
嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)が、東京都内のナチュラルローソン6店舗にて、ソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」の試験導入を2025年11月1日より開始することを発表しました。この導入では、特にワインの提案に特化し、コンビニエンスストアという日常の購買シーンにおいて、お客様の気分や好みに合ったワインをAIがレコメンドすることで、これまでにない新たなお酒選びの体験を提供するとのことです。
この記事の目次
KAORIUMが提供する新感覚のお酒選び体験
ソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」は、日本酒やワインの風味を言葉で可視化し、理想のお酒との出会いを導くことで、新たな飲食体験を実現するAIシステムです。言語表現が難しいお酒の風味をわかりやすい言葉で表現できるだけでなく、「解放されたい」「ワクワクしたい」といったなりたい気分や、「個性的」「フルーティ」といった好みの味わいに合わせて、AIが店頭にあるお酒とのマッチ度を解析し、自分に合ったお酒をレコメンドする機能を備えています。
この度、2025年11月1日から2026年1月31日までの3ヶ月間、ナチュラルローソンの都内6店舗に試験的に導入されることになりました。今回の試験導入では、6店舗を「通常設置」の4店舗と「特別設置」の2店舗に分けて実施する予定です。
通常設置となる高輪台駅前店、豊洲三丁目店、駒沢五丁目店、豊洲市場前店の4店舗では、店頭にKAORIUM for Sake & Wineを設置し、ワインのレコメンド機能に特化して運用が行われます。
一方、特別設置となる築地東劇ビル店、アークヒルズフロントタワー店の2店舗では、KAORIUMの設置に加え、セントマティックがワインの演出企画と商品選定までをトータルでプロデュースします。この特別設置店舗では、KAORIUM独自の風味マップを店舗に設置することで、お客様が直感的にワインを選べる仕組みを導入しています。また、表示されるワインの数を他4店舗よりも絞り込むことで、選択肢の多さによる迷いを解消し、お客様の探しやすさの向上を図っているとのことです。
ソムリエAIがあなたにおすすめのワインをご提案
ナチュラルローソンは、「あなたらしい毎日のために」をコンセプトに、美と健康をテーマに心身ともに健やかで快適な暮らしをサポートするお店として知られています。
今回のKAORIUMの設置により、対象店舗で販売するワインを、KAORIUMがお客様の気分や好みに合わせて提案することが可能になります。お客様は店頭に設置されたKAORIUMのデバイスを通じて簡単な質問に答えるだけで、AIがその時の気分や好みに合ったワインを推奨します。このプロセスはシンプルながらも、個々のお客様に合わせたパーソナライズされた体験を提供するものとなっています。
ナチュラルローソンへの試験導入が決まった背景には、単にワインの売上向上を図るだけでなく、ワインとフードのペアリングを通じた店舗全体の活性化という目的があるようです。KAORIUMの導入によって、ワイン単体の売上向上だけでなく、それに合わせて購入される関連フード商品の売れ行きへの波及効果も期待されているとのことです。これにより、お客様の買い物体験の質を高めるとともに、店舗全体の売上向上につなげる狙いがあるとされています。
この取り組みについて、ナチュラルローソン担当者の荒谷氏は次のようにコメントしています。「ナチュラルローソンはオープン当初からワインの品揃えに力を入れており、現在も多くのお客様にご購入いただいております。その一方でワインは『何を買ってよいのかわからない』というお客様の声も多いため、今回のKAORIUM導入を通じて自分に合ったワインを手軽に選べる体験をサポートしていきたいと考えております。また、ワインと食品のペアリングによって生まれる新たな味わいの発見をお届けし、お客様の笑顔につながるご提案を目指していきたいです。」
セントマティック社は、今後も「KAORIUM for Sake & Wine」を通じて、お客様のコンビニエンスストアにおける「食」の発見と楽しみをより豊かなものに進化させていく方針を示しています。
「KAORIUM for Sake & Wine」導入店舗
設置店舗:高輪台駅前店、豊洲三丁目店、駒沢五丁目店、豊洲市場前店、築地東劇ビル店、アークヒルズフロントタワー店
設置期間:2025年11月1日から2026年1月31日まで(予定)
ソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」とは
ソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」は、日本酒やワインの風味を言葉で可視化し、理想のお酒との出会いを導くことで、新たな飲食体験を実現するAIシステムです。どれを選べばいいかわからない、味わいの違いがわかりにくいといったユーザーの課題を解消し、初心者から愛好家までが日本酒・ワインの魅力をより豊かに楽しめる体験を提供します。
このシステムは人の感性と膨大な言語データを取り入れたAIによって、お酒の風味データと好みのマッチングを実現しています。さらに特筆すべき点として、風味の違いを言葉でわかりやすくビジュアライズする機能があり、これによってユーザーはより深く味わいを理解し、楽しむことができます。
SCENTMATIC株式会社について
セントマティックは、香りを言語化するAI「KAORIUM」を活用し、新しい「香りの体験」を創造する企業です。同社が提供する「嗅覚のデジタライゼーション」は、人の感性を進化させ、様々なビジネスシーンで活用されています。その革新性は国際的にも高く評価されており、世界的なデザイン賞『A' Design Award』でシルバー賞を受賞するなど、その技術と取り組みが認められています。
今回のナチュラルローソンとの取り組みは、セントマティックの技術が日常の買い物シーンに溶け込み、消費者の体験を豊かにしていく具体的な一例と言えるでしょう。AIによるパーソナライズされたワイン選びという新たな体験が、日本のコンビニエンスストア文化にどのような変化をもたらすのか、今後の展開が注目されます。
代表者:代表取締役 栗栖 俊治
出典元:SCENTMATIC株式会社













