
株式会社NEXERと株式会社ORTICが共同で、健康食品を利用している全国の男女159名を対象に「健康食品を利用し始めたきっかけ」についての調査を実施したことが発表されました。この調査では、健康食品の初回利用年齢や利用理由、健康意識に変化をもたらした出来事などが明らかになっています。
この記事の目次
健康食品利用の実態調査概要
「より健康的になり、元気に生活を送りたい」という願いから、多くの方が日常的に健康食品を取り入れています。市場にはさまざまな商品が溢れ、利用者の年齢層も広がっている状況です。
今回の調査は、事前調査で「健康食品を利用している」と回答した全国の男女159名を対象に、健康食品を初めて利用した年齢やきっかけについて詳しく調べたものです。
「健康食品を利用し始めたきっかけに関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年8月1日 ~ 8月8日
調査対象者:事前調査で「健康食品を利用している」と回答した全国の男女
有効回答:159サンプル
質問内容は以下の5項目です。
質問1:健康食品を初めて利用したのは何歳の頃ですか?
質問2:健康食品を利用するようになったきっかけを教えてください。
質問3:健康食品を利用するようになったきっかけとして、健康に対する意識が変わった出来事はありますか?
質問4:それはどのような出来事ですか?もっとも大きいものをひとつだけ選んでください。
質問5:それで健康食品を利用した理由を教えてください。
※集計結果は原則として小数点以下第2位を四捨五入して表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
26.5%が、健康食品を初めて利用したのは「20代以下」
まず調査では、健康食品を初めて利用した年齢について質問されました。

調査結果によると、10代以下から29歳頃までを合わせると、26.5%が「20代以下」で健康食品を利用し始めていることが判明しました。
20代以下で健康食品を利用し始める方が多い背景には、美意識やダイエット、あるいは日々の食生活の偏りを補うといったさまざまな目的があると考えられます。これは、健康食品が特定の不調を改善するためだけでなく、「未病」という考え方に基づいて、日々の健康を維持するための予防策として取り入れられていることを示唆しています。
42.1%が、健康食品を利用するようになったきっかけは「健康維持のため」
次に、健康食品を利用するようになったきっかけについて選択してもらったとのことです。

調査の結果、4割以上の方が「健康維持のため」と回答したことがわかりました。このことから、健康食品は特定の病気の治療目的ではなく、日々の健康をサポートする目的で利用されていることが明らかになっています。病気になる前に予防したいという考え方が社会に浸透し、食生活の補助として健康食品が積極的に活用されている状況がうかがえます。
53.5%が、健康食品を利用するようになったきっかけとして、健康に対する意識が変わった出来事が「ある」
さらに、健康食品を利用するようになったきっかけとして、健康に対する意識が変わった具体的な出来事があるかどうかが質問されました。

調査結果では、半数以上の方が「ある」と回答されました。この結果から、多くの方がなんとなく健康食品を利用し始めるのではなく、自身の体調不良や家族の病気など、具体的な出来事がきっかけとなって、改めて健康に向き合う姿勢があることが見えてきます。
では、どのようなきっかけがあったのでしょうか。健康意識が変わった具体的な理由について選択してもらったとのことです。

調査で最も多かった回答は、「年齢を重ねて体の変化を感じた」でした。この結果は、若い頃には感じなかった体力の衰えや体調の変化を経験し、「このままではいけない」という危機感を持つ方が多いことを示しています。
次に、それぞれの回答理由について具体的な声が紹介されています。
「年齢を重ねて体の変化を感じた」それで健康食品を利用した理由は?
・体が以前より衰えを感じ始めた。(30代・男性)
・若いころはカップラーメンだけ食べていてもなんとも思わなかったのですが、年齢を重ねると野菜や果物が食べたくなるので、自分の体は素直なんだなと思って気張らずに楽しい食生活をして健康に努めています。(40代・女性)
・二日酔いがひどくなったから。(40代・男性)
・年齢的に体力の衰えを感じ始めたから。(50代・女性)
・入院して意識が健康志向に変わった。(60代・男性)
「健康診断の結果が気になった」それで健康食品を利用した理由は?
・年齢とともに痩せにくくなった。(30代・女性)
・健康診断の結果が悪かったので。(30代・女性)
・血液検査で「亜鉛欠乏症」がわかり、サプリメントを飲み始めて数値が改善したのですが、疲れやすさに関しては治らなかったからです。(40代・女性)
・健康診断でコレステロールの値が高かったので、DHAやEPAといったサプリが気になった。(40代・女性)
・血糖値・中性脂肪・肝機能の問題を指摘されたから。(60代・男性)
「生活習慣(食事・運動・睡眠など)が乱れていると感じた」それで健康食品を利用した理由は?
・体が重くなったから。(20代・女性)
・健康食品を食べることで他の食事も栄養面を気にするようになった。(30代・男性)
・野菜不足に家族が青汁を飲んでいたので自分も飲んでみたら案外美味しく、自分も飲んでみようと思った。(30代・女性)
・ニキビが多く出たから。(30代・女性)
「家族の健康を意識するようになった」それで健康食品を利用した理由は?
・家族が病院になり健康意識が高まった。(50代・男性)
・妻の健康診断で数値が基準値を外れていることがあることがきっかけで。(70代・男性)
「病気やケガを経験した」それで健康食品を利用した理由は?
・病気で入院した時に自分の不足している栄養分が分かり、補給しなければと。生活とともに食生活も改善しました。(50代・女性)
・2年前に甲状腺癌の手術をしたから。一度は死を覚悟したから。(60代・男性)
・排便が不規則になった事と憩室炎になり腸内環境を整えるべきと感じた。(70代・男性)
これらの回答から、多くの方が加齢に伴う体力の衰えや体調不良をきっかけに健康食品の利用を始めていることがわかります。二日酔いの悪化や食の好みの変化など、日常的な小さな変化が健康意識の向上につながる発端になっているケースも少なくないようです。
また、健康診断の結果や病気の経験、生活習慣の乱れなど具体的な出来事や客観的なデータも、健康食品を利用する重要な動機となっています。健康食品は、体の変化や不安を感じた方が、健康維持や予防のために取り入れる身近で効果的な手段の一つとなっていることがうかがえます。
まとめ
今回の調査では、健康食品を初めて利用したきっかけについて様々な側面から分析されました。調査結果から、20代以下から健康食品を利用し始める方が多く、美意識向上や食生活の偏りを補うなど、若年層も特定の目的のために健康食品を活用していることがわかりました。
また、健康食品の利用開始には、「年齢を重ねて体の変化を感じた」ことや「健康診断の結果」など、具体的な出来事が大きな影響を与えていることも明らかになりました。健康食品は特定の世代だけでなく、幅広い年齢層において様々な目的で利用されており、自己管理によって健康を維持しようとする意識の高まりが見られます。
自分に合った健康食品を探している方は、健康食品の製造や販売に特化した専門店に相談することで、より効果的な選択ができるかもしれません。健康維持は日々の小さな習慣の積み重ねであり、健康食品はその一助となる重要なツールとなっているようです。
出典元:株式会社NEXER プレスリリース