
「ギフトモール オンラインギフト総研」(株式会社ギフトモール)は、オンラインのギフトサービスを通じてより幸福度の高い社会を形成することを目指して活動しています。このたび、急成長している「ソーシャルギフト」に関する実態調査を行いました。この調査は、過去1年間にギフトを購入した経験があり、ソーシャルギフトを贈ったり受け取ったことのある全国の15歳から59歳の男女2,250人を対象に実施されています。今回のレポートは、全16回にわたる調査のうち第9回目の発表となります。
この記事の目次
レポートの概要
本レポートでは、ソーシャルギフトの利用実態を性別及び年代別に分析した結果、40代から50代の男性のうち、3割以上がメールを通じてソーシャルギフトを送りたいと考えていることが明らかになりました。
さらに、年齢が上がるにつれて高額なギフトを選ぶ傾向が見られましたが、今回は性別や年代による詳細な分析を行った結果、特に50代男性においては他の世代とは異なる価格帯の選択がはっきりと表れました。50代男性が選ぶギフトの価格帯は、3,000円から5,000円未満が最も多く、次いで5,000円から10,000円未満、そして10,000円以上が3位となり、他の年代と比べて大きな違いが確認されました。
ギフトモール オンラインギフト総研の所長である小川安英氏は、「中高年層のソーシャルギフト利用率は若年層に比べると依然として低いが、利用している層に限れば50代男性を中心にソーシャルギフトをビジネスシーンの目的とプライベートの目的で使い分けられているとの分析結果が示されています。」

ギフトモール オンラインギフト総研 所長 小川 安英
小川さんは1998年にリクルートに入社し、人材、旅行、金融など多様な領域で活躍した後、2020年7月にギフトモールに参加し、ギフト市場でのイノベーションを推進しています。特にオンラインギフトの可能性に注目し、市場動向や利用率を分析し続けており、調査を定期的に実施・発表し、各種メディアに登場して次世代のギフト文化を探求しています。
詳細調査結果
40代、50代男性の3割以上がメールを利用してギフトを贈る。50代男性の約4割がメールを利用
年代・性別によるLINE、メール利用率の違い
質問:過去にソーシャルギフトでギフトを贈った際、利用したツールは何ですか?(複数回答可)

コミュニケーションツールの利用実態を年代別に分析した結果、全年代に共通してLINEの利用率は約89%と高いことがわかりましたが、特に年齢が高くなるにつれメール利用率が高くなる傾向が見受けられました。
特に50代男性のメール利用率は39.6%で、全体平均の15.3%と大きな開きがあり、興味深い結果となりました。
50代男性のソーシャルギフト購入価格は、3,000円以上に偏る。ビジネスとプライベートで使い分け
年代・性別による価格帯の違い
質問:過去にソーシャルギフトでギフトを贈ったときのギフトの価格はいくらでしたか?

価格帯の傾向を年代別に見ると、特に50代男性は高価なギフトを選ぶ傾向が鮮明で、3,000円~5,000円未満が32.8%と最も多く、5,000円~10,000円未満が31.2%で2位、10,000円以上が19.6%で3位となり、他の世代と比べて高価格帯のギフトを選択する傾向が顕著に見られました。
分析の結果、50代男性の仕事の取引先への贈答率は9.2%で、全体平均の4.1%を大きく上回ることがわかりました。
以上の結果から、中高年層のソーシャルギフト利用率は若年層に比べると低いものの、実際に利用している50代男性の中には、SNSを通じてプライベートでのソーシャルギフトを贈る一方、ビジネスシーンではメールを使用しているケースが見られ、その使い分けが進み始めていると言えるでしょう。
FAQ形式でのトピックス整理
Q1. 年代による価格帯の選択傾向は?
A. 20代から30代では500円から2,000円の手ごろな価格帯が中心となりますが、40代以上では3,000円以上の中高額ギフトが増加する傾向が明らかになっています。特に、50代男性では5,000円以上の高額ギフトを選ぶ傾向が強いと言えます。
Q2. 50代男性のメール利用率や仕事関係者への贈答はどの程度?
A. 50代男性のメール利用率は39.6%と全体平均の15.3%を上回り、仕事の取引先への贈答についても9.2%と全体平均の4.1%より高く、これはビジネス利用における高額ギフト選択が影響している可能性があります。
ギフトモールのソーシャルギフト
「ギフトモール」では、年齢や用途に応じた多様な価格帯の商品を取り揃えており、ビジネス用途に適したアイテムからプライベート向けの商品まで幅広く対応しています。
調査概要
実施時期:2025年6月
実施内容:インターネット上のパネルによる調査
調査主体:株式会社ギフトモール オンラインギフト総研
回答人数:全国15歳〜59歳の男女2,250名(ソーシャルギフトの贈った・受け取った経験がある人)
出典元:株式会社ギフトモール オンラインギフト総研 プレスリリース