Picaro.AI、Amazon広告運用で市場シェア分析を実現する「SQPダッシュボード」を提供開始

株式会社Picaro.aiが、Amazon広告運用・分析プラットフォーム「Picaro.AI」において、2026年6月3日より新機能「SQPダッシュボード」の提供を開始すると発表しました。本機能は、Amazon公式データである「SQP(Search Query Performance)」と広告データを統合し、市場全体における自社のシェアを可視化することを可能にするものです。

Amazon広告を運用する担当者の多くは、ROAS(広告費用対効果)やACoS(広告費売上比率)といった指標を中心に入札単価の調整を行っています。しかしながら、これらの指標が示すのは「広告内での成果」に限定されており、「市場全体の中で自社がどの程度のシェアを獲得できているか」という視点が欠けているという課題がありました。

広告データだけでは見えない市場全体の姿

広告運用の現場では、日常的にキャンペーン内のパフォーマンスデータが参照されています。一方でAmazonは、SQPという公式データを提供しており、このデータには「特定のキーワードが市場全体で何回検索されたか」や「そのキーワードにおいて市場全体でどの程度の売上が発生しているか」といった情報が含まれています。

これらのデータと広告データを組み合わせることによって、初めて「自社が市場においてどの程度のシェアを獲得できているのか、あるいは獲得できていないのか」を定量的に理解することが可能になります。

広告データのみを確認している運用者と、市場データまで把握した上で運用している運用者の間には、意思決定の品質において大きな違いが生じます。同社は、この情報格差こそが日本のAmazon出品事業者が直面している本質的な課題であると認識し、SQPダッシュボードの開発を進めてきたとのことです。

主要機能の詳細について

SQPダッシュボード:広告データと市場データの統合ビュー

従来は広告データとSQPデータを別々の画面で確認する必要がありましたが、今回の新機能により、1つの画面上で並べて確認することが可能になりました。

主な特徴として、以下の点が挙げられます。

  • ASINを選択するだけで、関連するキーワードと各種データが自動的に表示される機能
  • キーワードごとに「市場全体における検索ボリュームの推移」と「自社の検索シェアの変化」を一覧で確認できる機能
  • キーワードをクリックすることで、週次・月次のトレンドをドリルダウン形式で確認できる機能
  • 重要なキーワードをお気に入りに登録し、リスト上部に固定して優先的に管理できる機能

市場シェア分析の自動化と検索から購入までのデータ一元可視化

本機能では、キーワードごとの検索数、インプレッション数、クリック数、カート追加数、購入数までを一元的に可視化し、市場全体に対する自社シェアの推移を週次・月次で簡単に把握することができるようになりました。

これまで多くの企業においては、セラーセントラルからデータをダウンロードし、Excelで関数やピボットテーブルを使用しながら手動で更新・分析を実施する必要がありました。

今回の機能により、これらのデータが自動的に集計・更新されるため、レポーティングにかかる工数を大幅に削減することができます。さらに、検索から購入に至るまでの各指標を市場全体と比較しながら分析できるため、より迅速かつ精度の高い意思決定が実現するとしています。

SQPデータを参照しながらの入札調整が可能に

本機能では、SQPデータとSP広告データを同一画面で比較しながら、入札単価の調整を行うことができます。

具体的な活用例としては、以下のようなケースが想定されます。

  • 検索ボリュームが増加している一方で自社シェアが低下傾向にある場合は、入札を引き上げるタイミングと判断できます
  • 市場全体が縮小している一方で自社シェアは堅調な場合は、無理に入札を引き上げる必要はないと判断できます

広告指標だけでは気づくことができなかった「市場の文脈に基づいた判断」が可能になります。

Picaro.AIだからこそ実現できること

Amazon広告の運用において、ROASやACoSといった広告指標は重要な役割を果たしますが、それだけでは「現在の入札が市場全体から見て適切かどうか」を判断することはできません。

Picaro.AIのSQPダッシュボードは、Amazonが公式に提供するファーストパーティーデータであるSQPと広告データを同一画面で統合することで、市場全体を俯瞰しながら広告運用の意思決定ができる環境を提供します。「広告の最適化」にとどまらず、「市場における自社ポジションの把握」まで一気通貫で実施できることが、本機能の大きな特徴となっています。

Picaro.ai株式会社について

Picaro.ai株式会社は、Amazonを中心としたECコンサルティング・広告運用支援、AI・SaaS開発・提供を事業内容としています。代表者は下平季位氏で、2021年に設立されました。所在地は神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 WeWorkオーシャンゲートみなとみらい8階です。

出典元:株式会社Picaro.ai プレスリリース

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