株式会社tashidelek.(本社:東京都渋谷区、代表取締役:北村 風優)が運営するアパレルブランド「ecmile.(エクミール)」の公式オンラインストアにて、株式会社comvey(本社:東京都中央区、代表取締役:梶田 伸吾)提供の郵便ポストで返却可能なごみゼロ梱包「シェアバッグ®︎」および関連オペレーションシステムの導入が2025年11月より開始されました。このサービス導入により、ユーザーの梱包に関するストレス軽減だけでなく、配送時に発生する梱包ゴミを最小限に抑え、ダンボール回収やゴミ焼却時のCO2排出量を85%以上削減することが可能となり、脱炭素化の推進に貢献します。

「ecmile.」公式オンラインストアで購入時にシェアバッグでの梱包、配送を選択可能に

商品ページにある「梱包方法」欄でシェアバッグ®︎を選択すると(※商品によって選択可否が異なります)、商品が専用バッグで配送されます。利用者はバッグを使用後、折り畳んで郵便ポストに投函するだけで返却が完了します。返却が確認されると、次回以降の注文で使えるクーポンが付与されるシステムとなっています。これにより消費者は環境負荷の軽減に貢献できるだけでなく、「梱包ストレス」(梱包が過剰、かさばる、解体やゴミ出しが面倒、環境への罪悪感など、EC購入後に消費者が感じる梱包に関するストレス)から解放され、より心地よい購買体験を得ることができます。

シェアバッグサービス紹介画像

サービス導入の背景

サステナブルを"正解"ではなく、"きっかけ"として

ecmile.は、"これが正解です"とは言わないブランドとして、ファッションの中に「小さな問い」や「気づき」を届けることを大切にしているとのことです。リサイクル素材やオーガニックコットンなどの環境配慮型素材の活用は重要ですが、どんなに優れた取り組みでも、消費者が日常生活で実感できる形でなければ継続は難しいという考え方を持っているそうです。

今回導入されたシェアバッグ®︎は、単に梱包ゴミを削減するだけでなく、商品を「受け取る」という日常的な瞬間に「これはいいかも」と感じてもらえる仕組みです。"捨てない"という選択を通して、ファッションをより身近な形でサステナブルにつなげていくことを目指しています。ecmile.は無理に変化を求めるのではなく、自分事として受け取った後の気づきから始まる優しい行動を促すことで、自然な循環を日常に届けたいと考えているとのことです。

シェアバッグ®︎の導入を通じて、消費者とともに持続可能なファッションの未来を目指す取り組みを進めています。

ecmile. Founder / CEO 北村風優氏のコメント

ecmile.では、" かわいいと思って選んだものが、たまたま人や地球にやさしい選択だった "という考えを大切にしているとのことです。シェアバッグの導入は、その想いを日常の中で体験できる仕組みのひとつだそうです。北村氏は「ダンボールを片づける小さな手間がなくなることで、お客様にとっての「心地よさ」が増え、同時に環境への負荷も減らせる、そんな循環を作りたいと思いました。ファッションを通して、「サステナブル」を無理なく、自然に感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。」とコメントしています。

株式会社comvey 代表取締役 梶田伸吾氏のコメント

梶田氏は「この度、ecmile.でシェアバッグをご導入いただき大変嬉しく感じております。代表の北村さんから、サステナブルなアクションをお客さまに押し付けるのではなく、考えるきっかけをご提供し結果的に皆がハッピーになることを目指したいという想いをお伺いしたとき、まさにcomveyが目指しているビジョンと重なり、共感しました。ecmile.の商品や世界観には、そういった「自然さ」や「さりげない心配り」が散りばめられており、それが多くのお客さまに愛される魅力の一つになっているのではないかと思います。これからも、ecmile.とそのお客さまとともに、「かわいい」のその先にある"意思あるファッション"をつくっていけたらと思います。」と述べています。

「シェアバッグ®︎」サービス概要

バッグを折り畳んでポストに返却

comveyのシステムが導入されたECカートでは、消費者は通常のダンボール等の梱包方法かシェアバッグかを選択することができます。届いたシェアバッグは使用後、郵便ポストに投函するだけで返却が可能です。返却確認後、消費者はクーポンを獲得でき、システム導入ブランドの一部で次回注文時に使用できます。comveyに返却されたバッグはクリーニング・修繕が行われた後、再びEC事業者に提供され再利用されます。

シェアバッグの使用方法イメージ

CO2削減効果

comveyのシェアバッグは、従来のダンボール梱包と比較して、10回の配送で85%以上のCO2排出量削減効果があります。1つのバッグは50回〜100回程度リユースすることが可能で、使用限度に達した場合はパートナー企業との協力により、バッグ素材の95%以上を水平リサイクルし、再びシェアバッグの材料として活用する循環型の仕組みを構築しています。

CO2削減効果イメージ

出典元:株式会社tashidelek. プレスリリース

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