ペッレ モルビダがFirework導入で動画マーケティングを強化 オンラインとオフラインの接点を創出

導入事例

日本のバッグブランド「ペッレ モルビダ」を展開する株式会社ウエニ貿易が、Firework Japan株式会社の動画マーケティングソリューション「Firework」を導入し、公式ECサイトにおける動画マーケティングの強化を目指した。これにより、ライブ配信やショート動画を駆使した新たな販売戦略を導入し、購買率の向上と新規顧客層の獲得を実現した。

1. 導入の背景

「ペッレ モルビダ」は、日本の職人技によって生み出されるバッグブランドで、「船旅に持っていきたくなる優雅なバッグ」をテーマに掲げている。主に30~40代男性に支持されているが、最近では若年層や女性からの人気も急増している。

新型コロナウイルスの影響で卸売の減少が見られ、直営店とECサイトの強化が求められる中、テキストと静止画像では商品の魅力を十分に伝えるのが難しく、SNSでの発信にも視聴データの分析不足が影響していた。そこで、Fireworkの導入を決定し、顧客体験の向上を図った。

2. Firework導入の経緯と活用内容

Fireworkを導入する決め手は、複数のプラットフォームに同時に配信できることと、詳細な視聴データの分析が可能な点であった。この機能によって、メルマガやLINEを利用したライブ配信の告知が実現し、新たな顧客層へのアプローチが可能となった。具体的な動画マーケティング施策は以下の通りである。

  • 多チャネル配信機能:メルマガやLINEを用いてライブ配信を告知し、多様な年齢層の顧客にリーチする仕組みを整えた。

  • 視覚的な商品訴求:ライブ配信中にFireworkの「カード機能」を活用し、リアルタイムで商品の詳細情報や価格を表示。視聴者はそのまま商品ページにアクセスし、購入の促進が実現した。

  • 視聴データの分析:得られた詳細データを元に顧客インサイトを分析し、施策のPDCAサイクルを迅速に回している。

現在、「ペッレ モルビダ」では週に1回、ライブ配信を行っており、新商品の特長や使用感を紹介し、視聴者からのリアルタイムの質問にも応じることで、オンラインでの接客体験に近い環境を提供している。また、ライブ配信のアーカイブをECサイトに掲載し、視聴希望者がいつでもアクセスできるよう整備した。この取り組みにより、購入を検討している顧客が商品の詳細を容易に確認できる状況が整った。

Fireworkの導入は、オンラインとオフラインの相互作用を促進し、多数の顧客との新しい接点を生み出している。

3. 導入効果

Fireworkの導入以降、以下のような効果が得られた。

  • コンバージョン率の向上:ライブ配信を視聴した顧客の購買率が大幅に上昇し、特に新商品やコラボアイテムでの成果が顕著である。

  • サイト滞在時間の改善:動画コンテンツの活用により、ECサイトの訪問者の滞在時間が大きく増加し、顧客の体験が向上した。

  • オンラインとオフラインの連携強化:ライブ配信の視聴後に店舗を訪れる顧客が増加し、OMO施策が具体化している。

  • 顧客インサイトの獲得:動画視聴データの分析を通じて、新たな購入行動の傾向を把握し、施策改善に役立てている。

4. 今後の展望

今後、「ペッレ モルビダ」は視聴データを基に顧客のニーズを深く理解し、さらなる多様な展開を検討していく。ショート動画を駆使し、パーソナライズされたコンテンツを提供することで、より多くの人々にブランド体験を楽しんでもらう計画である。特に、ショート動画を通じて若年層や新規顧客へのアプローチを強化し、地域密着型のファンベースを構築することを目指している。

ペッレ モルビダ担当者コメント
Fashion&Lifestyle事業部スーパーバイザー 岩本尚大氏

「Fireworkの導入によって、オンラインとオフラインの双方で顧客との接点を強化することができました。特に、ライブ配信を通じてリアルタイムで商品の魅力を伝えられることや視聴者との直接的なコミュニケーションの重要性を実感しています。今後も動画を活用し、ECサイトでのパーソナライズ施策や顧客体験の向上を図ります。」

Firework担当者コメント
Firework Japan株式会社 Country Manager 瀧澤優作氏

「ペッレ モルビダ様の取り組みは、動画を通じた顧客接点の強化によりオンライン販売を進化させた成功事例です。今後もさらなる成果を生むため、全面的にサポートを提供していきます。」

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