
株式会社ジーリーメディアグループ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉田皓一)が運営する台湾人・香港人向け最大級の訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」のユーザーを対象に、秋冬ファッションアイテムの日本での購入意欲に関する調査を実施したことを発表しました。その結果によると、70%以上のユーザーが日本で「アウター」を購入したいと回答しています。人気ブランド・店舗のランキングでは、ユニクロが1位、GUが2位となり、ファーストリテイリングが展開する2つのブランドがトップを占める結果となりました。また、注目すべきはワークマンがニコアンドと同率で7位にランクインした点です。ワークマンは「トップス・ボトムス・ワンピース」カテゴリーでも6位と好評価を得ています。本調査はインターネットを通じて実施され、817件の有効回答が集計されたとのことです。
※SimilarWeb調べ
この記事の目次
訪日台湾人・香港人の消費動向
観光庁の発表によると、2025年4-6月期の訪日外国人旅行消費額(1次速報)において、台湾からの訪日観光客の旅行消費額は2,915億円、香港からは1,358億円となっています。これらを合計すると4,273億円で、最多の中国(5,160億円)に次ぐ規模となり、インバウンド消費の重要な柱となっていることが明らかになっています。
※観光庁 インバウンド消費動向調査 2025年4-6月期の調査結果(1次速報)の概要より
調査のサマリー
・台湾人・香港人の9割以上が「日本で秋冬ファッションアイテムを買いたい」と回答
・日本で買いたい秋冬ファッションアイテムの第1位は「アウター」で、7割以上が希望
・ユニクロは全5カテゴリーのうち「アウター」「トップス・ボトムス・ワンピース」「ファッション小物」「インナー」の4カテゴリーで1位を獲得
・ワークマンはニコアンドと同率で「アウター」カテゴリー7位、また「トップス・ボトムス・ワンピース」カテゴリーでは6位を記録
・しまむらは「インナー」カテゴリーでニコアンドやBEAMSと同率の4位、「トップス・ボトムス・ワンピース」ではMOUSSYやSNIDELと同率で13位にランクイン
・「シューズ」カテゴリーではNIKEが1位を獲得
調査の詳細
調査結果①台湾人・香港人の9割以上「日本で秋冬ファッションアイテムを買いたい」1位「アウター」
この調査では、秋冬シーズンに向けて日本で購入したいファッションアイテムについて質問されました。複数回答方式での質問結果によると、全体の70.9%が「アウター」を選択し、最も人気の高いカテゴリーとなりました。僅差で2位となったのは「トップス・ボトムス・ワンピース」で69.2%でした。また、「買いたい物はない」と回答したのはわずか3.7%にとどまり、調査対象者の96.3%が「日本で秋冬のファッションアイテムを購入したい」意向を示しています。
調査結果②秋冬アパレルカテゴリー別ランキング ワークマンが上位に
前述の質問で日本で「アウター」「トップス・ボトムス・ワンピース」「シューズ」「ファッション小物」「インナー」の購入を希望すると回答した人に対し、具体的なブランドや店舗名を自由回答形式で尋ねられました。回答を集計した結果、ユニクロが全5カテゴリーのうち「アウター」「トップス・ボトムス・ワンピース」「ファッション小物」「インナー」の4つのカテゴリーで1位を獲得しました。GUもこれらの同じ4カテゴリーで2位となり、ファーストリテイリング傘下の2ブランドが上位を独占する結果となりました。
特筆すべきは、ワークマンがニコアンドと同率で「アウター」カテゴリーの7位にランクインしたことです。ワークマンは「トップス・ボトムス・ワンピース」カテゴリーでも6位と高評価を得ています。また、しまむらは「インナー」カテゴリーでニコアンドやBEAMSと並ぶ4位、「トップス・ボトムス・ワンピース」ではMOUSSYやSNIDELと同率で13位となりました。「シューズ」カテゴリーではNIKEが1位、3位にはABCマートとアディダスが同率でランクインしています。


調査を受けて
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」陳怡秀(チン・イーシュウ)編集長

陳編集長によると、アパレルランキングにおいて「ワークマン」が上位にランクインしたことが特徴的だといいます。ワークマン女子の展開や商業施設内での店舗オープンを契機に、「ラーチーゴー!日本」でも今年の春頃に特集記事を掲載したそうです。近年の日本における厳しい冬の気候に対応できる耐久性や機能性が評価されているようです。
ユニクロやGUに関しては、台湾にも店舗展開していますが、円安や免税制度により日本での購入の方が価格面で優位性があるうえ、商品ラインナップやサイズバリエーションも豊富で、限定商品や新作も台湾より早く入手できるメリットがあるとのことです。単に価格だけでなく、欲しい商品を確実に見つけられる安心感が、多くの訪日旅行者を引きつける要因となっていると説明しています。
調査概要
調査対象:「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の台湾人・香港人ユーザー (繁体字中国語で調査実施)
実施期間:2025年9月16日~21日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:817
※数値は、小数点第二位以下を四捨五入し、小数点第一位で表記されています。
樂吃購(ラーチーゴー)!日本とは

月間のユニークユーザー数340万人を誇る台湾人・香港人向け最大級の訪日観光情報サイトです。繁体中国語圏向けに、日本での遊び方、食、ショッピング、宿泊情報など多岐にわたる情報を発信しています。また、Facebookでは合計100万人以上のファン、YouTubeチャンネルでは登録者数30万人以上、Instagramでも30万人以上のフォロワーを獲得しています。全国各地の企業や自治体、公共交通機関、団体などと連携し、地域の魅力を台湾・香港の方々に向けて紹介する活動を行っています。
株式会社ジーリーメディアグループ 会社概要
【社名】株式会社ジーリーメディアグループ
【代表者】代表取締役 吉田 皓一(よしだ こういち)
【設立】2013年10月30日
【資本金】1000万円
【社員数】22名
【所在地】東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-11 第一シルバービル5F
【事業内容】台湾人向け日本情報サイト「ラーチーゴー!日本」の運営、越境EC、観光商品販売、日本人向け台湾情報サイト「メイリー!台湾」の運営
【実績】日本政府観光局、運輸局、全国の都道府県、羽田空港、成田空港、JRグループ等
出典元:株式会社ジーリーメディアグループ プレスリリース