
株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久)は、メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」を運営する株式会社バルクオム(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:野口 卓也)において、データレイクハウスネイティブCDP(カスタマーデータプラットフォーム)構築支援サービス「DendroBium(デンドロビウム)」の採用が決定し、顧客データ基盤の構築が完了したことを発表しました。
今回構築された顧客データ基盤は、2026年1月より本格的な運用を開始する予定となっています。この基盤により、データを活用したPDCAサイクルの高速化を実現し、KPI(重要業績評価指標)に基づいた迅速な経営判断を可能にすることで、顧客の解約防止とLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の最大化を目指すとのことです。
この記事の目次
導入の背景
急速な成長を遂げているメンズスキンケアブランドのバルクオムは、顧客体験の品質をさらに向上させるために、多様な顧客接点の整備と顧客データの統合・活用を積極的に進めてきました。その施策の一つとして、これまでの分散的なデータ管理体制から脱却することを決定しました。LTVの向上と継続率の改善を実現し、AIを用いた施策の精度を高めてパーソナライゼーションを確立するために、次世代型の顧客データ基盤の構築が必要となり、電通総研が提供する「DendroBium」の採用に至ったということです。
採用された理由
バルクオムが採用した「DendroBium」は、データインテリジェンスプラットフォーム「Databricks(データブリックス)」のレイクハウスアーキテクチャを基礎としたサービスとなっています。「Databricks」の優れた性能を持つ基盤の上に、電通総研が長期にわたって蓄積してきたデータ活用やCX(カスタマーエクスペリエンス)に関する専門知識と技術を組み合わせることで、バルクオムの複雑な業務要求やLTV戦略に完全にマッチしたコンポーザブルCDPとして構築されました。
バルクオムが本サービスを選択した主な理由は、以下の通りとなっています。
データ活用のPDCAサイクル高速化を可能にする統合基盤
「DendroBium」は、企業固有のニーズに対応するコンポーザブルCDPを構築し、「Databricks」上で顧客IDを起点としたあらゆるデータの統合を実現します。バルクオムにおいては、手作業でのデータ加工や集計業務から解放され、売上や顧客基盤の純増減などの主要KPIを週次で可視化できるダッシュボードの整備に成功しました。このダッシュボードを活用することで、全社的な現状を正確に把握できるようになっただけでなく、分析業務の属人化を防止し、データ活用の生産性を大幅に向上させることができる点が高く評価されています。
AI活用による解約防止とLTV最大化施策の推進
「DendroBium」が提供するAI/BI統合ダッシュボードは、単純な現状把握にとどまらず、AIエージェントが定量データおよび定性データ(VoC:Voice of Customerなど)から要因分析を実施し、深い洞察を提供できる機能を持っています。この点が高く評価されました。RFMスコアや属性情報を活用した解約予測モデルや予測LTVモデルを構築し、その分析結果から特定されたセグメント情報や予測スコアを、実行チャネルへタイムリーに連携できることで、バルクオムが目標として掲げるLTV向上や継続率アップを実現できる点が、採用の決定打となりました。
今後、バルクオムは「DendroBium」を活用した顧客データ基盤を最大限に生かし、分析結果を施策へシームレスに連携させるPDCAサイクルを高速化させ、LTV向上に向けたデータドリブン型CRM戦略の実行をさらに加速させていく予定です。電通総研は、この戦略的な転換を継続的にサポートしていくとしています。
※ RFMスコアとは、顧客を「Recency(最終購入日)」「Frequency(購入頻度)」「Monetary(購入金額)」の3つの指標でスコアリングし、顧客ロイヤルティや離脱リスクを可視化してセグメンテーション(分類)を行うための指標です。
参考資料
「DendroBium」について
「DendroBium」は、電通総研が長年にわたって培ってきたマーケティング基盤構築のノウハウと、最新のWebアプリケーションやマイクロサービス技術を融合させた次世代型のCDP構築サービスです。基盤にはレイクハウスアーキテクチャを採用しており、データレイクの柔軟性と拡張性、そしてデータウェアハウスの信頼性を同時に実現しています。構造化データ・非構造化データを問わず、多様なデータを一元管理し、幅広い分析を単一のプラットフォームで実行することが可能です。
バルクオムについて
バルクオムは、「世界のメンズビューティをアップデートし、グローバルシェアNo.1になる」というメッセージを掲げ、現代を生きる男性たちに"なりたい自分"へ進化できる自信を提供するブランドです。「男性の肌にとってどうあるべきか」を徹底的に研究し、厳選された成分と処方で高い効果実感を追求しています。天然由来成分を中心に、自然の力と科学の力を融合することで生まれる確かな効果実感と感覚的な豊かさが織りなす、機能と品質を提供しています。
電通総研について
電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンのもと、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能を連携させながら、企業・官庁・自治体や生活者を含めた「社会」全体と真摯に向き合っています。課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。
テクノロジーや業界、企業、地域の枠を超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進し、これからも人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新しい価値を創出し続けるとしています。
出典元:株式会社電通総研 プレスリリース













