DearOneの「ARUTANA」がビートレンドの「betrend connect」に参画、リテール企業の公式アプリ収益化を促進

株式会社DearOne(本社:東京都港区、代表取締役:河野 恭久)が提供するリテールメディアプラットフォーム「ARUTANA(アルタナ)」が、ビートレンド株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:井上 英昭)の展開するパートナープログラム「betrend connect」に新たに追加されたことが発表されました。この連携により、ビートレンドのスマートCRMプラットフォーム「betrend」を導入するリテール企業は、自社の公式アプリを広告メディアとして活用し、新たな収益創出が可能になります。

企画背景と目的

「ARUTANA」は、リテール企業の公式アプリをアドネットワーク化し、横断的に広告配信が可能なリテールメディアプラットフォームです。広告主は「ARUTANA」へ広告出稿するだけで、ドラッグストア、スーパーマーケット、ホームセンターなど、複数のリテール公式アプリに対して、一斉に広告配信することができます。配信対象リテールは全国35社に広がり、月間アクティブユーザー数(MAU)は4,250万人に達しています(2025年8月時点)。リテール公式アプリの約75%が店舗内で起動されるという特長を持ち、店舗でのリーチを活かして初回購入やリピート購入の促進に効果的なサービスとなっています。

一方「betrend」は、店舗販促に特化した顧客管理プラットフォームとして展開されています。「betrend」では、目まぐるしく変化する顧客接点や購買行動に合わせた企業の店舗運営をサポートするため、様々な外部システムとの連携を強化しています。また、導入企業のOMOおよび店舗DX実現を促進することを目的に、「betrend」と連携済みの外部システムをパートナープログラム「betrend connect」として取りまとめており、大きな費用負担なく連携可能な外部システムのラインナップを把握することができるようになっています。

今回パートナープログラム「betrend connect」に「ARUTANA」が追加されたことにより、「betrend」を導入する企業は、自社の店頭販促アプリを「ARUTANA」の広告配信ネットワークの一部として活用し、新たな収益源を創出することが可能となりました。

DearOneは本連携を通じて「ARUTANA」の導入をさらに加速させ、リテールメディア市場の発展とリテール企業の事業成長の双方に貢献できるパートナーとなることを目指していくとのことです。

ビートレンド株式会社について

ビートレンド株式会社は、スマートフォン・タブレット・携帯電話などを活用し、企業が顧客との接点を統合的に管理・運用可能なスマートCRMを実現するプラットフォーム『betrend』を開発しています。2000年の創業以来、マーケティング手法の変化に対応し機能追加を行いながら、流通業や飲食・サービス業を中心に導入されてきました。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS(ISO27001))認証取得のシステム運用とプライバシーマーク取得の個人情報管理体制により、安全で信頼性の高いシステムを提供しています。

スマートCRMプラットフォーム『betrend』について

ビートレンド株式会社が提供する『betrend』は、スマートフォン・携帯電話を活用し、企業がお客様へ情報配信可能なスマートCRMシステムです。スマートフォンアプリのプッシュ通知やメール、LINEなどのマルチコンタクトチャネルを有し、最適な情報配信手段を利用することができます。また、ご利用金額・ポイント・来店などの行動履歴を分析・活用し、お客様にあわせた効率的なマーケティング施策を支援する機能を備えています。飲食・小売・サービス業を中心に幅広い業種・業態での導入実績があります。

「ARUTANA(アルタナ)」について

「ARUTANA」は、リテール企業公式アプリをアドネットワーク化し、横断的に広告配信が可能なリテールメディアプラットフォームです。

広告主は「ARUTANA」へ広告出稿するだけで、複数のリテール公式アプリに一斉に広告配信が可能となっています。ユーザーが能動的に立ち上げるリテール公式アプリは、75%が店舗内で起動されるという特性があり、購買意欲の高い消費者に対して直接訴求できることから、高いコンバージョン率と投資対効果が見込めます。

リテール事業者にとっては、自社の公式アプリに「ARUTANA」の仕組みを導入するだけで、開発コストをかけることなく、新たな広告収益を確保できるメリットがあります。管理画面からの簡単な操作で広告掲載を管理でき、アプリの収益化をスムーズに実現することが可能です。

現在、株式会社ツルハ、株式会社大創産業、株式会社ロイヤリティマーケティング、株式会社エディオンをはじめ、多くのリテール企業が参画しており、配信先アプリの月間アクティブユーザー数(MAU)は4,250万人に達しています。

株式会社DearOneについて

株式会社DearOneは、豊富なアプリ機能の中から必要とする機能を組み込むだけで公式アプリを開発できる「ModuleApps2.0」をはじめ、リテールの公式アプリ群に横断で広告配信可能なリテールメディアプラットフォーム「ARUTANA」を提供しています。

さらにユーザー行動分析ツールである「Amplitude」をはじめとして、CDP、アナリティクス、カスタマーエンゲージメントの各種マーテックツールを取扱い、アプリやECサイトなどのデジタルプロダクトのグロース支援も行っています。

・代表者:代表取締役社長 河野 恭久
・本社:東京都港区虎ノ門 3-8-8 NTT虎ノ門ビル 4階

まとめ

今回の「ARUTANA」と「betrend connect」の連携により、リテール企業はアプリを通じた新たな収益源を確保しながら、効果的な顧客管理を実現することが可能になります。リテールメディアの市場拡大が進む中、両社の提携は企業のデジタルマーケティング戦略にさらなる選択肢を提供するものと期待されています。

また、リテールメディアはEコマースの成長と実店舗の集客を両立させる重要な要素として注目されており、今後も様々な企業による導入が進むことが予想されます。「ARUTANA」を活用することで、リテール企業は自社アプリの付加価値を高めながら、広告収入という新たな収益モデルを構築することができます。

さらに、「betrend」の顧客管理機能と組み合わせることで、より効果的な顧客エンゲージメントの実現も期待できます。顧客の購買行動や嗜好に合わせたパーソナライズされた情報提供と広告配信を両立させることで、ユーザー体験の向上とリテール企業の収益拡大の両方を実現する可能性が広がります。

リテールテック領域におけるこうした連携は、デジタルトランスフォーメーションが加速する小売業界において、今後さらに重要性を増していくでしょう。企業間の連携やデータ活用の促進により、消費者にとってより便利で価値のあるサービス提供が可能になると考えられます。

出典元:株式会社DearOne プレスリリース

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