エコー・ジャパン、LINE活用で売上2倍達成の成功事例

エコー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:パンソップ・シム)は、Micoworks株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:山田 修)と提携し、マーケティングプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」を活用して顧客の行動に基づいた情報発信を行い、LINE経由でのセール売上を2倍にすることに成功したと報じています。
この取り組みでは、顧客との接点をLINE公式アカウントで強化し、関心や行動に応じたパーソナライズされたメッセージを配信することで、EC売上の最大化を図っています。

 

導入の背景と目的について

国内の靴・履物市場は、コロナ禍による外出自粛の影響を受けている状況ながら、回復の兆しを見せていると言われています。2023年度の国内靴・履物小売市場の規模は1兆2,265億円と推定されていますが、コロナ前の2019年度に比べると依然として低いものの、昨年比では9.5%の増加を記録しています。

特にコロナ以降はリモート勤務やハイブリッドワークの普及により、ビジネスシーンでもスニーカー等のスタイルや高機能なシューズの需要が増加しています。消費者のトレンドは大きく変わっており、それに応じた商品提供が求められています。

世界90カ国以上で展開する北欧発のグローバルシューズブランド「ECCO(エコー)」は、日本国内に約50店舗とECサイトを持っており、主にレザーシューズを取り扱っています。

日本の顧客に高品質な革製品と快適な履き心地を提供するため、エコー・ジャパンは「MicoCloud」を導入し、パーソナライズされたアプローチを通じて顧客との関係構築を目指しています。

導入後の活用方式と成果

2024年11月、LINE経由のセール売上が2倍に、販促期間中のEC売上を最大化

ユーザーの興味に基づいてセグメント配信を行うことで、一斉送信と比較し配信反応率は実に3倍になったとのこと。さらに、2024年11月に実施されたブラックフライデーセールでは、前年の夏のセールと比べて、LINE経由の売上が2倍に達し、LINEからのメッセージをきっかけに販促期間のEC売上を大幅に引き上げることに成功しました。

カート放棄者にLINEでリマインド配信、ROASが4倍に、購入検討者を後押し

エコー・ジャパンは、ECサイトの閲覧履歴やカート放棄などのユーザー行動をトリガーとした自動配信も行っています。具体的には、カート放棄から3時間後に「お買い忘れはございませんか?」というリマインドメッセージを送り、購入を検討しているお客様に最後の一押しをしています。その結果、配信後の購入完了率が向上し、カート放棄者への配信でROAS(広告費用対効果)が4倍になる成果を上げています。

ご担当者のコメント

エコー・ジャパン株式会社 金子様

日本の顧客は日常的にLINEを利用しており、親しみやすいコミュニケーションを好む傾向があるといいます。「MicoCloud」の導入により、お客様にとって身近に感じられるチャネルで、一人ひとりの興味や要望に応じたアプローチが可能となりました。今後は、顧客体験の向上と市場拡大を視野に入れ、さらに細分化されたセグメンテーションとパーソナライズ配信によって、お客様のライフスタイルに適したシューズを提案していきたいと考えています。

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ