株式会社Spider Labs(東京都港区、代表取締役社長:大月 聡子、スパイダーラボズ 以下Spider Labs)が提供するアドフラウド(広告不正)対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ 以下Spider AF)」は、クリックを基にしたフリークエンシー分析機能の提供を開始しました。この分析により、各社ごとの最適な広告クリックによるサイト流入のフリークエンシーとCVR比較を即日可視化できます。これを利用してマーケティング設計の立案や、最適なフリークエンシーキャップを提案することが可能となりました。またフリークエンシー制限を適用できない広告媒体に対しても、Spider AF経由で各媒体でフリークエンシーキャップを実装する機能を提供し、広告運用担当者・広告代理店が実現したくともできなかった広告配信を実現可能となりました。

- 開発の背景
昨今、個人情報保護法の改正や大手プラットフォームによるサードパーティークッキー(以下、クッキー)の規制やITP規制が強化され、企業のデジタルマーケティングにおいてクッキーに依存したリターゲティング広告配信などの施策実施が困難になりつつあります。今後、広告効果の効率悪化やCPAの高騰が予想され、Spider AFでもアドフラウド対策に止まらず広く広告効果を改善することで広告主・広告代理店に貢献可能な機能の開発を進めています。
まずはアドフラウド対策技術を応用し、ユーザーが広告を何回クリックし訪れたかを可視化するクリックを基にしたフリークエンシー分析機能を提供いたしました。当初はアドフラウドユーザーによる広告の大量クリックを防止する手法としていた検知ロジックでしたが、この度広告施策全体でのクリック回数(ユーザーがサイトに訪れた回数)とCVR(広告クリックユーザーが広告の成果地点に辿り着く確率)の相関を可視化して、効率が悪化するクリックフリークエンシーユーザーに対して広告配信から除外する機能としてアップデートいたしました。
当初より短時間に大量にクリックが発生するIP・ブラウザを除外することでアドフラウドの対象となるユーザーを除外していたSpider AFの導入企業のデータでは、CPAが最大26%改善することも実現しました。また同時に企業側で取得が難しいクッキー以外のデータの取得と機械学習を用いた同一ユーザーの判定をSpider AFが実現し、新しいマーケティング分析手法を確立いたしました。
- フリークエンシーとCVRの関係性についての調査をオンデマンドウェビナーとして公開
今回、機能開発に先んじてクリック・フリークエンシーとCVRの相関関係を各業界で調査いたしました。こちらの機能ローンチに先立ちまして、オンデマンドウェビナー形式で先行で公開させていただきます。広告効果改善や業界ごとのCVR傾向にご興味ある方は、ぜひ下記URLよりオンデマンドウェビナーをご覧ください。
URL:https://jp.spideraf.com/frequency
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