観葉植物・花苗等の鉢もの類において取扱高日本一の卸売市場を運営する、豊明花き株式会社(本社:愛知県豊明市、代表取締役:福永哲也 以下、豊明花き) は、このたび、花き(※1)流通プラットフォーム「ミライノミドリ」を9月13日(水)にリリースいたしました。

・「ミライノミドリ」の特徴
 ミライノミドリは、花き生産者が全国の卸売市場に商品を提案できる共通プラットフォームです。生産者自らが「こだわり」や「今この瞬間の魅力」といった情報(想い)をオンラインで提案します。これらの情報は、連携する全国の卸売市場を経由して園芸店や花屋等(以下、販売事業者)へ一斉に伝わることで、取引がはじまります。


・「ミライノミドリ」の概要

・「ミライノミドリ」を始めた目的
 これまでの花きの取引では、販売事業者は「卸売市場に入荷した商品から探して買う」という仕入だったため、生産者の想いが届きにくい状況でした。豊明花きは、この状況を変えるために生産者が商品提案できる花き流通ECプラットフォーム「イロドリ*ミドリ」を開発しました。イロドリ*ミドリは、年々、取引規模が増加し、2,100の生産者と3,800の販売事業者が参加する花き業界最大級のプラットフォーム(取扱高56.4億円 2022年実績)に成長しました。このプラットフォームでは、生産者と販売事業者が、デジタル取引として完結するため日々の受発注にかかる労力は軽減される上に、多くの参加者が出会うことで新しいマーケットや商材が開発される等のメリットも生まれています。
 こうした背景の中、豊明花きが運営する卸売市場(愛知県豊明市)との取引サービスである「イロドリ*ミドリ」について、多くの生産者、販売事業者から、各々の生産・販売事情にあった、近くの卸売市場での取引においても利用したいとの要望がありました。
 そこで、イロドリ*ミドリの運営で培ったノウハウとシステム基盤をオープン化し、全国の卸売市場で、また生産者自らの販売イベント等で利用できる花き流通プラットフォームとして「ミライノミドリ」を提供することにしました。

・「ミライノミドリ」の今後の展開
 花き流通プラットフォームとして、出荷伝票や納品伝票など、出荷段階における業務のDX化を推進していきます。また、ミライノミドリは、全国の卸売市場流通データと消費者の興味関心を示すデータとを紐づけ分析することで、「生産者」と「販売事業者」とをより迅速に確度の高いマッチングを目指します。まずは、JFIソリューション株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:重村修一郎)から提供される卸売市場流通データ(鉢もの類の流通シェア25%以上を網羅したデータ)と、GreenSnap株式会社(東京都中央区、代表取締役:西田貴一)から提供される植物への興味関心を示すデータ(植物に特化したアプリGreenSnapを利用する300万ユーザーから抽出)とを連携させる予定です。
 「生産者の想いも詰まった商品が全国津々浦々の店頭に並ぶ」そんな花き取引のミライを「ミライノミドリ」がつくります。

・豊明花き株式会社とは
 卸売市場の運営から商品企画、資材種苗販売、輸出を手がける花や植物の専門商社です。流通規模は、観葉植物・花苗等の鉢もの類における取扱高で日本最大(130億円)※2です。さらに、花き流通のECプラットフォーム「イロドリ*ミドリ」(取扱高56.4億円 2022年実績)を運営し、定期ルート配送や宅配梱包、値札付け等の流通加工サービスを提供することで、全国の販売事業者をサポートしています。

▽豊明花き株式会社 ホームページ
https://www.toyoake.or.jp/
▽ミライノミドリ WEBサイト
https://mirai-midori.jp/

※1 「花き」とは、観賞用の植物全般(切り花、観葉植物、鉢花、花木類、球根類、花壇用苗もの、芝生など)をさします。
※2 一般社団法人日本花き卸売市場協会「2022年花き市場流通調査概要」より

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