を導入することにしました。具体的な目的は以下の通りです。
- 運用負荷の軽減:直感的な操作性により、マーケティング業務の効率化を目指します。
- 高度なセグメント配信:ファンの行動データを基に、ターゲットに最適な情報を提供します。
- データ統合による精度向上:チケット購入歴や来場歴、グッズ購入履歴を統合し、個別対応の施策を強化します。
- ファンとのエンゲージメント強化:SNSやデジタル広告を連携させ、より魅力的な体験を提供していきます。
「Synergy!」導入によりJRMが期待する具体的成果
1. マーケティング業務の効率化
- CRM機能の強化により、ファンの興味や行動履歴をリアルタイムで分析できるようになります。
- 従来手動で行っていたターゲティングが自動化され、作業時間の大幅な短縮が期待されています。
2. メール配信の精度向上
- 「特定の試合のチケットを購入したが次回の試合をまだ購入していないファン」といった詳細なセグメント設定が可能になります。
- 行動データに基づいたリマインド通知により、リピート率の向上が期待されます。
3. クラブ間の情報共有の強化
- 各クラブの成功事例を可視化し、マーケティング施策の質を向上させます。
- データに基づいたPDCAサイクルを運用し、施策の最適化を加速させます。
今後の展望
シナジーマーケティング社は、JRMとの連携を深めながら「Synergy!」の活用をさらなる拡大を目指し、ファンマーケティングの高度化を支援していきます。具体的な計画には以下が含まれます。
- リードナーチャリングの強化:新たなファン層を広げるためのエンゲージメント向上プログラムを開発します。
- チケット販売戦略の最適化:購入履歴データに基づき、特定試合に向けたターゲティング施策を強化します。
- ファンエンゲージメントの多様化:試合当日の来場履歴と連動したリアルタイム施策を導入します。
これらにより、JRMとの共闘を通してラグビー界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進し、多くのファンがラグビーを楽しめる環境を構築していくことを目指しています。
Synergy!について
Synergy!は、2005年にサービスを開始し、約5,100社への導入実績を誇る国産のクラウド型CRMを基盤とした「マーケティングSaaS」です。顧客情報を統合管理するデータベースに基づき、大規模なアクセスにも対応可能なWebフォーム機能や、多様な条件設定が可能なメール配信機能を備えています。インフラ基盤はアマゾンウェブサービス(AWS)に移行されており、高いセキュリティと拡張性を確保しています。単なるシステム提供にとどまらず、お客様の課題に向き合うサポート体制も特徴です。2025年にサービス開始20周年を迎えるSynergy!は、CRM機能に加え、マーケターの様々な課題解決を支援する「マーケティングSaaS」へと進化を続けています。
出典元: シナジーマーケティング株式会社 プレスリリース