夢展望株式会社、中国ECセール「W11」で流通総額100万元突破!Z世代に人気のアパレルブランドが中国市場で認知拡大

「カワイイ、カッコいい」を安心して手軽に楽しんでもらいたい!をコンセプトに、ECを中心としたアパレル事業を展開する夢展望株式会社(本社:大阪府池田市、代表取締役社長:津田 茂寿)が、2025年10月13日〜11月12日に開催された中国ECセール「W11」において、流通総額販売が100万元を突破したことが発表されました。同社は中国EC市場におけるブランド認知の拡大が進み、ライブコマースやSNS上での露出増加が奏功し、Z世代を中心に主要カテゴリーへの支持が高まっていると報告しています。

W11期間中の主な実績

W11期間(10月13日から11月12日)における夢展望の流通総額売上高は約1,090,000 RMB(約2,200万円)に達し、前年実績と比較して好調な結果となったことが明らかになりました。特筆すべきは新規顧客の獲得数が大幅に増加したことで、さらに既存顧客からの再購入も継続して好調であり、これらの相乗効果により顧客基盤全体の拡大につながっているとのことです。

また、同社のライブコマースにおける視聴数は増加傾向にあり、REDNOTE/小紅書を中心とするSNSプラットフォーム上では投稿や露出が活発化したことで、オンライン全体でのエンゲージメント向上が見られました。これらの取り組みにより、中国市場における夢展望のブランド認知度が一段と拡大しているようです。

主要カテゴリーの動向

学院風スタイル
地雷系・ダークガーリースタイル
量産型ガーリースタイル

W11期間中には、特に以下のカテゴリーが高い反応を獲得したと報告されています。

学院風スタイル

清潔感のある学院風コーディネートがSNS上で話題となり、このカテゴリーの売上高が大きく伸長しました。特に中国の若年層ユーザーの間で人気を博しており、学生風の制服要素を取り入れたファッションアイテムへの注目が高まっています。

地雷系・ダークガーリースタイル

黒や赤を基調とした強め×甘めのミックススタイルがライブ配信で注目を集めています。この独特な組み合わせはZ世代の間で人気が高く、ライブコマースを通じて多くの視聴者の関心を引きつけることに成功しています。暗めの色調と可愛らしいディテールの融合が、従来のファッションカテゴリーにはない新鮮さを提供しています。

量産型ガーリースタイル

フリルやリボンを取り入れたガーリーテイストが好調で、REDNOTE/小紅書での投稿が多数拡散されました。このスタイルはその名の通り、多くの若い女性に受け入れられやすいデザイン性と着こなしやすさが特徴となっており、SNS上での拡散性の高さが売上にも直結しています。

これらの主要カテゴリーが全体売上を牽引し、W11期間における夢展望のブランド認知と購入意欲の高まりに大きく貢献しているとのことです。特にSNS上での拡散効果により、ブランドの知名度向上と新規顧客獲得という好循環を生み出しているようです。

ユーザー反響を受け、主要都市でのポップアップストア開催の調査・検討を開始

W11における販売伸長とSNS露出の増加により、中国における夢展望ブランドの認知がさらに加速していると報告されています。この好調な市場反応を受けて、多くのユーザーからオフラインでの出店希望が増加していることから、同社では主要都市でのポップアップストア(快閃店)開催について本格的な調査・検討を進めているとのことです。

具体的な実施内容や時期については現時点では未定とされていますが、オンラインとオフライン双方でのブランド接点拡大を視野に入れ、最適な展開方法を引き続き検討していくとしています。これにより、デジタルマーケティングで獲得した顧客基盤を、リアルな体験を通じてさらに強化する戦略を模索しているようです。

中国のEコマース市場は競争が激しいものの、特定のカテゴリーやターゲットに特化したブランディングにより、日本発のアパレルブランドがしっかりとしたポジショニングを確立できることを示す事例となっています。特に若年層を中心とした顧客層の開拓に成功している点は、今後の越境EC展開を検討している他の日本企業にとっても参考になるでしょう。

夢展望株式会社は「カワイイ、カッコいい」というコンセプトを軸に、中国市場でのさらなる成長を目指しています。今回のW11での成功を足がかりに、どのような市場開拓戦略を展開していくのか、今後の動向が注目されます。

今後の展開について

今回のW11での好調な結果を受け、夢展望株式会社は中国市場での存在感をさらに高めるための戦略を強化していくものと思われます。特にZ世代をターゲットにしたマーケティングやプロモーションの拡充、ライブコマースの継続的な活用、さらにはSNSインフルエンサーとのコラボレーションなど、デジタルマーケティングを中心とした施策の展開が予想されます。

また、前述のポップアップストア展開が実現すれば、ブランド体験の強化やロイヤルカスタマーの育成など、オンラインだけでは得られない価値提供が可能になるでしょう。物理的な店舗展開は、ブランドのプレミアム感や信頼性向上にも寄与することから、中長期的なブランド価値向上策としても効果が期待できます。

中国EC市場での競争は年々激化していますが、夢展望のように明確なブランドコンセプトと効果的なデジタルマーケティング戦略を持つ企業にとっては、まだまだ成長余地が大きい市場だといえるでしょう。特に日本のカワイイ文化やファッションに対する関心が高い中国の若者層をターゲットにした展開は、今後も高いポテンシャルを秘めています。

夢展望株式会社の概要

会社名:夢展望株式会社
所在地:大阪府池田市石橋三丁目2番1号
設立:1998年 5月
資本金:1026百万円(2025年3月31日現在)
代表者:代表取締役社長 津田 茂寿
事業内容:衣料品・靴・雑貨のインターネット通信販売、雑貨等のOEM及び 生産管理、その他(広告販売、卸売等)

まとめ

同社は「カワイイ、カッコいい」を安心して手軽に楽しんでもらいたい!をコンセプトに、ECを中心としたアパレル事業を展開しています。国内のECサイト運営だけでなく、中国をはじめとする海外市場へも積極的に展開しており、今回のW11での成功はその戦略の有効性を示す結果となりました。

設立から20年以上の歴史を持つ同社は、変化の激しいアパレル業界において、常に新しいトレンドを取り入れながらも、自社らしさを失わないブランディングを続けています。特にデジタル時代におけるEコマースの成長とともに、ビジネスモデルを進化させてきた点が特徴です。

今後も、国内外での顧客基盤拡大に向けた取り組みを強化していくと見られ、特にZ世代を中心とした若年層へのアプローチや、デジタルマーケティングの一層の充実などが期待されます。また、オフラインでの展開も視野に入れた総合的なブランド戦略の展開により、さらなる成長を目指していくでしょう。

出典元:夢展望株式会社 プレスリリース

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