
ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」を提供する株式会社hacomono(東京都渋谷区:代表取締役CEO 蓮田 健一)が、店舗データを自動で集計・可視化し、経営に活用できる新機能「hacomono insight(インサイト)」の提供を開始しました。
この新機能により、売上や会員数、継続率などの主要経営指標がダッシュボードやグラフで直感的に把握できるようになり、専門知識や複雑な操作がなくても、データに基づいた経営判断や会員フォローが実現可能になるとのことです。
この記事の目次
「hacomono insight」開発の背景
コロナ禍以降、ウェルネス・フィットネス業界においてもデジタル化や顧客データの蓄積が進展しました。しかし、多くの施設では次のような課題からデータを経営判断に十分活用できていない状況があるようです。
・データの抽出や加工に時間を要する
・分析の知識やノウハウが不足している
実際にhacomonoの利用顧客からも、「つい経験や勘を頼りにしてしまう」「データに強い人材の採用や外注、高額な分析ツールの導入は難しい」など、データ活用の困難さについての声が寄せられていたとのことです。
一方で、店舗運営においては新規会員獲得に注力しても、利用頻度低下や退会といった「見えにくい壁」が成長の妨げとなるケースも少なくありません。競争が激化する現在、データに基づく戦略的な運営が成功への重要な鍵となっています。
これらの課題に応えるために開発されたのが「hacomono insight」です。
「hacomono insight」で実現できること

「hacomono insight」は、売上・継続率・会員数といった重要な経営指標をダッシュボードとグラフで視覚的に表示するデータ分析機能です。専門的な知識や複雑な設定がなくても、施設の状況を即座に把握し、迅速な意思決定を可能にします。
① ワンクリックで店舗の状況を把握
管理画面にログインすると、売上や契約者数、プランの継続率などが一目でわかるダッシュボードが表示されます。グラフをクリックするだけで、会員ごとの詳細情報にもすぐにアクセスすることができるため、情報把握の効率が大幅に向上するとのことです。

売上や契約者数の推移、プランの継続率など時系列で確認する際には、年齢・性別などの集計軸を切り替えながらグラフで分析できる機能も搭載されています。集計軸は事前設定により、入会経路別など、店舗独自の視点での分析も可能になっているそうです。

② 重点フォローすべき顧客の設定と分析の自動化
「メンバータイプ自動付与機能」と組み合わせて活用することで、以下のような条件に当てはまる会員を毎日自動で検出することができます。
・利用頻度が減少している
・カードの有効期限が近づいている
・誕生日月を迎えている
このように事前に設定した条件に基づいて、「退会リスク会員」「VIP会員」「新規会員」といった重点的にフォローすべき顧客グループが自動で整理されるようになります。
<メンバータイプ設定例>
カテゴリ:退会リスクを防ぐ
メンバータイプ:次回予約なし 直近低利用 2ヶ月低利用 など
・【翌月1日】時点でのプラン契約状態に【契約中(体験・仮契約は含まれない)】
・【今月を含む過去2ヶ月】のチェックイン回数が【null】〜【4】の範囲内
・次回予約が【ない】

これにより、退会リスクが高い会員やVIP会員をすぐに把握でき、スタッフは日常業務の中でフォローの優先順位を効率的に決定できるようになるとのことです。
③ 会員ライフサイクルに応じたアプローチ
「退会リスク期にはこのようにアプローチする」など、会員の行動パターンに応じた具体的なアクション例も提案されます。コミュニケーション機能と組み合わせることで、体験・入会・利用継続・退会防止といった会員ライフサイクル全体を通じて最適な対応が実現可能になるそうです。

ご利用方法と提供プラン
今回リリースされる「hacomono insight」は、以下の3つの機能をまとめた「データ経営パック」(月額8,000円/店舗、税抜)として提供されるとのことです。
・hacomono insight(データ分析機能)
・メンバータイプ自動付与機能
・コミュニケーション機能
これらの機能を統合することで、「可視化 → 分析 → アプローチ → 効果測定」という一連のサイクルを簡単に実行することが可能となります。
導入に際しては、hacomonoのカスタマーサクセスチームが、各店舗の課題に適した分析軸の設定から、業界のベストプラクティスに基づいた具体的なアクション方法まで、包括的なサポートを提供するそうです。
今後の展開
今後は、体験予約後の来店率や入会率の分析、予約状況やスタッフ稼働の可視化などの機能を拡充していく予定とのことです。さらに、メンバータイプの自動付与条件に、顧客から回答されたアンケート結果を活用できるようにするなど、順次機能の拡張・改良が計画されています。
hacomonoは、今後も継続的に店舗運営における課題解決を支援していく方針です。
「hacomono」について

「hacomono」は、リアル店舗における予約・決済や入会手続きがお客さま自身のPCやスマートフォンからオンラインで完結し、店舗での事務手続きや支払い手続きの煩わしさを大幅に削減できるクラウドサービスです。店舗側では、月謝の引き落としや未払い徴収に関するオペレーションも自動化され、スタッフ業務の大幅な省力化を実現できます。
2019年3月にサービスがリリースされて以降、これまでに10,000店舗以上での導入実績があるとのことです。
株式会社hacomono 会社概要
社名:株式会社hacomono
所在地:東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル5F
代表者:代表取締役CEO 蓮田 健一
創業:2013年7月
資本金:100百万円
事業概要:ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」の開発・提供
出典元:株式会社hacomono プレスリリース