スーパー来店前に56%が特売情報をチェック、83%がWebチラシを活用 - 週2回以上チェックが7割に

株式会社ファンくる(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口敬人)は、消費者の買い物行動に関する調査を実施し、スーパーの特売情報・キャンペーンのチェック状況について興味深い結果を発表しました。調査によると、56%の消費者がスーパー来店前に特売情報やキャンペーンをチェックしており、その83%がWebチラシを活用していることが明らかになりました。

調査結果サマリー

  1. スーパーへの来店前に特売情報やキャンペーンなどをチェックする人は56%、週に2回以上チェックしている人は70%
  2. 特売情報やキャンペーンは「Webチラシ」でチェックする人が83%
  3. 特売情報やキャンペーンが来店のきっかけになることがある人は86%、きっかけになるのは「特売や割引」

株式会社ファンくるは、お客さまの声を最先端の分析でファン増加につなげる企業として、同社の「ファンくる」会員を対象に定期的に消費者の意識調査を行っています。今回はスーパーの特売情報・キャンペーンについて、特売情報やキャンペーンをチェックする頻度や手段などを「ファンくる」会員1,000名(男性227名、女性773名)に調査を実施しました。

調査結果によると、スーパーに来店する前に特売情報やキャンペーンなどを「必ずチェックする」方は17%、「チェックすることが多い」方は39%と、半数以上の方がチェックする習慣があることが分かりました。年代別に見ると、30代では62%、40代では63%と、他の年代に比べてチェックしている方が多い傾向が見られます。

また、チェックする頻度については「1週間に3回以上」が28%と最も多く、全体の70%が1週間に複数回チェックしていると回答しています。特売情報やキャンペーンをチェックする手段としては「Webチラシ」が83%と圧倒的に多く、次いで「スーパーのアプリ」が40%という結果でした。さらに、特売情報やキャンペーンが来店のきっかけになることがあると回答した方は86%に上り、「特売や割引」が来店を促す重要な要因となっていることが明らかになりました。

調査結果

1. スーパーへの来店前に特売情報やキャンペーンなどをチェックする56%、週に2回以上チェックしている70%

調査結果から、スーパーへの来店前に特売情報やキャンペーンをチェックする習慣がある消費者が過半数を超えていることが分かります。特に30代と40代では約6割の方がチェックしており、他の年代よりもチェック率が高くなっています。これは、この年代が家計を管理する中心的な役割を担っていることが背景にあると考えられます。

また、チェック頻度については、週に2回以上チェックしている人が全体の70%を占めており、特に「1週間に3回以上」チェックする人が28%と最も多いことから、多くの消費者が頻繁に特売情報をチェックしていることが明らかになりました。これは、消費者が賢い買い物をするために、定期的に情報収集を行っている実態を示しています。

2.特売情報やキャンペーンは「Webチラシ」でチェック83%

特売情報やキャンペーンをチェックする手段としては、「Webチラシ」が83%と圧倒的な支持を集めています。従来の紙のチラシに代わり、デジタル化されたWebチラシが主流となっていることが明確に示されています。次いで「スーパーのアプリ」が40%となっており、デジタルツールを活用した情報収集が一般的になっていることが分かります。

この結果は、消費者の情報収集手段がデジタルシフトしていることを示しており、小売業界におけるデジタルマーケティングの重要性がますます高まっていることを示唆しています。特に、スマートフォンの普及により、いつでもどこでも手軽に特売情報をチェックできる環境が整っていることが背景にあると考えられます。

3.特売情報やキャンペーンが来店のきっかけになることがある86%、きっかけになるのは「特売や割引」

調査では、特売情報やキャンペーンが来店のきっかけになることがあると回答した方が86%に達しており、多くの消費者が特売情報に基づいて来店を決定していることが明らかになりました。特に「特売や割引」が来店を促す重要な要因となっており、価格訴求が依然として強い集客力を持っていることが示されています。

この結果は、スーパーマーケットにおける販促活動において、特売情報の効果的な発信が非常に重要であることを示しています。消費者の購買行動に直接影響を与える要素として、特売や割引の情報を効果的に届けることが、集客や売上増加につながると考えられます。

今回の調査ではこれ以外にもスーパーでの商品の選び方や店内で目に留まる販促物など全26問で回答を得ており、消費者の買い物行動に関する幅広いデータが収集されています。

調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:一般消費者

回答者:「ファンくる」に登録している全国150万人のユーザー

回答者数:1,000名(男性227名、女性773名)

調査時期:2025年5月30日~6月7日

調査項目:スーパーでの買い物についての消費者調査

設問数:26

この調査結果は、スーパーマーケットの運営者にとって貴重な情報となります。消費者の特売情報チェックの習慣や頻度、その手段、そして来店決定に影響を与える要因を理解することで、より効果的な販促戦略を立てることが可能になります。特に、Webチラシが主要な情報源となっている現状を踏まえ、デジタルマーケティングの強化が求められています。

また、30代・40代の消費者が特売情報をよくチェックしているという結果は、この年代をターゲットにした販促活動の重要性を示しています。家計を管理する立場にある彼らに効果的にアプローチすることで、来店促進や売上向上につながる可能性があります。

さらに、特売情報が来店のきっかけになるという高い割合(86%)は、適切な特売戦略が集客に直結することを示しています。消費者ニーズに合わせた商品の特売や割引を実施し、それを効果的に告知することが、競争の激しい小売業界での差別化につながるでしょう。

ファンくるについて

株式会社ファンくるは、お客様や従業員の声を独自の特許技術で分析することにより、店舗運営、商品開発、営業活動、従業員エンゲージメント等の向上を支援する様々なWebサービスをあらゆる業界に対して提供しています。また、体験型情報サイト「ファンくる」の運営や、インターネットリサーチなどのマーケティング支援も行っています。

【会社概要】

■会社名:株式会社ファンくる

■代表者:代表取締役社長 山口敬人

■資本金:1億円

■創業:2004年8月26日

■所在地:東京都千代田区岩本町 1-10-5 TMMビル4F

出典元:株式会社ファンくる プレスリリース

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