RJCリサーチの調査結果:「X(旧Twitter)」が最もイラッとするSNS、約3割がミュート・ブロックで対処

株式会社RJCリサーチ(本社:東京都港区、代表取締役社長:倉本 雄太)がLINEリサーチを活用して「SNSに関する調査」を実施したことが発表されました。この調査は全国の20歳から69歳の男女1,050人を対象に行われたものです。

調査のポイント

  • 利用者が最もイラッとすると感じるSNSは「X(旧Twitter)」であることが判明しました。
  • 「Instagram」については、特に女性の20-40代が他の年代に比べて多くイラッとする傾向があるという結果が出ています。
  • 投稿内容では「不確かな情報(デマやフェイクニュース、ゴシップ)の拡散」に、コメントやリアクションでは「上から目線のコメント」に多くの人がイラッとしていることがわかりました。
  • SNSを利用していてイラッとした際の対処法としては、「ミュート・ブロック・フォロー解除をする、とりあえずSNSから離れる」が最も多く、全体の約3割の人がこの方法を選択しています。

最もイラッとするSNSはX(旧Twitter)

調査結果によると、最もイラッとすると感じるSNSについては、全体の32.6%が「X(旧Twitter)」と回答しており、2位の「Instagram」よりも19.1ポイントも高い結果となりました。特に男女ともに20-30代の回答者が多く、20-30代と40代以降では明確な傾向の違いが見られます。

2位にランクインした「Instagram」については、女性の20-40代が他の年代よりも高いポイントを示しています。この年代の女性はライフステージに大きな変化を経験することが多く、いわゆる「映え」を意識した投稿が、人によってはイラッとする要因になっていると考えられます。

イラッとする投稿内容とコメント/リアクション

イラッとする投稿内容とコメント/リアクションについて複数回答形式で調査したところ、投稿内容については「不確かな情報(デマやフェイクニュース、ゴシップ)の拡散」が最も高いポイントを獲得し、約5割の人がイラッとすると回答しています。

一方、コメントやリアクションについては「上から目線のコメント」が最も高いスコアを記録し、約4割の人がイラッとすると答えています。

年代別に分析すると、男性の20代と女性の20-30代においては、ほぼすべての項目で他の年代よりも「イラッとする」と回答する傾向が強いことがわかりました。企業がSNSで公式アカウントを運営する際には、特に20-30代の利用者がイラッとしないような、受け入れられやすい投稿やコメント/リアクションを心がけることが今後ますます重要になると考えられます。

SNSでイラッとしたときの対処法

SNSを利用していてイラッとした際の対処法としては、「ミュート・ブロック・フォロー解除をする、とりあえずSNSから離れる」が最も多く選ばれ、全体の約3割の人がこの方法を選択しています。特に20-30代の回答者が多く、女性の20代では半数に当たる5割の人がこの対処法を挙げており、若年層ほどミュートやブロック機能を活用したり、SNSから一時的に距離を置いたりする傾向があることがうかがえます。

男女別に見ると興味深い違いも明らかになりました。女性は「好きなアカウントの投稿/可愛い動物動画を見る」や「友達や家族など身近な人に共有する・話をする」など、他のコンテンツや他者との関わりの中で対処する傾向があります。一方、男性は「何もしない」あるいは「お酒を飲む/タバコを吸う」という方法を選ぶ割合が女性よりも高く、男女間で対処法に明確な違いがあることが示されています。

調査の概要

今回の調査は以下の概要で実施されました:

  • 調査手法:LINEリサーチ プラットフォームを活用した調査
  • 調査地域:全国47都道府県
  • 調査対象:20歳~69歳の男女
  • 調査期間:2025年1月17日(金)~20日(月)
  • 有効回収数:1,050サンプル

なお、図表の数値については四捨五入による端数調整を行っていないため、内訳と合計が必ずしも一致しない場合があります。

まとめ:SNS利用時のイライラ対策

今回の調査結果から、多くの人がSNS利用時に何らかのイライラを感じており、特に「X(旧Twitter)」でその傾向が強いことが明らかになりました。また、不確かな情報の拡散や上から目線のコメントが特にイライラの原因となっており、若年層ほどそうした傾向が顕著であることがわかります。

SNSは現代のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしていますが、時にはストレスの原因にもなり得ます。調査結果が示すように、ミュートやブロック機能を活用したり、一時的にSNSから離れたりするなどの対処法を知っておくことで、より健全なSNS利用が可能になるでしょう。

また、企業や組織がSNSを活用する際には、特に若年層の感覚を理解し、イライラを引き起こさないようなコミュニケーション方法を心がけることが重要です。この調査結果は、より良いSNS利用環境を構築するための貴重な示唆を提供しています。

RJCリサーチについて

株式会社RJCリサーチは、マーケティングリサーチ事業を展開しています。同社は以下の事業内容を主に手がけています。

  • 市場調査、世論調査、社会調査等の企画設計
  • 調査の実施、集計分析、報告書作成
  • リサーチ・コンサルティング(最適な企画設計・分析手法の提案)
  • 各種統計資料、一般資料の収集と分析など

会社の基本情報は以下の通りです。

  • 会社名:株式会社RJCリサーチ
  • 代表者:代表取締役社長 倉本 雄太
  • 設立:1967年7月 ※2017年12月に分社化により新会社として設立
  • 本社所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル23F

出典元:株式会社RJCリサーチ プレスリリース

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