10代の約7割が「期間限定商品を買う」と回答、ワカモノリサーチが若年層の購買行動を調査

株式会社ワカモノリサーチが、全国の14歳から19歳の若者を対象に「期間限定商品」に関する購買行動についてのアンケート調査を実施しました。この調査では、10代の若者が「期間限定商品」が発売された際にどのような行動をとるのかについて、その実態と心理が明らかにされています。
約7割の10代が期間限定商品を購入、「不安」と「後悔」が購買の鍵に
調査の結果、「買う」と回答した若者は72.9%、「買わない」と回答した若者は27.1%となり、約7割もの10代が期間限定商品に強い関心を示していることが明らかになりました。
「買う」と回答した若者の理由を詳しく見ていくと、「今しかないなら買うしかない」「期間限定というブランドに負けてしまう」「今しか買えないと思うと欲しくなる」「その時にしか会えない一期一会だから」「期間限定って言葉に弱いから」といった意見が数多く寄せられています。「限定」や「今しかない」というキーワードに強く反応している様子がうかがえます。
さらに注目すべきは、「限定という言葉に弱く、1度逃したらしばらく、もしくは一生手に入らないということに強く抵抗を覚えるから」「今回を逃したらもう買えないかもしれないと思ってしまうから」という切実な声です。これらのコメントからは、「手に入らないかもしれない」という不安感が、購入を決断する大きな要因になっていることが読み取れます。
加えて、「買わないで後悔するよりも買って後悔したいタイプだから」「買って失敗しても気にしない。買わない後悔の方が大きいかも」といった、「後悔したくない」という心理を理由に挙げる若者も見られました。企業側としては、商品の品質はもちろんのこと、「買わなかった後悔」を想起させるマーケティング戦略を考慮することも有効かもしれないとされています。
一方で、後悔とは対照的にポジティブな感情を理由にする若者もいました。「ワクワクするから」「今しか食べられない特別感に惹かれるから」「限定ってだけで魅力的に見えちゃうから」「1回くらい食べてみようかな〜という気持ちになってしまうから」など、「特別感」や「ワクワク・ドキドキ」といった高揚感を味わいたいというコメントも多数見られました。こうした心を高ぶらせる感情は、期間限定商品の重要な要素であると言えそうです。
また、「スタバの限定は絶対飲むから」「雪見だいふくだったら買う」など、具体的なブランド名や商品名を挙げる若者の声も目立ちました。自分の好きなブランドやアイテムと「期間限定」という要素が組み合わさったときに、特に購買意欲が高まるという傾向が見て取れます。
約3割の「買わない」派、金銭面やハズレへの警戒心、安定志向が影響
一方、「買わない」と回答した27.1%の若者の意見を分析すると、「お金が無い」「お金がもったいない」「お金が勿体無いので基本見るばかり」「節約しているから」「大体高いから」など、「お金」に関する理由が非常に多く寄せられました。
特に17歳以下の若者からは、「気にはなるけれど、お金のことを考えて我慢する」という声が顕著でした。このことから、商品の内容や魅力以前に、「価格がいくらなのか」を冷静に判断している若者が一定数存在していることが分かります。
次に多かったのが、味や品質に対する不安の声です。「味に保証がないから」「美味しくない期間限定商品も増えたから」「あんまり当たりがない」「おいしくなかったら、普通のにしとけばよかったと思うから」「変なものもあるから」「まずかったら怖い」など、「ハズレたくない」という若者の心理が表れています。
こうした失敗への警戒心から、「安定して美味しいものが好きだから」「いつもの方が安心するから」「好きな物以外買わない」「挑戦せず、自分が好きなものを買う」といった、いつもの定番商品を選ぶ安定志向のコメントも多数寄せられました。せっかくお金を使うなら失敗したくないという慎重な姿勢がうかがえます。
さらに、「そんな興味ない」「あんまり興味ない」「特に気にならないから」など、そもそも「期間限定」という言葉自体にあまり心を動かされない層も一定数存在するようです。中には「日本人は限定が弱いという言葉に反抗する」といった、あえて期間限定商品に流されないという意志を持つ挑戦的な若者もいました。
そして興味深いのは、「前まではすぐ買っていたけど失敗が多かった」「だいたい騙されて買っちゃう」といった、過去に期間限定商品を購入して失敗した経験から学び、あえて距離を置くようになった若者の存在です。
スーパーやコンビニでの「期間限定」表示に反応する若者心理
スーパーやコンビニ、カフェなどで「期間限定」「今だけ」と書かれたポップを見かけると、思わず足を止めてしまう経験は誰にでもあるでしょう。気づいたらレジに向かっている人もいれば、「いやいや、きっとハズレだ」と冷静になる人もいます。
ある程度の収入がある社会人であれば、失敗しても金銭的な損失は限定的かもしれません。しかし、10代・高校生となると、お小遣いやわずかなアルバイト代でやりくりしているため、より慎重になるケースも多いと考えられます。
今回の調査では、そんな10代の若者が「期間限定商品」に対してどのような態度を取るのかについて、リアルな声が集められました。
調査概要
調査期間:2026年4月17日〜2026年4月20日
調査機関:株式会社ワカモノリサーチ
調査対象:全国の14歳~19歳の若者(男女)
有効回答数:347名
調査方法:インターネットリサーチ
出典元:株式会社ワカモノリサーチ
