株式会社虎の穴がロジザードのクラウドWMS「ロジザードZERO」を導入 - ペーパーレス化と出荷速度向上で業務効率化を実現

クラウド型在庫管理システムのリーディングカンパニーであるロジザード株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:金澤 茂則)が提供するクラウドWMS(倉庫管理システム)「ロジザードZERO」が、株式会社虎の穴(東京都千代田区、代表取締役:吉田 博高)に採用されたことが発表されました。今回は、その導入効果について詳しくご紹介します。

導入効果:ペーパーレス化と出荷速度の向上を同時に実現

株式会社虎の穴は、同人誌・ラノベ・アニメ関連グッズのオンライン販売を中心に事業を拡大している企業です。自社物流による安定した商品提供を強みとしており、eコマース市場における独自のポジションを確立しています。

しかしながら、事業拡大に伴い急速に増加する物量に対応する中で、同社はいくつかの課題に直面していました。具体的には、在庫精度の確保が難しくなっていたこと、紙ベースでの運用による効率低下が生じていたこと、そして繁忙期における十分な人員の確保が困難になっていたことなどが挙げられます。

これらの課題を解決するため、同社は「ロジザードZERO」を専用環境プランで導入することを決定しました。導入後、在庫のロケーション管理や履歴データの活用により在庫精度が大幅に改善されました。また、出荷業務においては、ラベル印刷を起点とする仕組みを構築したことで、迅速に出荷作業に取りかかれる体制が整いました。その結果、ペーパーレス化と出荷速度の向上を同時に実現することに成功しています。

さらに注目すべき点として、在庫データの分析と出荷量の予測を活用することにより、繁忙期の人員配置を従来の約半数にまで最適化できたことが挙げられます。加えて、デジタルピッキングの導入をはじめとする柔軟で拡張性のあるシステム基盤を構築したことで、業務の属人化解消と標準化にもつながりました。

導入事例の詳細については、ロジザードZEROの公式サイトで確認することができます。

株式会社虎の穴からのコメント

株式会社虎の穴の取締役である鮎澤 慎二郎氏は、ロジザードZERO導入の効果について次のようにコメントしています。

「当社は、通販と物流を一体化させた柔軟なシステム運用を目指しています。ロジザードZEROの導入により、今後のユーザーの変化やニーズに応じた通販機能の改修や新機能の追加が容易になりました。成長する事業規模に対応できるシステム基盤が整ったと感じています。

今後は業態や顧客の変化に合わせた決済機能の移行など、フロント・バックの両面を刷新していくと同時に、3PL事業への参入等、事業領域の拡大を進めたいと考えています。」

また、導入事例からの引用によると、「朝からすぐに出荷作業に入れる体制を作るために、紙の運用から脱却してペーパーレス化を進めました。その結果、作業効率が大幅に改善され、出荷スピードも格段に上がりました。さらに、在庫データの分析を活用することで業務を平準化し、繁忙期の人員配置を従来の約半数に削減することができました。」とのことです。

株式会社虎の穴について

株式会社虎の穴は、通販サイト「とらのあな通販」を運営しており、主に同人誌、ライトノベル、アニメ関連グッズのオンライン販売を行っています。2024年には流通総額が350億円を突破する見込みとなっており、eコマース分野での成長を続けています。

同社は千葉県に大型倉庫を構え、内製物流のロジスティクス体制を構築しています。物流インフラや自社エンジニア体制を持っていることが特徴であり、純粋な小売業を超えたECプラットフォーム企業として成長を続けています。

株式会社虎の穴の公式サイトは以下になります。

https://www.toranoana.jp/

https://ecs.toranoana.jp/

クラウド倉庫管理システム「ロジザードZERO」について

「ロジザードZERO」は、クラウド型の倉庫管理システム(WMS)であり、20年以上の運用実績と1,800を超える稼働数を誇っています。クラウドWMS業界においてトップシェアを占めるサービスとして知られています。

このシステムの大きな特徴は、標準機能を最大限に活用して「すぐに稼働する現場」を構築できる点にあります。最短1か月でのスピーディーな導入が可能であり、365日の電話・メールによる有人サポート体制で現場に伴走するきめ細かいサービスを提供しています。

また、アドオン開発による柔軟な拡張力と、クラウドならではの定期的なバージョンアップの恩恵により、ユーザーは常に最新のWMSを利用することができます。BtoB出荷、EC物流、レンタル品管理など、多彩な業務に対応していることも特徴であり、国内外のメーカー、通販事業者、3PL事業者などに広く採用されています。

セキュリティ面においても体制を強化しており、豊富な周辺システムとの自動連携によって運用の安定性を高めています。物流オートメーションの導入により、「人が輝く」現場づくりをサポートしているという点も注目すべきでしょう。

ロジザードZEROの詳細については、公式サイトで確認することができます。

ロジザード株式会社について

ロジザード株式会社は、クラウド在庫管理システムのリーディングカンパニーとして、「物流×在庫×IT」をキーワードに現場改善に貢献しています。同社は以下のようなサービスを提供しています。

  • 倉庫の在庫を管理するクラウドWMS「ロジザードZERO」
  • 店舗の在庫を管理する「ロジザードZERO-STORE」
  • オムニチャネル支援ツール「ロジザードOCE(オムニチャネルエンジン)」

これらのサービスを通じて、企業が抱える在庫に関わる様々な課題解決を支援しています。

ロジザード株式会社は、東証スタンダード市場に上場しており(証券コード:4391)、代表取締役社長の金澤 茂則氏のもと、2001年7月16日に設立されました。本社は東京都中央区日本橋人形町三丁目3番6号に位置し、大阪営業所、秋田開発センター、横手開発センターも運営しています。

事業内容としては、SaaS(クラウドサービス)事業、情報システムの開発及び販売、物流業務・小売業務コンサルティングを展開しています。

より詳細な情報については、ロジザード株式会社の公式サイトでご確認いただけます。

このように、ロジザード株式会社は物流と在庫管理のデジタル化を推進するリーディングカンパニーとして、多くの企業の業務効率化や課題解決に貢献しています。株式会社虎の穴の事例にみられるように、同社のサービスによって物流業務の最適化やコスト削減を実現する企業は今後も増えていくことが予想されます。

クラウドベースのWMSは、拡張性や柔軟性に優れているだけでなく、導入コストを抑えられることや最新機能を常に利用できるメリットがあります。物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中で、ロジザード株式会社のような専門企業が提供するサービスの重要性は、ますます高まっていくでしょう。

出典元:ロジザード株式会社 プレスリリース

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