パフォーマンステクノロジーネットワーク「afb(アフィビー)」< https://www.afi-b.com/ >の開発運用をおこなう株式会社フォーイットは、全国の20代~60代までの男女500人を対象にキャッシュレス決済に関するアンケートを実施し、年代別等の特徴についてまとめました。

【調査概要】

対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年6月5日
出典元:https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/14600

【質問:この中にキャッシュレス決済を利用して送金・受取をしたことがあるものはありますか?】

質問に対しての回答選択肢は以下

1.お年玉

2.入学祝い

3.ご祝儀

4.出産祝い

5.引っ越し祝い

6.香典

7.あてはまるものはない

  • 全体
全体

全国の20代〜60代の男女を対象に、「この中にキャッシュレス決済を利用して送金・受取をしたことがあるものはありますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「お年玉」で7.2%でした。次いで、「ご祝儀」が4.4%、「入学祝い」が4.0%で続くという結果になりました。また、「あてはまるものはない」と回答した方は87.0%でした。

  • 年代別
年代別

年代別で見ると、キャッシュレス決済を利用して各種送金・受取をしたことがある方は20代・30代で比較的多く、40代から60代にかけて少なくなるという結果でした。特にタイパ(タイムパフォーマンス)を重視するZ世代では、普段キャッシュレスでやり取りすることに慣れ親しんでおり、何かお祝い事があるたびに新札やご祝儀袋を用意して直接やり取りをするということに、煩わしさを感じてしまう方もいるのかもしれません。
また、30代になると「お年玉」をあげる側になる人も多くなると考えられますが、コロナ禍で親戚同士で集まることが難しくなった時期に、直接手渡しする代わりにキャッシュレスな方法で送ったという方がいた可能性が15.0%という数字からも伺えます。
その一方で、「香典」に関しては20代は2.0%、30代に至っては0.0%となっており、たとえ便利であっても亡くなった方へのお供えをキャッシュレスでやりとりすることに抵抗を感じる方が多いようです。

未婚・既婚別

未婚・既婚別

未婚・既婚別で見ると、キャッシュレス決済を利用して各種送金・受取をしたことがある方は、既婚者の方が多いという結果になりました。「お年玉」に関しては差がありませんでしたが、それ以外の項目では既婚者の回答がわずかに上回っています。結婚すると、これらのお祝いを送るだけでなく受け取る方も多くなると考えられます。最近では、コロナ禍以降のWeb招待状の普及に伴い、「Webご祝儀」サービスも広がりつつあります。多額の現金を管理せずに済むことや、受付の方の負担を減らすことができるなどのメリットから、キャッシュレスで受け取ったという方が一定数存在している可能性が伺えました。一方で、利用するWebご祝儀サービスによっては手数料がかかってしまうというデメリットや、味気ないと感じてしまうことなどから、まだまだ利用率は一桁に留まっているようです。

キャッシュレス決済は多機能化が進んでおり、買い物だけでなく個人間での送金や公共料金の支払いなど、さまざまな用途に使えるものに進化しています。ただ、これらの機能を十全に使いこなしているという方はどちらかというと少ないのではないでしょうか。これを機に、ぜひキャッシュレス決済の今まで使ったことがない機能について活用してみてはいかがでしょうか。

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