
GMOインターネットグループ傘下のGMOペイメントゲートウェイ株式会社(代表取締役社長:相浦 一成、以下GMO-PG)は、AI時代における決済開発環境に適応したドキュメント基盤の整備を完了したことを発表しました。国内の決済サービスプロバイダー(PSP)としては初の取り組みとなります。
同社が提供している「PGマルチペイメントサービス」のオンライン総合決済サービスにおいて、大規模言語モデル(LLM)を用いた情報検索の際にも、開発者が必要とする仕様を正確に参照できるようドキュメント構造の再設計が実施されました。この取り組みにより、回答の精度向上が期待されています。
2026年2月3日(火)から、このドキュメントが一部の加盟店および開発会社に対して先行的に公開され、寄せられるフィードバックを取り入れながら改良が重ねられていく予定です。その後、2026年3月の本格公開が目指されています。
※日本市場を主要なサービス対象とする決済サービスプロバイダー(PSP)において、LLMによるWeb探索を想定したドキュメント構造の再設計とAI検索機能の実装を両立したケースとして初めて。GMO-PG調べ。
この記事の目次
取り組みの背景
日本国内のオンライン決済市場では、クレジットカード決済をはじめ、コンビニ決済やQRコード決済など、多種多様な決済手段が共存している状況です。その結果、決済システムの構造は複雑化しており、開発者は設計や実装の段階において、決済手段ごとに異なる条件や運用上の前提条件を含む仕様書を横断的に確認しながら判断を下す必要に迫られています。
加えて、不正対策をはじめとするセキュリティ対応、法規制や脅威の動向といった外部環境は日々変化し続けており、開発時に考慮すべき条件は絶えず更新されています。このような環境下では、仕様の誤読や参照漏れ、前提条件に対する理解不足が、そのまま品質や開発スケジュールに悪影響を与える可能性が存在します。
一方、開発者による情報探索の手法も変化を遂げています。ドキュメントをページごとに順を追って読み進めるだけでなく、LLMに質問を投げかけ、関連する情報を横断的に参照する探索方法が普及してきています。このような場合、情報が人間にもLLMにも理解しやすい構造で整理されているかどうかが、開発における判断のスピードと正確性を大きく左右することになります。
GMO-PGは、年間21兆円を超える決済処理を取り扱う中で蓄積してきた実運用における知見を開発ドキュメントとして整理し、LLMによる探索と人間による参照の両方に適した構造で提供していくとしています。
※2025年9月末時点の連結数値。
再設計された開発者向けドキュメントの詳細
今回再設計されたドキュメントは、以下の2つの柱を軸に構成されています。
LLMによるWeb探索を想定したドキュメント構造の再設計
開発者のビジネスシーンや決済手段別のユースケースが充実されるとともに、「PGマルチペイメントサービス」の基本的な情報やドキュメントのリンク集などがLLM向けに整備された「llms.txt」形式で提供されます。
これにより、LLMを活用した情報探索においても、開発者からの問いかけに対して仕様を踏まえた参照が実施されやすくなり、回答の精度向上が実現されます。
AI検索機能の実装
ページ構成や検索キーワードに依存することなく、検討中の内容や疑問点から関連情報を横断的に参照できる検索機能が提供されます。設計の検討段階から実装に至るまでのプロセスにおいて、情報探索にかかる負担を軽減し、参照効率を向上させます。
これらに加えて、接続方式ごとに分散していたドキュメントが1つのドキュメントサイトに統合され、検討から設計、実装までを一連の流れとして進められる構成に整備されています。
PGマルチペイメントサービスについて
PGマルチペイメントサービスは、クレジットカード決済をはじめ、コンビニ決済やQRコード決済など30種類以上の多様な決済手段に対応するオンライン総合決済サービスです。事業者のビジネス形態や成長段階に応じて、柔軟な決済基盤が提供されています。
また、OpenAPI仕様に基づいた設計・実装を進めやすい開発方式が採用されているほか、高水準のセキュリティや不正検知機能が装備されており、EC・デジタルサービス・BtoB取引など幅広い領域のオンライン決済を支えています。あわせて、開発者が必要な情報に正確に到達できるよう、ドキュメントや参照環境の整備も継続的に実施されています。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社について
GMOペイメントゲートウェイ株式会社は、オンライン化・キャッシュレス化・DXなどを支援する決済を起点としたサービスを提供している企業です。年間の決済処理金額は21兆円を超えており、オンライン総合決済サービスはEC事業者やNHK・国税庁などの公的機関を含む15万店舗以上の加盟店に導入されています。
決済業界におけるリーディングカンパニーとして、オンライン総合決済サービス、対面領域での決済サービス、後払い・BNPL(Buy Now Pay Later)、金融機関・事業会社へのBaaS支援、海外の先端FinTech企業への戦略的投融資など、決済・金融技術によって社会イノベーションを牽引し、持続可能な社会の実現と社会の進歩発展に貢献していくとしています。(2025年9月末時点、連結数値)
会社概要
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
会社名:GMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証プライム市場 証券コード:3769)
所在地:東京都渋谷区道玄坂1丁目2番3号 渋谷フクラス
代表者:代表取締役社長 相浦 一成
事業内容:総合的な決済関連サービス及び金融関連サービス
資本金:133億23百万円
出典元:GMOペイメントゲートウェイ株式会社 プレスリリース













