サイバー・バズとクロスシーが業務提携、TikTok Shopの日本ローンチに合わせて出店・販売支援の包括的協業を開始

ソーシャルメディアマーケティング事業を手がける株式会社サイバー・バズ(東京都渋谷区、代表取締役社長:髙村 彰典)は、中国および東アジア地域でのライブコマース支援実績を持ち、日本国内で公式TikTok Shop Partner(TSP)として登録されている株式会社クロスシー(東京都港区、代表取締役:田中 祐介)と業務提携を結んだことが発表されました。この提携により、「TikTok Shop」の日本ローンチに合わせて、国内外のブランド・メーカー向けに出店・販売支援の包括的な協業を開始するとのことです。

業務提携の背景と目的

近年、TikTokは単なる動画視聴プラットフォームから、ユーザーの購買行動を促すプラットフォームへと進化を遂げています。特に注目されているのが、アプリ内でショート動画の視聴から商品購入までをシームレスに完結できる「TikTok Shop」機能です。このショート動画・ライブ配信と連動したEC機能は、すでに東南アジアや米国、中国市場で大きな成功を収めており、世界的に注目を集めています。

日本市場においても、特にZ世代からミレニアル世代のユーザーへのリーチ手段として、企業のD2C(Direct to Consumer)戦略やブランドEC展開における新たな販売チャネルとしての可能性が高まっています。

サイバー・バズは、TikTokの広告運用、クリエイター施策、オーガニック投稿など、TikTokマーケティングの幅広い領域で多数の実績を持っています。同社は独自のインフルエンサーネットワークやSNSコマース戦略支援を通じて、企業のブランド認知向上から売上貢献までを総合的にサポートしてきました。

一方、クロスシーは、中国のショート動画・ライブ配信プラットフォーム「抖音(Douyin)」や「小紅書(RED)」を中心としたマーケティング支援を5年以上にわたって展開しています。日本国内では公式TikTok Shop Partner(TSP)として、日本企業および中国企業の日本市場におけるEC売上拡大支援をすでに開始しています。

今回の両社の業務提携によって、TikTok Shopへの出店準備から販促戦略立案、広告運用、ライブ配信企画、クリエイター起用、効果測定に至るまでの一連のプロセスを一貫して高度に支援する体制が構築されます。これにより、国内企業のTikTokを活用したコマース展開を強力にバックアップしていく方針とのことです。

提供サービス一覧

  • TikTok Shop出店コンサルティング
  • TikTok広告運用支援
  • LIVEコマース施策の企画・実行
  • クリエイター起用・動画制作支援
  • レポート・分析・改善提案

上記のサービスラインナップにより、TikTok Shopを活用したい企業は、出店準備から運用、効果検証まで一気通貫したサポートを受けることが可能になります。特に、両社の強みを活かした広告運用とライブコマース施策の連携は、TikTok Shop上での効果的な販売促進につながると期待されています。

今後も両社は、急速に進化するSNS時代におけるEコマース支援の高度化を目指していくとのことです。AI技術を活用した広告運用の最適化や、国境を越えたライブ配信の展開、複数ブランドを横断するプロモーションなど、新たな価値を創出する共同施策を積極的に展開していく予定だと発表されています。

この提携は、日本市場でのTikTok Shopの普及と成長に大きく貢献するものと見られており、国内企業のソーシャルコマース戦略にも新たな選択肢を提供することになるでしょう。

ソーシャルメディアとEコマースの融合が進む現代において、この業務提携は両社のリソースと専門知識を組み合わせることで、より効果的なマーケティングソリューションを企業に提供することを目的としています。

株式会社クロスシー 会社概要

クロスシーは2010年の創業以来、「ヒトとコンテンツの力で世界・アジア各国の経済・文化の交流促進に貢献し、より豊かな社会を創造する。」というミッションを掲げ、日中間のクロスボーダービジネスを展開しています。中国の主要なショート動画・ライブ配信プラットフォームである「抖音(Douyin)」や「小紅書(RED)」を中心としたマーケティング支援を提供し、アジア市場と日本をつなぐ架け橋としての役割を果たしています。

事業内容としては、中国・東南アジア市場を中心としたショート動画やライブコマース支援に加え、日本国内でのTikTok Shop運営支援を手がけています。特にライブコマース分野では豊富な経験と実績を持ち、日本企業の海外展開や海外企業の日本進出をサポートしています。

所在地は東京都港区南青山4丁目18-11 フォレスヒルズ イ-ストウイング 2階に位置しています。

株式会社サイバー・バズ 会社概要

サイバー・バズは2006年に創業し、2019年に東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に上場を果たしました。「コミュニケーションを価値に変え、世の中を変える。」というミッションのもと、インフルエンサーを主軸としたソーシャルメディアマーケティング事業を展開しています。

同社は「インフルエンサーサービス」「SNSアカウント運用」「インターネット広告販売」など、SNS周辺領域のソリューションを一気通貫で提供しており、多くの企業のデジタルマーケティング戦略をサポートしています。

事業内容としては、ソーシャルメディアマーケティング事業、ライブ配信プラットフォーム事業、HR事業などを手がけており、デジタルマーケティングの幅広い分野でサービスを提供しています。

所在地は東京都渋谷区桜丘町12−10 住友不動産渋谷インフォスアネックス4,5,6Fに構えており、東京証券取引所グロース市場に上場(証券コード 7069)しています。

今回の業務提携により、両社の強みを活かしたTikTok Shopへの出店・販売支援が強化され、日本企業のソーシャルコマース戦略がより一層充実することが期待されます。特にTikTokというプラットフォームの特性を活かした動画マーケティングとEC連携は、若年層を中心とした新たな顧客層の開拓に有効なアプローチとなるでしょう。

ソーシャルメディアの進化に伴い、消費者の購買行動も大きく変化している現在、このような業務提携は時代のニーズに応えるものであり、日本のECマーケットにおける新たな潮流を生み出す可能性を秘めています。

出典元:株式会社サイバー・バズ プレスリリース

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