消費意識調査2026年版、1年前と比べて収入増加は2割弱・購買意欲が高い人は1割強という結果に

消費意識に関する調査の概要
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:清水慎太郎)は、12回目となる「消費意識」に関するインターネット調査を2026年9月1日から9月7日にかけて実施しました。この調査では、購買意欲の現状やその背景にある理由、お金をかけている分野や我慢している分野などについて詳しく調査されています。
調査対象は同社のアンケートモニターで、インターネット調査(ネットリサーチ)という手法が用いられました。回答者数は10,636名に達し、広範な意見が集められています。
収入額の変化に関する調査結果
1年前と比較して、生活全体の収入額が増えた人は、「増えた」「やや増えた」を合計すると2割弱という結果になりました。一方で、減った人は「減った」「やや減った」の合計で2割強となっており、「変わらない」と回答した人が60.4%を占めています。
年齢層別に見ると、若年層では収入が増えた人の割合が高くなっており、60代では減った人がやや高い傾向にあります。70代では「変わらない」と回答した人の割合が高くなっているのが特徴です。
購買意欲の変化について
1年前と比較して購買意欲が高い人は、「高い」「やや高い」を合わせて1割強でした。購買意欲が低い人は「低い」「やや低い」の合計で3割強、「変わらない」が57.5%という結果になっています。
購買意欲が高い人の特徴としては、若年層で比率が高く、特に女性10代・20代で顕著な傾向が見られました。また、1年前より収入が「増えた」と回答した人では4割強、「やや増えた」と回答した人では2割強が購買意欲が高いと回答しています。
お金をかけている分野と我慢している分野の分析
1年前と比較してお金をかけている分野については、複数回答で調査が行われました。最も多かったのは「食品・飲料」で32.3%、次いで「旅行、レジャー」が22.4%、「外食、グルメ」が17.4%という結果になりました。
年齢層や性別による違いも見られ、「映像・音楽コンテンツ、書籍・漫画、ゲーム」は10代から30代で比率が高くなっています。「外食、グルメ」「衣料品、アクセサリー」「美容、化粧品」については、女性若年層で比率が高い傾向が確認されました。
一方、今年お金をかけるのを我慢している分野については、「旅行、レジャー」が28.6%で最も多く、「外食、グルメ」が21.4%、「衣料品、アクセサリー」と「食品・飲料」がそれぞれ約15%という結果でした。
「衣料品、アクセサリー」「美容、化粧品」は女性で比率が高く、特に女性10代から40代で顕著です。「旅行、レジャー」については、男性10代から40代や女性10代・20代でやや低くなっているのが特徴的です。
消費行動スタイルの傾向
現在の消費行動において、自分に近いものを選んでもらったところ、「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」が35.9%で最も多く、「常に節約を意識している」が20.5%、「必要なもの以外はなるべく買わないよう、我慢する」が17.0%という結果になりました。
収入の変化との関連では、1年前より収入が「やや増えた」と回答した人では、「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」が他の層より高くなっています。一方、収入が「減った」と回答した人では「常に節約を意識している」が最も多い回答となりました。
今後1年間の購買意欲の見通し
今後1年間に購買意欲が高くなると思う人は、「高くなる」「やや高くなる」を合わせて1割という結果でした。若年層ほどその比率は高く、10代・20代では3割強が購買意欲が高くなると予想しています。
低くなると思う人は「低くなる」「やや低くなる」の合計で約25%、「変わらない」が64.2%を占めています。
回答者のコメントから見える消費意識
今後1年間に購買意欲が高くなる理由、低くなる理由について、全5,945件のコメントが寄せられました。その中からいくつかの代表的な意見が紹介されています。
購買意欲が高くなると回答した人の理由
「ずっと節約して買いたいものを買わず我慢して節約疲れ。そろそろ欲しいものにはお金をかけたいと思ったから」という51歳女性の声や、「コロナ前の日本に戻りつつを感じれるようになったので、一人旅を復活して楽しみ消費したい」という79歳女性の意見がありました。また、「経済的に余裕があり前期高齢者なので元気なうちは好き勝手したい」という67歳男性の声も寄せられています。
購買意欲が低くなると回答した人の理由
「現在、昨年よりも少し物を買いすぎているので、今後1年間は節約すると思うから」という26歳男性の声や、「品物の値段が上がっているので、購入に一層慎重になると思う」という42歳女性の意見がありました。さらに、「子ども2人が高校と大学にそれぞれ進学する予定なので、お金を好きに使えなくなりそうです」という52歳女性の具体的な理由も挙げられています。
変わらないと回答した人の理由
「これ以上増えるのはだめだと思っているけど、購買意欲自体は人生を楽しくするのである程度は必要だと思うから」という39歳女性の声や、「給与は上がると思うが、結婚に向けて貯金したい気持ちがあるため」という24歳女性の意見、「あまり購買に気を向けていると将来の備えがおろそかになりそうだから」という52歳男性のコメントなどが寄せられています。
調査結果から見える消費トレンド
今回の調査結果から、日本の消費者の意識について興味深い傾向が浮かび上がってきました。収入の変化が限定的な中、約6割の人が「変わらない」と回答しており、経済状況の安定と停滞の両面が見て取れます。
購買意欲については、全体的には慎重な姿勢が見られる一方で、若年層では比較的積極的な消費意欲が確認されました。特に女性10代・20代の購買意欲の高さは、この世代の消費が経済を牽引する可能性を示唆しています。
支出の優先順位では、「食品・飲料」が最も重視されており、生活必需品への支出は堅調である一方、「旅行、レジャー」や「外食、グルメ」といった体験型消費にも一定の需要があることが分かりました。
消費行動スタイルとしては、「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」というバランス型の消費が最も支持されており、極端な節約志向でも浪費志向でもない、メリハリのある消費行動が主流となっていることが確認されました。
なお、上記設問の他に、「支出額の変化」「消費に関する考え方」についても調査が行われています。
出典元:マイボイスコム株式会社
