株式会社DGビジネステクノロジー(デジタルガレージグループ会社/本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員:清水 和徳)は、SUPER STUDIOが提供する統合コマースプラットフォーム「ecforce」を活用し、D2Cブランドの事業立ち上げからグロース支援までを本格的に展開することを発表しています。中堅・成長企業向けに、EC立ち上げやLTV最大化に関する課題解決を、戦略設計から構築・運用・データ活用まで一気通貫で支援する体制を整えているとのことです。
この記事の目次
背景
近年、ECブランドの立ち上げが加速している状況にあります。特に美容・健康商材などの分野では、顧客生涯価値(LTV)を意識した早期の事業設計が成功の鍵を握るなど、初期フェーズから戦略的なアプローチが求められるようになっています。一方で、立ち上げ期の事業者は限られた人員体制やノウハウのもとで事業開発とECサイトの構築・運用を同時進行で進めなければならず、スピードと柔軟性を兼ね備えた基盤選びが重要な課題となっています。
このような状況において、「ecforce」は迅速なECサイト構築とLTVを軸とした事業成長を支えるシステム基盤として、多くの成長企業に採用されています。直近では、マーケティングや販売チャネルの強化、アジャイルなデータ活用を可能にする統合コマースプラットフォームとして、1,600ショップ以上(2025年5月末時点)に導入されている実績があります。
一方、DGビジネステクノロジー(DGBT)はエンタープライズ企業を中心に、EC構築パッケージ「SI Web Shopping」を活用したサイト構築を数多く手掛けており、複雑な業務フローや商流に対応できる拡張性と開発力を強みとしています。D2Cブランド支援においては、事業戦略の設計から商品企画、プロモーション、ECサイトの運用・改善までを一気通貫で支援し、ブランド立ち上げから成長フェーズに至るまでハンズオンで伴走する体制を構築しています。
今回のパートナーシップを通じて、DGBTは高度な開発力とブランド伴走型の支援力を融合させ、よりスピーディーで実行性の高いEC支援体制を中堅・成長企業に向けて提供していくことになります。
「ecforce」の特長
1. スピーディーなECサイト構築と柔軟な拡張を両立するSaaSプロダクト
LTV最大化を前提としたコマース基盤をスピーディーに構築することが可能です。また、APIベースの設計により外部ツールとの連携やアドオン開発にも柔軟に対応できる特徴を持っています。
2. データドリブンなクロスチャネル販売戦略を支援
あらゆる場所にいる顧客に対して、ECサイトや店舗などクロスチャネルで商品・サービスをデータドリブンに販売できる環境を構築します。ECや店舗、予約システムまでの顧客データも資産として統合管理することが可能となっています。
3. コマースDXを加速させるデータソリューションの提供
ecforce cdp、ecforce bi、ecforce maの3つのデータソリューションを展開しています。顧客データの統合・分析・活用までをワンプロダクトでカバーし、成果に直結するマーケティング戦略と施策のPDCA環境を構築できるようになっています。
今後の展開
DGBTは、今回のパートナーシップを起点として、成長企業やD2Cブランドを中心とした支援領域の拡充を図っていくとしています。EC構築をはじめ、CRM設計、LTV最大化を目的としたリテンション施策、プロモーション、不正対策まで、事業フェーズに応じて最適なソリューションを組み合わせ、スピードと実行力を備えた支援を提供していく方針です。
また、今後はDGBTが展開するマーケティングサービス群「NaviPlusシリーズ」やデジタルガレージグループの株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)が提供する決済プラットフォームとの機能連携の可能性も検討していくとのことです。
DGBTはグループ戦略「DG FinTech Shift」のもと、DGFTとの両輪体制により、事業者の戦略立案から販促、購入、LTV最大化に至るまでの事業プロセス全体を包括的に支援しています。グループおよび国内外の先進テクノロジー企業との戦略的アライアンスや自社開発を通じて、多様なビジネスニーズに応じた実用的なソリューションの提供を加速し、事業者の競争力強化に貢献していくとしています。
DGビジネステクノロジーについて
DGビジネステクノロジー(DGBT)は、デジタルガレージグループのデジタルビジネス総合支援企業です。戦略支援、システム戦略、デジタルマーケティング、セキュリティ、データ活用など、多彩なソリューションを組み合わせ、戦略策定から販促、購入、リピートまで、コマースやデジタルビジネスのあらゆるプロセスを包括的に支援し、事業者の成長を後押ししています。
また、グループ戦略「DG FinTech Shift」をもとに、決済事業を展開する株式会社DGフィナンシャルテクノロジーとDGBTの両輪体制で、事業者のビジネス最大化と経営基盤の強化を支援しています。DGBTは、EC黎明期からコマースビジネスを支援してきたナビプラス株式会社、株式会社DGコマース、株式会社スクデットの3社が経営統合し、2025年4月に新会社として始動しました。
公式サイト:https://www.dgbt.jp
統合コマースプラットフォーム「ecforce」について
ecforceは、コマースDX実現に向け、マーケティングや販売チャネルの強化、アジャイルなデータ活用を可能にする統合コマースプラットフォームです。販売チャネルの構築・強化からデータの取得・統合管理・分析・活用まで、コマースビジネスに特化した様々なプロダクトを提供しています。
コマースビジネス全体を最適化することを目指し、お客様のビジネスに合わせて事業を成長させるための基盤を構築します。これにより、「コト、モノにかかわる全ての人々の顧客体験を最大化する」というSUPER STUDIOのミッションを実現します。
公式サイト:https://ec-force.com/
DGBTは今回の「ecforce」とのパートナーシップにより、スピード感と実行力を兼ね備えたEC支援体制を整え、中堅・成長企業のD2Cブランド立ち上げからグロースまでを総合的に支援していきます。戦略設計から構築・運用・データ活用までのワンストップソリューションを提供することで、ECビジネスの成功を後押しする体制が強化されました。
このパートナーシップは、両社の強みを掛け合わせることで、より効果的なD2C支援を実現するものとなっています。DGBTの高度な開発力とブランド伴走型の支援力に、「ecforce」の迅速なECサイト構築能力とデータドリブンなマーケティング基盤が加わることで、成長企業やD2Cブランドの事業拡大を加速させる総合的なソリューションとなることが期待されています。
ECビジネスを取り巻く環境が急速に変化する中、こうした包括的なサポート体制は、限られたリソースの中で効率的に事業を立ち上げ、成長させていく企業にとって大きな支援となるでしょう。特に美容・健康商材などLTVを意識した事業設計が重要な分野において、初期段階からの戦略的なアプローチが可能となる点は注目に値します。
出典元:株式会社DGビジネステクノロジー プレスリリース