バイセル、中国・杭州で合弁会社設立へ 中古ブランド品の海外販路拡大を本格化

リユースサービス「バイセル」を展開する株式会社BuySell Technologiesは、中古ブランド品の海外販路拡大を目的とした中国・杭州での合弁会社設立に関する契約について、本日開催された取締役会において決議したことを発表しました。
同社では、日本国内で販売が難しい商品を中国でリペアして現地販売するとともに、状態の良好な中古ブランド品を日本から米国などへライブコマースで販売する体制を強化していく方針です。
合弁会社設立の詳細
今回の合弁会社設立は、同社の連結子会社である「海南拜塞尔中古科技有限公司(バイセルチャイナ)」と、中国でライブコマース事業を展開する「吉奢礼(杭州)电子商务有限公司(吉奢礼/ジー・シェーリー社)」の創業者である何亮亮氏との間で行われます。新たに設立される合弁会社の名称は「桔夕璟曜(杭州)电子商务科技有限公司(桔夕璟曜/ジューシージンヤオ社)」となります。
新設される桔夕璟曜社には、現在吉奢礼社が保有している中古ブランド品に関するライブコマース事業やリペア事業などの主要機能が移管される予定です。これにより同社は、日本国内では販売しにくい商品を中国でリペアして中国国内で販売するとともに、状態の良い中古ブランド品を日本から米国などへライブコマースで販売する体制を強化していくとしています。
合弁会社は2026年10月16日に中国・杭州市で設立され、同年12月1日に事業を開始する計画です。
設立の背景にある市場環境
世界的に中古ラグジュアリー商品へのニーズが拡大しています。調査データによれば、ファッション・高級品の中古市場規模は、2022年時点の約1,300億ドル(約20兆円)から、2025年時点では約2,100億〜2,200億ドル(約32〜33兆円)まで、年平均成長率15〜20%で拡大していると推計されています。
BuySell Technologiesでは、出張訪問買取や店舗買取を通じて、全国各地で着物やブランドバッグなどを買い取り、オークションやEC、店舗などを経由して次に必要とする人へつないでいます。これらの販売先として、海外での販路構築を成長戦略における重要な柱として位置づけているとのことです。
2026年3月からは中国の吉奢礼社と提携し、中国および米国向けの中古ブランド品の販路構築に取り組んでおり、好調なトライアル結果を確認しているといいます。
今回、吉奢礼社との販売トライアルを経て、中国・米国を中心とした中古ブランド品の海外販路をより強固にすることを目指し、将来的な完全子会社化も視野に入れた合弁会社を設立することになりました。
提携先・吉奢礼社の概要とこれまでの協業内容
吉奢礼社は、中国において有数の規模を誇るライブコマースのスペシャリスト集団です。中国国内でTikTok海外販売アカウントの認証を取得したライブコマースのパイオニアであり、英語対応が可能なライバーを含む約80名の自社ライバーを抱えています。また、中国政府公認のブランド品鑑定機関が社内に常駐しており、厳重な正規品管理体制を構築しています。さらに、リペアやスタジオ運営までを一気通貫で内製化している点も特徴です。
吉奢礼社の主な特徴は以下の通りです。
- リペア機能:使用感のある中古ブランド品を自社でリペア可能な工房および専門人材が在籍しています
- 真贋鑑定機能:中国政府公認のブランド品鑑定機関が社内に常駐し、リペア商品を含む真贋鑑定を内製化しています
- 自社ライバー:英語で配信できるライバーを含む、約80名の自社ライバーが在籍する運営体制を整えています
- 人材育成の仕組み:ライバーの採用から育成までを担う教育組織を構築しています
これまでの業務提携の成果
両社は2026年3月に基本合意書を締結し、4月より海外への販売トライアルに取り組んできました。
中古ブランドバッグやブランド小物を中心に、「①使用感のあるC・Dランク商品の中国におけるリペアおよび中国国内ライブコマース販売」および「②状態の良いS・Aランク商品の米国向けのライブコマース販売」の2方向の施策を進めてきました。その結果、いずれも日本国内よりも高単価での販売が可能である好調な結果を確認してきたとのことです。

新設する合弁会社の概要と今後の展開
今回設立される桔夕璟曜社は、BuySell Technologies子会社のバイセルチャイナと吉奢礼社の創業者である何亮亮氏との間で設立され、現在吉奢礼社が保有する中古ブランド品におけるライブコマース事業、リペア事業や管理部門などの主要機能が移管されます。移管後の適切な事業運営および一定期間の業績結果を確認した上で、バイセルチャイナによる完全子会社化を目指すとしています。
桔夕璟曜社の概要は以下の通りです。
- 名称:桔夕璟曜(杭州)电子商务科技有限公司
- 所在地:中華人民共和国 浙江省 杭州市 钱塘区
- 代表者:何亮亮(吉奢礼社 創業者)
- 事業の内容:ライブコマース事業、リペア事業等
- 資本金:50万人民元(約1,200万円)
- 設立日:2026年10月16日(予定)
- 事業開始日:2026年12月1日(予定)
- 持分比率:何亮亮 90.0%、バイセルチャイナ 10.0%
リユースサービス「バイセル」について
「バイセル」は、中古品の買取・販売を通じて循環型社会の実現を推進するリユースサービスです。全国各地で着物や切手、ブランド品など、家に眠るさまざまな品物を買い取り、次に必要とする方へとつないでいます。
買取事業においては、業界最大級の規模を誇る出張買取に加え、アクセスに優れた立地の店頭買取、時間を気にせず利用できる宅配買取など、顧客に合わせた多様な買取方法を提供しています。
販売事業においては、リユース着物を扱うECサイト「バイセルオンラインストア」や、ブランド品・ジュエリーなどを扱うECサイト「バイセルブランシェ」をはじめ、実店舗や卸販売を通じて国内外へ販売を展開しています。

株式会社BuySell Technologiesの会社概要
会社名:株式会社BuySell Technologies
代表者:代表取締役会長 岩田 匡平、代表取締役社長兼CEO 徳重 浩介
本社所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-28-8 PALTビル
事業内容:出張訪問買取および店舗買取等によるリユース事業
上場市場:東証グロース市場(証券コード7685)

出典元:株式会社BuySell Technologies
