2024年を振り返る食の満足度と予測される節約志向、家庭菜園の浸透が浮き彫りに

約3万人の「フーディスト®(料理インフルエンサー/料理クリエイター)※」が所属する日本最大級の料理インフルエンサーネットワーク事業「フーディストサービス( https://foodist-service.jp/ )」を運営するアイランド株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:粟飯原理咲)は、会員登録者に対して食や料理をテーマにした2024年の振り返りと2025年の展望に関するアンケートを実施したことを発表しました。

2024年の生活全般に対する満足度は61%が「満足」と回答している一方で、物価の高騰が家計に与える影響を感じており、時短・簡単料理や節約料理の需要が高まっていることが明らかになりました。2025年の食費については、54%が「前年と同程度を維持」を希望し、27%が「節約のために削減」を示しており、今後も「節約志向」が続くと考えられます。また、支出のバランスやプチ贅沢の意識も際立っています。

【調査サマリー】

<2024年振り返り>

・生活全般への満足度は61%

・作る頻度が高かった料理は「短時間で作れる料理(50%)」「健康を意識した料理(48%)」

・食材購入時の意識は「低価格の食材」「規格外や訳あり」「日持ち」など、食材価格の高騰が影響

・食材の買い方は「必要なもの以外は極力購入しない」が半数以上、家計を守るための「メリハリ」の意識が強い

<2025年について>

・食費について「前年と同程度を維持」が54%、「節約のために削減」は27%

・取り入れたい食関連キーワードは「昔ながらの手作り料理(56%)」「家庭菜園(38%)」「サスティナブルな調理(37%)」が上位

【調査結果】

(1)2024年振り返り:生活の満足度

2024年の生活満足度に関して、61%が「満足」、39%が「満足していない」と答えました。自然災害や経済の厳しさが影を落とした年ではあったものの、多くの人が自分自身の生き方や家族との日々に対して高い満足度を感じていることが分かります。しかし物価の上昇が生活に大きな影響を与えています。

【満足している】

・物価の上昇や食料品不足を乗り越え、工夫して家庭料理を丁寧に作れることができた(50代・女性)

・久しぶりにプライベートで海外旅行に行き、趣味にも没頭できた(40代・女性)

・家族全員が健康で、行きたい場所に行ってやりたいことができた(50代・女性)

・定年後に始めた家庭菜園で充実した生活を楽しんでいる(60代以上・男性)


【満足していない】

・米の値上がりが一番の打撃だった(30代・女性)

・食品の高騰の影響で外食を減らし、食材も控えるようになった(60代以上・女性)

・様々な価格上昇に伴い行動範囲が狭まってしまった(50代・男性)

・収入が安定せず、貯金が減り続け、今後の生活に不安を感じている(30代・女性)

(2)2024年振り返り:作る頻度が多かった料理

料理

2024年に作る頻度が高かった料理の中で、「短時間で作れる料理」が50%を占めており、最も多く、続いて「健康を意識した料理(48%)」「節約料理(43%)」「麺類(32%)」とランキングされており、時短・簡単・節約料理のニーズが引き続き高まっています。

(3)2024年振り返り:食材購入時に意識していたこと

食材購入

2024年の食材購入時に重視した要素としては、「健康を意識した食材・調味料(52%)」が最多で、最近の健康志向が反映されています。また、「低価格の食材や調味料(40%)」「訳あり食材(39%)」「日持ちする食材(34%)」なども多くの支持を集めており、物価の高騰が背景にあると考えられます。

(4)2024年振り返り:食材の買い方

食材の買い方

食材の購入方法については、「必要なもの以外は極力買わない(55%)」「全体的に食費を節約する(49%)」「時折贅沢な買い物をする(48%)」が上位を占めました。物価の影響から、家計を守るために本当に必要な商品を見極める「メリハリ」のある購買意識が表れています。

(5)2025年:食費をどのようにしていきたいか

2025年の食費

2025年の食費に関する考えとして、「2024年と同程度を維持」が54%、「節約のために食費を削減」が27%と報告されており、物価が高騰し続ける中、「節約志向」が続くことが予想されます。ただし、「しっかりと貯蓄したい」「自炊と外食を上手く両立したい」「出費を現状のまま維持したい」といった意見もあり、支出への意識が明確に変わってきています。

(6)2025年:取り入れたい食関連のキーワード

食関連のキーワード

2025年に取り入れたい食関連のキーワードとしては、「昔ながらの手作り料理(56%)」「家庭菜園風の自給自足(38%)」「持続可能な調理(37%)」が挙げられました。また、「健康を意識した発酵食品の摂取」「自動調理家電の活用で時短と節約」「外国料理の導入による食事のバリエーション追求」など、健康的で合理的な食生活を求める意識が高まっています。

出典元:アイランド株式会社 プレスリリース

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