
デジタルビジネスのトータルサポートを行う株式会社DGビジネステクノロジー(デジタルガレージグループ、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員:清水 和徳、以下「DGBT」と称します)が、2025年8月25日から、サイト内検索サービス「NaviPlusサーチ」に、新機能「クイック検索機能」を導入することを発表しました。この新機能により、文字を入力するごとにリアルタイムでカテゴリやブランド名、商品名などの絞り込み候補や検索結果が自動表示され、ユーザーは目的の商品を迅速に見つけることができる新しい検索体験が実現されます。
なお、この技術は特許として出願済み(特願2025-117521)です。
クイック検索機能導入の背景
ECサイトにおける検索体験の質は、コンバージョン率や訪問回数などの主要指標に直接影響を及ぼす重要な要素とされています。しかしながら、商品数の少ないECサイトやBtoBサイトでは、しばしば検索機能の改良が後回しにされ、ユーザーが欲しい商品を見つけることに困難を感じています。特に中小ECサイトやD2C、BtoB事業者では、開発リソースやコストの制限により検索ユーザーインターフェースの改善が進まないことが多く、その結果、離脱や回遊率の低下が生じることがあります。
これらの課題を解消するために、DGBTは「NaviPlusサーチ」の新機能として、ページ遷移を伴わずに検索を完了する「クイック検索機能」を開発したとのことです。
クイック検索機能の概要
この「クイック検索機能」では、ユーザーが入力したテキストに基づき、検索窓にカテゴリ、ブランド、そして商品名などの候補を即座に表示します。候補をクリックすると、画面遷移なしで瞬時に検索結果が表示される新しい機能となっております。複数のカテゴリから商品を探す際でもページの切り替えが不要で、ユーザーは一覧ページから商品詳細ページに行き来することなく、直感的かつ迅速に目的の商品にアクセスができるのです。この機能により、途中での離脱を防ぎ、コンバージョン率や回遊率の向上を図ることが期待されます。また、「NaviPlusサーチ」の既存機能との組み合わせにより、検索を基点とした効果的な導線設計や接客体験の構築が実現されることになります。
この機能は、サイトに特定のJavaScriptタグを一行追加するだけで導入が可能です。このため、開発にかかる負担を軽減し、短期間かつ低コストで利用を開始でき、既存のデザインにもCSSで柔軟に対応できるようです。
この新機能は、商品点数が100から1,000点規模のECサイトやD2Cブランド、BtoB事業者の検索から、大規模ECサイトでのFAQやヘルプ検索、さらには非EC領域のサイト内検索まで、規模や業種に関わらず幅広く利用可能とのことです。

今後の展開
「NaviPlusサーチ」は、今回の「クイック検索機能」を幅広い企業が短期間で効果的に実装できるよう、主なECカートとの連携を強化し、導入支援体制を充実させる方針です。また、エンタープライズ向けの新たなメニュー開発も進めており、さまざまな事業規模に対応できるラインアップが整えられます。さらに、レコメンデーションやレビューとの「NaviPlusシリーズ」とのシームレスな連携を進化させ、検索を起点にしたサイト接客や顧客体験全体の最適化を図る包括的なソリューションへと発展させていくことを目指しています。
DGBTは、デジタルガレージのグループ戦略「DG FinTech Shift」に基づき、決済プラットフォームを提供しているグループ会社・株式会社DGフィナンシャルテクノロジーとの協力体制により、事業者の戦略立案から販促、購入、LTV最大化に至るまでの事業プロセス全体を包括的に支援しているとのことです。自社開発や国内外の先進的なテクノロジー企業との戦略的アライアンスを通じて、多様なビジネスニーズに応じた実用的なソリューションの提供をさらに加速し、事業者の競争力強化に寄与する所存です。
出典元:株式会社DGビジネステクノロジー プレスリリース