LINEヤフー、LINE公式アカウントの新機能「チャットProオプション」を発表

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、企業や店舗向けに提供している「LINE公式アカウント」に有料オプション「チャットProオプション」を新たに導入しました。このサービスは、3月4日より利用が可能になります。

「チャットProオプション」の概要

「LINE公式アカウント」は、個々のユーザーに対してパーソナライズされた双方向コミュニケーションを支援するため、1対1でユーザーと対話できるチャット機能「LINEチャット」を提供しています。今回追加される「チャットProオプション」により、企業や店舗はさらなる充実したチャット機能を利用できるようになります。

この新機能の目玉は、アカウントオーナーが任意に設定したタグ※1でユーザーとのやりとりのチャットルームを絞り込み、閲覧や管理を行いやすくする「カスタムフィルター」の導入です。この機能を活用することで、管理画面上でのユーザーとのコミュニケーション状況を視覚的に把握できるようになります。

※1 「タグ」機能により、友だち追加したユーザーに個別にタグを設定でき、同じタグが付けられたユーザーを一覧で確認したり、タグ付けしたユーザーにのみメッセージを送信できます。

新機能「カスタムフィルター」

新機能 アップデート

利用料金は月額3,000円(税別)で、「チャットProオプション」は「LINE公式アカウント」の管理画面から購入が可能です。また、この新しいオプションの導入により、チャット履歴やタグ、ノート※2の無料利用範囲にも変更が発生します。基本的なチャット機能は引き続き無料で提供されますが、「チャットProオプション」の導入によって、チャット履歴の保存期間の延長や、使用できるタグやノートの数が増え、アカウント運用がより効率的にできるようになります。詳細は以下の表をご覧ください。

※2 「ノート」機能は、個別の友だちとのチャットルーム内で活用でき、ユーザーとのやり取りから得た情報を記載するのに役立ちます。ノートに記載された内容は、友だち追加したユーザー自身には見えません。

「基本機能」と「チャットProオプション」の比較

基本機能 vs チャットProオプション

※LINE公式アカウントの月額プランとは異なる料金体系のオプションです。

※チャット履歴は2024年1月1日以降のデータが対象で、テキストメッセージ、画像やビデオなどのファイルについては、オプション購入時から最大5年間保存・閲覧が可能です。「チャットProオプション」を解約しても、再度購入により最大5年間のチャット履歴にアクセスできます。

※「チャットProオプション」を購入しない場合でも、グループや複数人トークルーム内の画像やビデオは2週間、ファイルは1週間の保存・閲覧期間となります。

※既存のタグやノートは削除されず、そのまま引き続き利用できます。2025年3月4日以降に新規に作成する場合は上記表の規定が適用されます。

背景

「LINE公式アカウント」は法人向けのアカウントサービスで、企業や店舗がユーザーとのコミュニケーションを行うためのツールとして提供されています。このサービスは2012年から提供が開始されて以来、ユーザーとの重要な繋がりをサポートするプラットフォームとして進化を続け、さまざまな機能追加やアップデートが実施されてきました。

現在、国内で認証を受けたアクティブアカウントは61万※3を超えており、大企業から中小企業、飲食店など幅広い業種で利用されています。LINEヤフーは、顧客接点を一元化し、LTVを最大化するための「Connect One」構想※4を掲げており、企業や店舗がユーザーとの深い繋がりを築けるようなサービス提供を続けています。

※3 2025年1月時点のデータで、認証済みアカウントのアクティブアカウント数を記録したものです。

「チャットProオプション」は今後も新機能追加が予定されており、2025年度内には生成AIを活用した新機能の導入も検討されています。企業や店舗のビジネス成長を支えるツールとして、機能を継続的に更新する方針です。

LINEヤフーは「WOWなライフプラットフォームを創り、日常に『!』を届ける。」という使命のもと、ユーザーに感動を与えるサービスを提供し、インターネットの力を通じてより豊かで便利な生活の実現に寄与していくことを目指します。

「LINE公式アカウント」について

「LINE公式アカウント」は、企業や店舗がアプリ「LINE」にてアカウントを作成し、友だち追加してくれたユーザーとの継続的で双方向的なコミュニケーションを実現するサービスです。「Messaging API」などの各種APIを利用することで、集客・販促活動の強化や「メンバーシップ」機能の活用、さらに「拡張機能」や「LINEミニアプリ」、「LINEで予約」との連携により、収益化活動やデジタルトランスフォーメーションを支援し、ユーザーのLTV最大化を実現します。

出典元:LINEヤフー株式会社 プレスリリース

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