
株式会社TimeTechnologies(本社:東京都港区、代表取締役CEO 柴田剛)が、「LINE公式アカウントの利用実態」に関するアンケート調査の結果を発表しました。
企業と顧客を結ぶコミュニケーションツールとして広く定着している「LINE公式アカウント」ですが、多くの企業が導入を推進する中で、実際にユーザーはどのようなアカウントを登録し、どう活用しているのでしょうか。
今回の調査では、友だち登録数、メッセージの開封率、購買行動への影響など、ユーザーのリアルな利用実態が明らかになりました。
この記事の目次
調査概要について
調査手法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2026年1月
調査対象者:全国の15歳以上の男女
有効回答数:1,000サンプル
以下、今回明らかになった調査結果の詳細をご紹介します。
公式アカウント登録数は「1~2アカウント」が最多の21.7%、一方で「0アカウント」も23.3%と二極化傾向

現在どれくらいのLINE公式アカウントと友だちになっているかを尋ねたところ、LINE公式アカウントに友だち登録しているユーザーの中で最も多かった回答は「1~2アカウント」で217件(21.7%)となりました。必要な情報源のみを厳選して登録しているユーザーが多数いることが分かります。
また、全体を通じて最も多かった回答は「0アカウント」の233件(23.3%)であり、LINE公式アカウントを全く登録していない層も2割以上存在していることが判明しました。
その一方で、「3~5アカウント」が174件(17.4%)、「6~10アカウント」が140件(14.0%)と続き、さらに「10~30アカウント」が121件(12.1%)、「30アカウント以上」が115件(11.5%)という結果も見られました。
ポイント活動に積極的なユーザーや情報収集を重視する層では、多数のアカウントを登録しており、利用状況は「厳選して登録する派」と「多数登録する派」に二極化している傾向が浮き彫りになりました。
友だち追加の決め手は「クーポン・キャンペーン」が56.3%で圧倒的多数

続いて、LINE公式アカウントを友だち追加する際に決め手となるポイントについて質問が行われました。
その結果、圧倒的に多かったのは「クーポン・キャンペーン情報」で563件(56.3%)でした。実利的なメリットが友だち追加の非常に強い動機となっていることが明らかになりました。
次に多かったのは「ブランドのストーリーがわかるような投稿」が126件(12.6%)、「イベント・セール告知」が76件(7.6%)、「新商品・新メニューの情報」が74件(7.4%)という順番でした。新しい情報の受け取りや配送通知など、生活を豊かに、そして便利にする機能としての活用も広がっていることがうかがえます。
また、「お役立ち情報・コラム」が59件(5.9%)、「限定情報・先行案内」が23件(2.3%)となり、情報の質も重視されている様子が見られました。
メッセージ開封率は「10%以下」が41.1%で最多、ただし「約100%」開封する層も21.0%存在

企業から配信されるメッセージがどの程度読まれているのか、開封率についても調査が実施されました。
最も多かった回答は「10%以下」で411件(41.1%)でした。多くの公式アカウントから届く通知に対して、ユーザーは選択的に情報を処理している実態が明らかになりました。
しかしその一方で、「約100%」開封すると回答した層が210件(21.0%)存在しており、熱心なユーザー層が約4人に1人の割合で確認されました。
そのほか、「約50%」が138件(13.8%)、「約25%」が120件(12.0%)、「約10%」が121件(12.1%)と分散しています。
開封率は「なぜ友だち追加したのか」という理由と相関関係があり、自分にとってメリットが高いアカウントからの通知は確実に閲覧されている傾向があることが分かりました。
購入経験「ある」は25.3%、クーポンが購買のトリガーになっている可能性

LINE公式アカウントからのメッセージをきっかけに商品やサービスを購入したことがあるかという質問に対しては、「ある」と回答したユーザーは253件(25.3%)、「ない」と回答したユーザーは747件(74.7%)という結果になりました。
約4人に1人が「購入経験がある」という結果は、マーケティング面で大きな期待が持てる数字と言えるでしょう。
日常利用・還元施策が充実したアカウントが人気上位に
最後に、現在友だちになっている、またはおすすめのアカウントを質問したところ、以下の企業名が多く挙がりました。
- 飲食チェーン:マクドナルド、ミスタードーナツ、スターバックス
- 小売・アパレル:無印良品、ユニクロ
- 飲料メーカー:サントリー、コカ・コーラ
- 生活インフラ:ヤマト運輸、佐川急便
- プラットフォーム系:LINEクーポン、LINEポイント
日常的に利用頻度が高いブランドや、ポイント・クーポンなどの還元施策が充実しているアカウントが支持を集めている様子が見られました。
調査結果のまとめ
今回の調査では、LINE公式アカウントが多くのユーザーにとって「お得な情報の入手源」として定着していることが改めて確認されました。特にクーポンは友だち追加を促す強力なフックとなっているようです。
その一方で、メール開封率と比較するとLINEの開封率は依然として高い数字を示していますが、10%以下の開封率に留まってしまっている現実もあり、ユーザーは膨大な情報の中から自分に必要なものだけを選別していることがうかがえます。
企業側には、単なる一斉配信ではなく、ユーザーにとって真に価値のある情報やタイミングを見極めた配信が求められていると言えるでしょう。
出典元:株式会社TimeTechnologies プレスリリース













