ロジザードZEROとスマレジが連携強化、店舗と倉庫の入出荷業務データを自動連携可能に

クラウド型在庫管理システムのリーディングカンパニーであるロジザード株式会社が提供するクラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO」が、株式会社スマレジが提供する高機能クラウドPOSレジ「スマレジ」との自動連携アプリを強化し、店舗と倉庫の入出荷業務のデータ連携に対応したことが発表されました。

この連携強化により、店舗と倉庫間の入出荷業務プロセスが自動化され、伝票の二重入力やデータ転記作業の削減、在庫の整合性向上などが期待できます。

背景

ロジザード株式会社では、WMSを中心として店舗と倉庫をつなぐ業務の効率化を目的に、様々なシステムとの自動連携を積極的に推進しています。

2023年9月には店舗向けクラウド在庫管理システム「ロジザードZERO-STORE」と「スマレジ」の連携を実現し、POSと在庫のデータ活用範囲を拡大しました。さらに2025年1月には、「ロジザードZERO」と「スマレジ」の自動連携アプリを公開し、POSから倉庫在庫を確認できる機能の提供を開始しています。

一方で、多くのユーザー企業からは「スマレジ」と「ロジザードZERO」で入出荷まで一気通貫で管理したいという要望が寄せられていたとのことです。こうした現場の声に応える形で今回の連携強化が実現しました。

店舗発注・店舗入荷、店舗から倉庫への出荷返品といった実運用における「店舗と倉庫の入出荷プロセス」を自動連携して標準化することにより、様々なメリットが生まれます。具体的には、伝票の二重入力やメール・Excel転記に伴う工数・入力ミスの抑制、出荷確定・入荷完了と同時の在庫反映による在庫整合性の向上、返品業務の平準化などが期待できるとのことです。これらの改善は、店頭・EC・倉庫をまたぐオムニチャネル運用の基盤強化につながります。

連携強化がもたらす効果

今回の「ロジザードZERO」と「スマレジ」の連携強化により、以下のような効果が期待されています。

  1. 業務効率の向上:伝票の二重入力やExcelへの転記作業が不要となり、作業時間の短縮と入力ミスの削減が可能になります。
  2. 在庫の正確性向上:出荷確定・入荷完了と同時に在庫が反映されるため、在庫データの整合性が高まります。
  3. 返品業務の効率化:店舗から倉庫への返品プロセスが標準化され、業務の平準化が図れます。
  4. オムニチャネル対応の強化:店舗・EC・倉庫をつなぐデータ連携基盤が整い、オムニチャネル戦略の推進が容易になります。
  5. 現場作業の簡素化:システム間の自動連携により、現場での手作業が減少し、本来の業務に集中できる環境が整います。

これらの効果により、小売業やEC事業者は、より効率的な店舗運営と倉庫管理が可能になると期待されています。特に複数の店舗を運営する企業や、オムニチャネル戦略を推進している企業にとって、大きなメリットとなるでしょう。

連携概要

従来の「商品マスタ」「在庫(差分・日次)」連携に加え、以下の店舗・倉庫間の入出荷業務のデータ連携に対応します。

ロジザードZEROとスマレジの連携概要図

《スマレジ → ロジザードZERO》

・発注登録

・出荷データ

《スマレジ ← ロジザードZERO》

・入荷データ

この機能は、スマレジ リテールビジネスプラン以上のプランをご利用の場合に利用可能です。

ご利用までの流れ

本連携サービスをご利用いただくための手順は以下の通りです。

①「ロジザードZERO・ロジザードZERO-LINK」の契約

②スマレジ・アプリマーケットにてアプリの購入

③ロジザード営業担当・SEへ、スマレジの「契約ID」を通知

「契約ID」をお送りいただくと、ロジザード側でアプリ連携の処理が開始されます。

④ご利用開始

連携開始後、サービスの利用が可能となります。

物流DXの進展と今後の展望

小売業界においては、人手不足や働き方改革、そしてEC市場の拡大などを背景に、物流DXの重要性が高まっています。特に店舗と倉庫をシームレスにつなぐシステム連携は、業務効率化の鍵となっています。

ロジザード株式会社は、こうした市場ニーズに応えるため、「ロジザードZERO」を中心とした周辺システムとの連携を積極的に進めており、今回のスマレジとの連携強化もその一環と位置づけられます。

今後も同社は、クラウド技術を活用した物流・小売DXソリューションの提供を通じて、企業の業務効率化と競争力強化を支援していくことが期待されています。また、AIやIoTなどの先端技術との連携も視野に入れ、より高度な在庫管理・物流管理の実現に向けた取り組みを進めていくと見られています。

このような物流DXの進展は、単なる業務効率化にとどまらず、顧客満足度の向上や新たなビジネスモデルの創出にもつながる可能性を秘めており、小売業界全体の変革を促す原動力となりそうです。

スマレジについて

スマレジは、iPadやiPhoneを活用した低価格かつ高機能なPOSレジシステムです。データはクラウド上で一元管理されており、時間と場所を選ばないリアルタイムな売上分析を実現しています。小売やアパレル、飲食店など多様な業態に対応する機能を備えており、小規模店舗から大規模チェーン店舗まで幅広く利用されています。

ロジザードZEROについて

クラウド倉庫管理システム「ロジザードZERO」は、20年以上の運用実績と1,800を超える物流現場での稼働実績を持ち、クラウドWMS業界でトップシェアを誇るサービスです。

標準機能を最大限に活用して「すぐに稼働する現場」を構築することで、最短1か月という短期間での導入を実現しています。また、365日の電話・メールによる有人サポート体制で現場をサポートしています。アドオン開発による柔軟な拡張性と、クラウドならではの定期的なバージョンアップにより、常に最新のWMSを利用できる点も特徴です。

BtoB出荷・EC物流・レンタル品管理など多様な業務に対応しており、国内外のメーカー、通販事業者、3PL事業者など多くの企業に採用されています。セキュリティ体制を強化しながら、豊富な周辺システムとの自動連携で運用を安定させ、物流オートメーションを活用した「人が輝く」現場づくりをサポートしています。

ロジザード株式会社について

ロジザード株式会社は、クラウド在庫管理システムのリーディングカンパニーとして、「物流×在庫×IT」の視点から企業の現場改善に貢献しています。

倉庫の在庫を管理するクラウドWMS「ロジザードZERO」をはじめ、店舗の在庫を管理する「ロジザードZERO-STORE」、オムニチャネル支援ツール「ロジザードOCE(オムニチャネルエンジン)」などのサービスを提供し、企業が抱える在庫関連の課題解決を支援しています。

同社の概要は以下の通りです:

名 称 : ロジザード株式会社(証券コード:4391)
代表者 : 金澤 茂則
所在地 : 本社/東京都中央区日本橋人形町三丁目3番6号
大阪営業所・秋田開発センター・横手開発センター
設 立 : 2001年7月16日
事業内容 :
SaaS(クラウドサービス)事業
情報システムの開発及び販売
物流業務・小売業務コンサルティング

出典元:ロジザード株式会社プレスリリース

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