
韓国のファッション通販アプリABLY(エイブリー)が運営する日本向けファッション通販アプリamood(アムード)が、国境を越えたファッションプラットフォームとして成功を収めています。同社は2025年10月に昨年同期比136%増、前月比154%増という驚異的な成長を記録し、過去最高の取引額を達成しました。価値ある商品を手頃な価格で提供するというビジネスモデルが、日本と韓国の双方のユーザーから高い支持を集めているようです。
この記事の目次
MUCENT(ムセント)が過去最高売上を達成し、成長を牽引
韓国の人気ファッションブランドMUCENT(ムセント)は、10月に過去最高の売上を達成しました。前月比147%という大幅な成長を遂げた背景には、amoodが実施した大規模プロモーション「メガセール」が大きく貢献しているとのことです。特に高品質なアウター商品の販売が好調で、ブランドの成長を後押ししたと報告されています。
この結果は、amoodが韓国と日本をつなぐクロスボーダープラットフォームとしての役割を確立し、両国のユーザーに価値ある商品を届けることに成功している証と言えるでしょう。
半額セールプロモーションの成功とブラックフライデー展開
10月に実施された「amood半額マラソン」も大きな成功を収め、過去最高の売上に貢献したと伝えられています。このプロモーションに参加したブランドは、実施前週と比較して平均250%という驚異的な成長率を記録。ユーザーからの熱狂的な反応が売上を大幅に押し上げる結果となったようです。
また、本格的な冬シーズンを前に、ダウンジャケットなどのアウターアイテムへの需要が高まりつつあります。この季節的な要因もあり、アウターやトップスカテゴリーの売上も着実に増加していることが報告されています。
日本のガーリーなスタイルが韓国ABLYで人気急上昇

注目すべきは、日本のガーリースタイルを代表するブランド「夢展望」がamoodへ出店し、韓国の1,000万人以上のABLYユーザーからも絶大な支持を獲得している点です。特に夢展望のメインブランド「ディア・マイ・ラブ(Dear My Love)」は、出店初期からTikTokやX(旧Twitter)などのSNSで話題となり、大きな注目を集めていると報告されています。
韓国のユーザーにとって、日本のファッションアイテムを安心して購入できるというメリットが高く評価され、多くのABLYユーザーに愛用されるようになっているとのことです。これは、韓国と日本の間でファッションを通じた文化交流が活発に行われている証拠とも言えるでしょう。
amoodが提供する安全な購入環境と円滑な配送システムにより、国境を越えたファッションの流通がますます加速しています。日本のブランドにとっても韓国市場への新たな進出経路として、amoodが重要な役割を果たしているようです。
クロスボーダーECの成功モデルとしてのamood
amoodの成功は、国際的なファッションEコマースにおける新たなビジネスモデルの可能性を示しています。特に日韓間のファッション交流においては、文化的な近さと同時にスタイルの違いを楽しむユーザーのニーズをうまく捉えている点が特筆されます。
韓国ブランドの日本市場での成功と、日本ブランドの韓国市場での人気は、双方向の価値提供がプラットフォームの成長につながっていることを示しています。このようなクロスボーダーECの成功事例は、他の国際的なファッションプラットフォームにとっても参考になるものでしょう。
今後もamoodは、季節に合わせた商品ラインナップの拡充や、魅力的なプロモーション展開を通じて、さらなる成長が期待されています。
会社概要
● 社名:ABLY Corporation., Inc.
● 代表取締役:姜 石燻 (カン・ソクフン)
● 本社所在地:大韓民国ソウル特別市瑞草区江南大路465 6/9F
同社は、グローバルファッション・ビューティEコマースプラットフォームを運営しており、韓国No.1ファッション通販アプリ 「ABLY(エイブリー)」 を展開しています。韓国リサーチ機関であるWiseAppが2025年1月~9月にかけて韓国で最も多く利用されているファッションアプリを調査した結果、トップシェアを獲得しているアプリだということです。
amood(アムード)について
amoodは、女性向けファッション通販アプリとして日本市場で展開されています。AIベースのパーソナライズ技術を活用し、最新のK-スタイル商品を提供しています。また、日本専用グローバル物流センターを設置することで、安心・迅速な配送体制を構築し、ユーザーにスムーズなショッピング体験を提供していると説明されています。
韓国のトレンドファッションを日本のユーザーに届けるだけでなく、日本のブランドを韓国市場に紹介する双方向のプラットフォームとして機能していることが、amoodの大きな特徴です。こうした取り組みにより、両国のファッション愛好家に新たな選択肢と価値を提供し続けているようです。
まとめ
韓国発のファッション通販アプリamoodは、2025年10月に過去最高の取引額を記録し、前月比154%増、昨年同期比136%増という驚異的な成長を遂げています。韓国の人気ブランドMUCENTの好調な売上や、「amood半額マラソン」などの効果的なプロモーション施策が、この成長に大きく貢献しているとのことです。
また、日本のガーリースタイルを代表する「夢展望」が韓国市場でも高い評価を得るなど、日韓間のファッション交流が活発に行われています。このように、amoodは単なる通販アプリではなく、両国のファッション文化をつなぐ架け橋としての役割も担っているようです。
今後も、季節に合わせた商品ラインナップの拡充や魅力的なプロモーション展開を通じて、さらなる成長が期待されるamood。韓国と日本のファッション愛好家にとって、より豊かなショッピング体験を提供し続けることでしょう。
出典元: ABLY Corporation., Inc. プレスリリース













