Supershipが新たなマーケティングサービス「0次分析 the Beyond」を提供開始　データを駆使し戦略立案を支援

2024年12月19日 2024年12月19日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

Supership株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長CEO：稲葉真吾、以下、Supership）は、データサイエンスを駆使し、戦略立案から実行までを包括的にサポートする新たなマーケティングサービス「0次分析 the Beyond」の提供を開始した。このサービスは、マーケターの「直感」を科学的なアプローチに進化させ、戦略設計から施策の実行、効果の検証までを支援することにより、マーケティング活動全体の精度および効果の向上を図ることを目的としている。

この記事の目次

1 ■Supershipのアドテクノロジー基盤
2 ■0次分析の概要
3 ■エレベーター型マーケティングによる効果的なアプローチ
4 ■マーケティング支援の全体像
5 ■「0次分析 the Beyond」における科学的アプローチ
6 ■代表的な活用シーン
7 ■将来的な展望

■Supershipのアドテクノロジー基盤

Supershipは、自社開発の広告配信基盤を中心に、様々なデータと高度な技術を融合させることで、クライアントのビジネス成長を最大化するデジタルマーケティングソリューションを提供している。

KDDIが顧客からの同意に基づいて収集した属性情報・利用情報（※）や国内最大級の広告配信ログ、データパートナーが保有するデータアセットを活用し、TVer、ABEMA、Spotifyなどのプレミアムメディアに向けた動画および音声広告に特化したソリューションを展開。さらに、「ScaleOut DSP」によるインストリーム配信技術とDMP「Fortuna」を組み合わせ、LINEやFacebookなど主要プラットフォームとの連携を実現し、高い広告効果を発揮している。

（※）データは個人を特定できない形式に加工している。

■0次分析の概要

0次分析は、従来のマーケティングデータの概念を刷新する試みである。企業が保持する「1次データ」や調査会社から得る「2次データ」に対して、「0次データ」は、KDDIが取得した顧客同意に基づく属性情報や自社の広告配信基盤で収集した配信ログに基づく生活者行動データを示し、新たなデータ層を提供する。このユニークなデータを利用することで、従来の仮説にとらわれず、ゼロベースでのターゲット設定を実現することが0次分析の特長である。

■エレベーター型マーケティングによる効果的なアプローチ

従来の「ファネル型」マーケティング手法は、市場全体から認知、興味、検討の段階を追ってターゲットを絞り込むが、機会損失が多く、本来アプローチすべきでない層への無駄な投資が発生していた。

0次分析では「エレベーター型マーケティング」という新思想を導入し、最終的にリピーターになる可能性の高いユーザー像を逆算し、そのユーザー像に近い新規顧客を特定する手法を採用している。検索履歴や関連コンテンツの閲覧傾向といった「動きやすい人」＝リピーターになりやすい顧客層を示すデータを基に効率的なターゲット設定を進める。

この新しい設計により、マーケティングの各段階で投資効率の高い顧客層へ適切にアプローチでき、結果として高いROIを実現することが可能となる。