WAQMIEL、配送品質を可視化する「おとどけ品質研究所」を提供開始 フードロス削減に貢献

WAQMIEL(わくみえる、本社:神奈川県川崎市、代表:中山拓哉氏)は、産地直送のEC事業者やふるさと納税の返礼品を扱う事業者に向けた配送品質の可視化サービス「おとどけ品質研究所(OTODOKE LAB)」を、2026年10月9日の「トラックの日」に正式にサービス提供を開始すると発表しました。
10月は「食品ロス削減月間」として定められており、同社は輸送中に発生する"見えない傷み"をデータによって可視化することにより、配送トラブルに起因する商品廃棄やクレームの削減、さらにはフードロスの削減に貢献していく考えを示しています。
サービス開発の背景
近年、産地直送ECやふるさと納税の市場規模が拡大している一方で、これらに取り組む生産者や事業者からは様々な課題が寄せられてきたとのことです。
具体的には、「届いた商品が傷んでいたとクレームを受けたことがある」「梱包を改善したいが、何を変えればよいか分からない」「配送中に温度が上がっていないか気になる」「クレームの原因が分からず、対策が勘に頼りがちになっている」「ふるさと納税やECでの低評価を防ぎたい」といった悩みが挙げられています。
配送トラブルは商品の廃棄や再送だけでなく、低評価レビューやリピート率の低下を招き、結果的にフードロスの増加にもつながります。しかし、配送中に箱の中でどのようなことが起きているかを確認するサービスはこれまでほとんど存在しませんでした。
「おとどけ品質研究所」は、この"見えない配送品質"をデータによって可視化することで、生産者や事業者が確信を持って梱包方法や発送方法を改善できる環境を提供するとしています。
サービスの概要
実際に発送する商品にデータロガーを同梱してもらい、おとどけ品質研究所宛に発送します。輸送中の温度、湿度、衝撃を計測するとともに、到着後は外装、梱包材、商品状態、結露、開封時の印象まで確認し、レポートにまとめて報告する仕組みとなっています。
確認項目
サービスでは8つの項目を確認します。温度変化、湿度変化、衝撃、外箱の傷み、箱の中の状態、商品の状態、結露・着霜、開封時の印象となっています。
サービスの流れ
サービスは6つのステップで進行します。
- 事前ヒアリング(商品特性、配送方法、梱包資材、過去のクレーム内容を確認)
- データロガーを同梱し、おとどけ品質研究所宛に発送
- 温度、湿度、衝撃を計測
- 到着時の状態を確認
- レポート作成
- オンライン報告と改善提案
提供内容
提供内容は、診断レポートPDF(輸送環境データ分析レポート)、計測データと到着時チェック写真、改善提案シート等となっています。
サービスを利用した顧客の声
冷凍便でも、ずっと氷点下とは限らない
株式会社くるくるやっほーの坂尾英彦さん(千葉県、品目:とうもろこし、きゃべつ、冷凍餃子等)は次のようにコメントしています。
夏場に冷凍餃子の配送試験を実施したところ、冷凍便で発送していても、配送拠点での積み替えやトラックの扉の開閉など、外気に触れたと考えられるタイミングで箱内温度が0℃を超えていることが分かったとのことです。「冷凍便だから大丈夫」と思っていましたが、実際の配送中の温度変化をデータで確認できたことで、見えなかったリスクに気づくことができたと述べています。商品の品質をより安定して届けるため、今回の結果をもとに、梱包方法や保冷の仕方を改めて見直していきたいと考えているとのことです。
「これで大丈夫」が、データで変わった
えひめ二宮果樹園の二宮昌基さん(愛媛県、品目:柑橘類)は次のように語っています。
輸送中に商品がどんな環境に置かれているか、これまでは届いた状態を見て「たぶん大丈夫だった」と判断するしかなかったとのことです。今回データロガーで計測してもらい、温度、湿度、衝撃が数字として見えたことで、自分が「これで十分」と思っていた梱包を客観的に見直すきっかけになったと述べています。直販をはじめたばかりの生産者ほど、一度「届くまでの数字」を知っておくことをおすすめするとし、梱包の自信は、データを見てから持つものだと実感したとコメントしています。
通常時料金プラン
なお、商品発送時の送料や資材費等は別途負担となります。依頼内容に応じたカスタマイズも対応しているとのことです。
活用シーン
このサービスは様々なシーンで活用できます。新商品のEC販売前、ふるさと納税返礼品の出荷前、高温期や繁忙期の配送確認、配送クレームの原因調査、梱包資材の見直し、ギフト商品の開封体験改善、高単価果物の発送品質確認、配送温度帯の比較検討などが想定されています。
おとどけ品質研究所の強み
おとどけ品質研究所には次のような強みがあります。全国50箇所を超える場所で、インターネット販売や梱包に関する講演やセミナーの実績があること、全国の生産者や加工事業者へのインターネット販売サポートを実施していること、野菜ソムリエの専門資格を保持し、品目特性に合わせたサポートが可能なこととなっています。
組織概要
WAQMIELの組織概要は以下の通りです。
所在地:神奈川県川崎市
代表:中山拓哉
設立:2023年11月
事業内容:食や一次産業に係るイベント企画、特産品やレシピ開発、写真や動画撮影
なお、10月9日「トラックの日」は、「と(10)ら(9)っく」の語呂合わせから、物流の安定的な確保とトラック輸送の重要性を伝えるために制定された記念日です。「食品ロス削減月間」は、食品ロスの削減の推進に関する法律に基づき、消費者庁、農林水産省、環境省等が10月を食品ロス削減月間、10月30日を「食品ロス削減の日」と定めています。
出典元:PR TIMES
