株式会社Picaro.ai、Amazon生成AI「Rufus」「COSMO」対応のカタログ作成・最適化サービス提供開始

株式会社Picaro.ai(東京都港区、代表取締役:下平季位)が、Amazon販売事業者向けに提供しているバーチャルアシスタントサービス(カタログ作成代行サービス)において、Amazonが提供する生成AIを活用した対話型ショッピングアシスタント「Rufus(ルーファス)」と、競合比較や不足情報を抽出する「COSMO(コスモ)」への対応カタログの作成・最適化サービスの提供を開始したことが発表されました。

サービスリリースの背景

近年、Amazonはユーザーの購買体験を革新するために、生成AIを活用した新機能「Rufus」を導入しています。Rufusは従来のキーワード検索とは異なり、会話を通じてユーザーのさまざまな質問に回答し、最適な商品を提案する機能を持っています。

このような変化により、Amazonでの売上拡大を目指す販売事業者にとって、従来のSEO中心の戦略だけでは限界があることが明らかになっています。Rufus時代には、購入者の疑問を先回りして解消する「対話型最適化」が不可欠となっています。

こうした新しい販売環境に対応するため、株式会社Picaro.aiのバーチャルアシスタントサービスでは、データ駆動型の診断プロセスを強化したサービスの提供を開始したとのことです。

新サービスの特徴:成果に直結する「3つの診断」

株式会社Picaro.aiのカタログ作成代行サービスは、Amazonで「売れる」カタログを実現するために、以下の3つの診断を組み合わせ、成果に直結する最適化を実施します。

① Rufus診断による「購入者が求める情報」の可視化

Rufusが学習している膨大なデータに基づき、商品に対する購入者の潜在的な疑問やニーズを深く分析します。Rufusに最適化されたカタログは、検索結果での露出機会が増加し、顧客満足度とコンバージョン率の向上に直結するとされています。

② COSMO診断による「競合との不足情報」の特定

Amazonが推奨するカタログ構成要素を、競合他社のカタログと比較分析する機能です。これにより、商品カタログに決定的に不足している情報を特定し、競合他社との差別化を図ることが可能になります。

③ MKL分析による「検索順位向上」のためのSEO最適化

市場の最重要キーワードMKL(Master Keyword List)を選定し、タイトル、バレット、商品説明文に戦略的に組み込むことで、オーガニック検索順位の大幅な改善を目指すものです。

これら3つの診断に基づき、検索順位アップ(SEO)と購入率向上(コンバージョン)を同時に実現する、最適化された商品カタログを作成・代行するサービスとなっています。

Picaro.aiのRufus簡単診断画面

株式会社Picaro.aiについて

株式会社Picaro.aiは、日本発のブランドをアメリカやヨーロッパを中心とした世界のAmazonで販売・展開する際の、アカウント運用代行およびコンサルティングサービスを提供する法人として、2018年に設立されました。現在、数多くの国内・海外Amazonアカウントを運用しています。

代表取締役を務める下平季位氏は、Amazonに10年在籍し、その後中国越境ECのネットイースコアラの日本法人代表を歴任。数多くのAmazon関連企業やEコマース企業の顧問を務めてきた経歴を持っています。

会社概要

社名:株式会社Picaro.ai
代表:代表取締役 下平 季位
設立:2021年6月1日
業務内容:
・Amazon売上拡大支援ツールの開発及び運用
・バーチャルアシスタントサービス
・国内・越境Amazonアカウント運用代行サービス
・広告運用代行サービス
・ベンダー在庫リカバリーサービス
・FBA在庫リカバリーサービス

まとめ

今回発表されたRufusとCOSMO対応のカタログ作成・最適化サービスは、Amazon販売事業者が新しいAI技術に対応し、競争力を高めるための重要なツールとなることが期待されています。特に、生成AIが普及する現在のeコマース環境において、従来のSEO戦略だけでなく「対話型最適化」を取り入れることの重要性が高まっていると言えるでしょう。

Amazonの生成AI機能「Rufus」は、ユーザーが自然言語で質問することで商品を探しやすくする革新的な機能です。例えば「子供用の防水スニーカーを探している」といった質問に対して、適切な商品を提案してくれます。このような機能が普及すると、単にキーワードに最適化されているだけでは不十分で、購入者の質問や疑問に対応できるカタログ内容が必要になります。

「COSMO」機能についても、競合他社と自社のカタログを比較することで、購入者に必要な情報が不足していないかを確認できる点が特徴です。これにより、「なぜこの商品が選ばれるべきか」という差別化ポイントを明確にしたカタログ作成が可能になります。

株式会社Picaro.aiの今回のサービス提供により、多くのAmazon販売事業者がAIの進化に対応し、より効果的な販売戦略を構築できるようになることが期待されています。特にAIに対応したカタログ最適化は、今後のeコマース市場における重要な競争優位性となるでしょう。

出典元:株式会社Picaro.ai プレスリリース

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