Shirofune、Amazon Marketing Cloudと連携機能を追加 - 予測LTVベースのAmazon Ads自動最適化が実現

株式会社Shirofune(本社:東京都中央区、代表:菊池満長)は、同社が提供する広告運用自動化ツール「Shirofune(シロフネ)」において、Amazon Adsの運用自動化機能を強化したことを発表しました。このたび、Amazon Adsのデータクリーンルームである「Amazon Marketing Cloud(AMC)」との連携機能が新たに追加されました。これにより、予測Life-Time Value(LTV)に基づいたAmazon Ads運用の自動最適化が可能になります。

また、従来のAmazon Ads管理画面では実現できなかった、新規顧客獲得単価や新規顧客ROAS、LTVのレポート化機能もShirofuneで利用できるようになっています。

Shirofuneの新機能イメージ

Amazon Adsの長期売上を最大化するための入札自動最適化を実現

これまでShirofuneが提供していたAmazon Ads運用自動化機能では、新規顧客と既存顧客を合算した単発のROASをベースとした最適化を行っていました。今回のAMC連携により、より重要な指標である新規顧客獲得単価や新規顧客ROAS、予測LTVをベースにした長期売上を最大化するための入札自動最適化が可能となります。

同時に、AMCのオーディエンス作成機能を活用することで、新規顧客に対してより高い入札調整比を自動設定し、新規獲得割合を自動的に増加させる調整も行われます。特筆すべき点として、予測値は連携開始直後から過去データを参照して即座に算出されるため、シグナルの蓄積を待つことなく、すぐに長期売上の最大化を目指した運用を開始できるとのことです。

なお、ShirofuneがAMCのような大手広告ソリューションのデータクリーンルームと連携した機能をリリースするのは、今回が初めてとなります。

Amazon Adsの新規顧客獲得単価や新規顧客ROAS、予測LTVのレポート化も可能に

通常のAmazon Ads管理画面では、新規顧客と既存顧客を合算した単発のROASのみが可視化され、新規顧客獲得単価や新規顧客ROAS、LTVなどのより詳細な指標を確認することができませんでした。

今回のAMC連携により、これらの重要指標もShirofuneの管理画面やレポート上で簡単に可視化できるようになりました。これにより、LTV運用の基となる各種指標でのパフォーマンスを簡単かつ迅速に把握することが可能となっています。

AMC連携のための複雑な設定操作は不要、誰でも簡単に実現可能に

AMCとの連携にあたり、ユーザーはSQL記述やデータ設計、その他の複雑な作業を行う必要は一切ありません。連携を開始したタイミングから、Shirofuneが全自動でデータを取得・突合してくれるため、専門的な知識がなくても誰でも簡単に利用することができます。

この機能を利用するにあたり、Shirofune上で追加料金が発生することはありませんが、AMCの有料テーブル利用料金についてはAmazonへ直接支払いが必要となります。

ShirofuneのAmazon Ads運用自動化機能について

Shirofuneは「1日10分でプロ品質の広告運用」を実現する広告運用自動化ツールとして、Amazon Ads運用においても様々な自動化機能を提供してきました。これまでに以下のような機能をリリースしています。

  • 入札最適化&データ保存機能
  • 広告改善(改善カード)機能
  • 検索クエリ改善機能

これらの機能を活用することで、Amazon Adsの運用効率と効果を大幅に向上させることが可能となっています。特に今回のAMC連携による予測LTVベースの最適化は、短期的なROASだけでなく長期的な顧客価値に基づいた広告運用を実現するという点で画期的です。

ShirofuneのLTV運用について

Shirofuneは従来から、CPA(顧客獲得単価)からLTV(顧客生涯価値)へと広告運用の考え方をシフトさせることを提唱してきました。今回のAMC連携機能の追加は、そうした取り組みをさらに強化するものとなっています。

LTVベースの広告運用では、単に初回購入時の売上だけでなく、顧客の将来的な購入も含めた長期的な価値に基づいて広告投資を行うことができます。これにより、より戦略的かつ持続可能な広告運用が可能となり、ビジネスの長期的な成長に貢献します。

Amazon Marketing Cloud(AMC)について

Amazon Marketing Cloud(AMC)はAmazon Adsが提供するデータクリーンルームであり、広告主が自社のデータとAmazonのデータを安全に連携させ、より詳細な分析を行うことができるプラットフォームです。AMCを活用することで、Amazonでの広告パフォーマンスに関するより深い洞察を得ることができ、より精度の高い広告運用が可能になります。

機能詳細や利用方法、料金などの詳細については、Amazon公式サイトの情報を参照することをお勧めします。

Shirofuneについて

Shirofuneは「1日10分でプロ品質の広告運用」を実現する、広告運用自動化ツールです。広告運用が未経験の方でも、簡単操作で広告の出稿から最適化まで、ワンストップで実現できます。運用領域に加え、AIを活用したクリエイティブ(動画/静止画)の分析から改善も可能となっています。

また、CRM/ECプラットフォームなどのデータを統合しLTVをベースにした広告運用を可能にするなど、運用に精通した人がさらに高度な広告運用を行うための機能も提供しています。運用に関わる各種業務を自動化することで、広告業務に関わる生産性の大幅な改善を実現します。

現在13,000を超えるアカウントがShirofuneを通じて運用が自動化されており、上場企業から成長企業の広告主様の自社運用の支援をはじめ、大手広告代理店様の社内運用業務の基幹システムとしての採用など、幅広く活用されています。

2023年2月からは海外展開も開始し、北米をはじめオーストラリアなどでもShirofuneを導入する企業が増加しています。2025年4月には全米広告主協会主催の『2025 ANA Marketing Technology Innovator of the Year Awards』でShirofune代表の菊池氏が年間最優秀賞となる「GOLD」を受賞しました。

株式会社Shirofune会社概要

広告運用自動化ツール「Shirofune」

代表:菊池満長
事業内容:広告運用自動化ツール「Shirofune」の開発・提供
設立:2014年10月
所在地:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-8-13 日本橋滄浪閣ビル4F東

出典元:株式会社Shirofune プレスリリース

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