
売れるネット広告社グループ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長CEO:加藤公一レオ、東証グロース市場:証券コード9235)の連結子会社である売れるネット広告社株式会社は、D2C(ネット通販)事業者向けに展開しているランディングページ特化型クラウドサービス『売れるD2Cつくーる』において、悪質な"初回特別価格の繰り返し注文"を強力にブロックする革新ロジックを実装したことを発表しました。

深刻化する"初回価格の悪用"と、D2C事業者の悲鳴
現在、D2C業界では、"初回限定価格"という定期(サブスク)のビジネスモデルの根幹が崩れつつある状況が発生しています。本来は「新規のお客様1回限り」の特典として設計された初回価格を、悪質な"初回ピッカー"や"転売目的の業者"が、別名義・偽アドレス・虚偽情報を駆使して何度も繰り返し不正注文するというケースが急増しているのです。
これらの悪質ユーザーは、以下のような手口を用いています:
・架空のメールアドレスで大量のアカウントを作成
・家族や知人の名義を悪用
・虚偽の住所・電話番号・複数のクレジットカードを使い分け
・獲得した商品を二次流通で転売し、不正に利益を得る
このような巧妙な手法により、D2C事業者が新規顧客獲得のために用意した"赤字覚悟の新規施策"が、事業者の首を締める"罠"へと変わってしまうという事態が起きています。
特に健康食品・化粧品などを扱うLTV(顧客生涯価値)前提のD2C定期(サブスク)モデルにおいては、初回価格は"未来の利益"を前提にした赤字投資です。そこを悪用されると、2回目以降の注文に至る前に商品が消費され、「売上は増えているのに、赤字が加速する」という本末転倒の状況に陥るリスクが生じます。
同社によると、実際に多くのD2C事業者から以下のような声が届いているとのことです:
「売上は増えているのに、利益が1円も残らない」
「顧客の質が崩壊して、定期継続率が急落している」
「本気で事業をスケールさせようとした瞬間、"初回ピッカー"に襲われた」
しかし、多くの事業者は有効な対策を持たず、"不正注文とわかっていても出荷せざるを得ない"という苦境に立たされているのが現状です。これはもはや個別企業の問題ではなく、業界全体に共通する"構造的な損害"であり"成長阻害要因"となっています。
こうした根深い問題に対処するため、売れるネット広告社は「利益を守る仕組み」そのものを再設計した革新的なロジックを開発・実装しました。
「不正注文ブロックロジック」の概要
この構造的課題に対し、同社は独自開発による革新的アルゴリズムを実装し、D2C事業者にとっての"最終防衛ライン"を構築しました。初回特別価格を悪用した"繰り返し注文"に対応するため、『売れるD2Cつくーる』内に搭載されている注文回数制限ロジックが大幅バージョンアップされています。同一人物による複数注文をより正確に検知・ブロックできるよう改良が行われ、極限まで「お一人様一回限り」しか許さない設計に刷新されました。
この新機能は単なるシステム改修ではなく、D2C事業者の利益を直接守る"防御インフラ"として、AIベースの判定アルゴリズム×実戦ノウハウの融合によって構築された、実用性の高いロジックとなっています。主な特徴は以下の通りです:
① 不正クレジットカードや転売目的の注文をリアルタイムに遮断!
高速でのカード照合と行動パターン検出により、違和感のある購入フローを即時で排除します。
② 虚偽・架空住所による注文を即時に判定・排除!
住所構造や配送経路の異常を検知し、"届かない・転売目的"の注文を自動的にブロックします。
③ 柔軟なルールチューニングが可能なカスタマイズ設計!
トンマナに応じたエラーメッセージ表示や、事業者ごとの不正傾向に最適化した検知ロジックにも対応しています。さらに、成長ステージや業種ごとの「傾向別モデル」を搭載可能で、定期通販・単品リピート型など、さまざまなD2Cパターンにフィットした形で導入が可能です。
この新ロジックは、"1回限りの価格で何度も注文される"というD2C事業者共通の課題に対し、業界水準を大きく凌駕する精度とスピードで遮断する機能を備えており、「商品を守り、利益を守り、事業を守る」ための"最終防衛ライン"として、早くも多くのD2C事業者から導入希望の声が寄せられているとのことです。
今後の展望と収益インパクト
売れるネット広告社グループはD2C業界において、健康食品・化粧品を中心に数千社以上のクライアント基盤と圧倒的なハウスリストを保有しています。今回開発された機能は、これら既存顧客すべてに即時クロスセルが可能なプロダクトとなっています。
利益率の回復、LTVの改善、定期継続率の向上といった複合効果をもたらす本機能は、『売れるD2Cつくーる』の中核価値をさらに高める戦略的アップグレードと位置づけられています。
株主・投資家へのメッセージ
同社はこれまで、LP特化支援、TikTok運用、Amazon支援という「売れる仕組み」を構築してきました。そして今回、それらを"守るための仕組み"として、革新的な不正注文ブロックロジックを実装。攻めと守りの両輪が揃ったD2C支援インフラが、ついに完成したとしています。
本件が売れるネット広告社グループの連結業績に与える影響は現時点では軽微と見込まれていますが、中長期的には、D2C市場全体の利益改善と構造強化に資する中核技術として期待されています。今後の進展状況については、適宜開示が行われる予定です。

『売れるネット広告社グループ』は今後も、「最強の売れるノウハウ®を用いて関わるすべての企業を100%成功に導くことで世界中にたくさんのドラマを創る」という企業理念のもと、D2C(ネット通販)事業者の利便性を高めるサービス開発・検証に努めていくとしています。
出典元:売れるネット広告社グループ株式会社 プレスリリース