
総合ショッピングサイト「au PAY マーケット」を運営するauコマース&ライフ株式会社は、未成年のお子さまを持つ30代〜50代の男女400名を対象に、「2025年の子育て世帯の夫婦の節約意識の違い」と「2025年の子育て世帯の節約意識」に関する調査を実施しました。この調査では、夫婦間の節約に対する考え方や行動、認識の違いを明らかにし、家計のやりくりに役立つヒントを探ることを目的としています。
調査背景
au PAY マーケットは「暮らしが満たされるお買い物体験」をブランドアイデンティティに掲げ、一人ひとりの暮らしのカタチに寄り添ったサービス・商品を提供しています。このたび、同社はより良いお買い物体験の実現に向けて、「夫婦の節約価値観」に焦点を当てた調査を実施しました。
帝国データバンクによると、2025年通年の値上げは累計1万9416品目にのぼり、前年に比べて値上げの勢いが加速しています。また、日用品、エネルギー価格の高騰など、さまざまな物価高により家計への負担が一層深刻化しています。こうした厳しい状況下において、日々の暮らしを守るために「家族で節約に取り組む」家庭も増えていると考えられます。
この調査では、夫婦の節約に対する考え方や行動、認識の違いを可視化することで、家計のやりくりに役立つヒントを探っています。そして、同社は節約を「我慢」ではなく「前向きな工夫」として捉えられるような、新しいお買い物体験の提供につなげていくことを目指しています。
調査サマリー
子育て世帯の夫婦の節約価値観
1. 約3組に1組の夫婦が節約に対する意見や考えが一致していません。節約に関して揉めた理由は「夫婦の節約に対する温度差の違い」が最も多く挙げられています。
2. 節約に貢献しているのは「妻」と答えた人が約7割に達しています。男性は「妻」と「夫」で約半数だったのに対し、女性は8割以上が「妻」と回答しており、認識の差が明らかになっています。
3. 相手に対して無駄遣いをしていると感じるものTOP3は、1位「お酒」、2位「外食」、3位「頻繁なコンビニ利用」となっています。また、女性は「車・バイク関連」「他人におごる」を、男性は「美容」「旅行」「美容院」を無駄遣いと感じる傾向があることがわかりました。
4. 夫婦で決めている節約ルール1位は「ポイントが多くつく日に集中的に買い物をする」であり、多くの家庭でポイント活用が節約の重要な手段となっていることがわかります。
2025年の子育て世帯の節約意識
1. 2025年で最も家計に響いた出来事は「お米の値上げ」が第一位となりました。これに関連して、2025年に入って節約のためにECで購入するようになったものも「お米」が第一位となっています。
2. 「ポイ活」よりも「節約」にストレスを感じる人は約7割にのぼり、安さを重視した買い物で失敗する人が多いことが明らかになりました。
3. 今後「ポイ活」で重視したいのは「ためたポイントを増やすこと」で、ポイント還元キャンペーンよりも「ポイ増し」に注目が集まっています。
子育て世帯の夫婦の節約価値観の詳細
およそ3組に1組の夫婦が節約に対する意見や考えが一致していない
夫婦間での節約に対する意見や考えが「一致していない」と答えた人は30.8%に達しています。また、「節約に関して揉めたことがあるもの」については、「夫婦で節約に対する温度差があること」が21.8%で1位となりました。この結果から、夫婦でお互いの節約に対する温度差をすり合わせる必要があることが示唆されています。


節約に貢献しているのは「妻」と答えた人が約7割
全体では「夫婦で節約に貢献しているのはどちらだと思いますか」という問いに対して、「妻」が68.6%という結果になりました。一方「夫」は31.4%となり、約2倍近く差が開いています。
男性だけでみると、「妻」と答えた人は51.5%、「夫」と答えた人は48.5%とあまり差がない結果になりました。一方、女性だけでみると、「夫」と回答した人は14.5%だったのに対し、「妻」と回答した人は85.5%と6倍近い差が生まれています。
これらの結果から、男性と女性で「どちらが節約に貢献しているか」の認識に大きなズレがあることが浮き彫りになりました。「一方が節約を頑張っている」という意識が生まれることで、先述のような「節約に対する温度差」が生じる要因になっていると考えられます。


相手に対して無駄遣いをしていると感じるものTOP3
無駄遣いと感じるものの1位は「お酒」で22.0%、2位は「外食」で21.3%と、飲食に関するものがTOP2を占めています。また、3位は「頻繁にコンビニを利用する」で16.5%と、都度買いに対して「無駄遣い」だと感じる人が多いという結果になりました。
女性だけでみると、夫に対して無駄遣いをしていると感じるもの1位は「お酒」で27%でした。一方、男性は妻に対して、「外食」が21.5%で最も多い結果となりました。
また、女性は男性と比較して「車・バイク関連」「他人におごる」を無駄遣いと感じる人が多く、男性は女性と比較して「美容」「旅行」「美容院」を無駄遣いと感じる傾向があるという結果になりました。この結果から、夫婦間で無駄遣いと感じる項目に違いがあることが明らかになっています。


夫婦で決めている節約ルール1位は「ポイントが多くつく日に集中的に買い物をする」
夫婦での節約ルールでは「ポイントが多くつく日に集中的に買い物をする」が36.8%と最も多い結果になりました。他の項目よりも手軽に、お互い負担なくできる項目であることから、1位になったと考えられます。また、個人だけでなく家族としても「お得にポイントをためる」ことを重要視していることがわかります。

2025年の子育て世帯の節約意識の詳細
2025年で家計に響いた出来事 第一位は「お米の値上げ」
さまざまな物価高でお財布に厳しい日々が続いていますが、やはり、日々の食事に欠かせないお米の値上げが家計に響いた出来事の第一位となりました。
お米の値上げの影響からか、「2025年に入って節約のためにECで購入するようになったもの」も「お米」が第一位となっています。少しでもポイント還元や、ECのクーポン利用を活用してお米をお得に購入したい層が増加していると考えられます。実際にau PAY マーケットでは、割引クーポンの配布やPontaポイントの還元を実施しており、価格高騰の中でもお客さまにお得にお買い物いただけるよう工夫を行っています。
女性だけでみるとお米が1位と変化はなかったものの、「化粧品・スキンケア用品」が26%で2位にランクインしました。この結果から、「化粧品・スキンケア用品」が女性の生活必需品となり、お気に入りや定番商品のリピート購入や気になる商品をECで手軽に購入する傾向が強まっていることがうかがえます。



「ポイ活」よりも「節約」にストレスを感じる人は約7割
ポイントをためてお得に使う「ポイ活」よりも、より安いものを選んだり、購入を控える「節約」のほうがストレスに感じる人が圧倒的に多い結果となりました。度重なる物価高で「節約疲れ」になっている人が増えていると予想されます。
節約のし過ぎで「ちょっと失敗した」と思ったこと1位は「より安いものを選ぶために時間や手間をかけすぎた」となっています。安さや節約を重視するあまり、時間や品質や精神面を犠牲にすることで、節約がストレスになっている人が多いと推察されます。


今後「ポイ活」で重視したいのは「ためたポイントを増やすこと」
今後重視したいポイ活第一位は「ためたポイントを増やす」がランクインしました。定番のポイント還元率が高くなるキャンペーンよりも上回ったことから、ポイントをためるだけでなく、交換や運用でポイントを増やしていく「ポイ増し」への注目度が高まっていることがうかがえます。

調査概要
調査方法: WEB アンケート方式
調査対象: 未成年の子どもを持つ 30代~50 代の男女
有効回答数: 400名
調査実施日: 2025年7月28日~7月29日
出典元:auコマース&ライフ株式会社 プレスリリース