2025年版調査:高校生・大学生男性の約3割がメイクを利用、Z世代はSNSが主な情報源に|TesTee Lab

株式会社テスティー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:服部峻介)がリサーチ事業・プロモーション事業・マーケティング事業を展開している企業です。同社が運営する若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、15歳〜22歳(高校生・大学生/専門学生/短大生)の男性820名(高校生男性418名、大学生男性402名)を対象に「メンズメイクの利用状況」に関する調査を実施し、そのうち現在もメンズメイクを利用している男性231名(高校生男性100名、大学生男性131名)に「メンズメイクの利用実態」に関する調査を実施したことが発表されました。

■2025年版 男性若年層ユーザーのメイク実態に関する調査結果


男性若年層のメイク利用状況

15歳〜22歳の男性820名を対象にメイクの利用状況(カバーメイクや一部カバーメイク含む)について調査したところ、高校生は23.9%、大学生は32.8%と2割〜3割程度の人が「現在メイクしている」と回答していることがわかりました。

男性若年層のメイク利用状況グラフ

また、現在メイクをしている人を対象にメイクを始めた理由について調査したところ、高校生・大学生共に第1位は「クマやニキビなどの肌悩みを隠したかったから」という結果になっています。

「自分に自信を持ちたかった」や「気分を上げたかった」も上位に入っていることから、全体的な傾向として肌悩みを隠すなどの機能的なメリットだけでなく、心理的なメリットを期待してメイクを始める若年層男性も多いことが見受けられます。

メイクの情報・購入実態について

メイクに関する情報源として、高校生・大学生ともに「YouTube」から最も多く情報を得ているという結果となっています。これは若年層の情報収集方法として動画コンテンツが重要な位置を占めていることを示しています。

メイク情報の入手先グラフ

他にも「Instagram」や「X(旧:Twitter)」が上位となっており、若年層男性の多くがSNSから情報収集をしていることがデータからも明らかになっています。

一方で「店頭スタッフから」は高校生:9.0%・大学生:9.2%、「店頭のポップや広告」は高校生:12.0%・大学生:19.1%となり、SNSと比較するとこれらの数値は低い結果となりました。

このことから、Z世代は事前にSNSで情報収集を行なっており、店舗のスタッフやポップなど、その場で情報収集をしている人は少ない傾向にあると考えられます。オンラインでの情報発信がZ世代へのアプローチにおいて重要であることを示唆しています。

メイクアイテムの購入場所について

メイクをしているユーザーに対し、どのような場所・媒体でメイクアイテムを購入しているかを聴取した結果、高校生・大学生ともに最も多かったのは「ドラッグストア」で、第2位は「オンラインストア(Amazon、Qoo10など)」という結果になっています。

若年層はコスメにかけられる金額が限られている場合が多く、比較的手頃な価格の「プチプラ」アイテムが豊富に揃うドラッグストアで購入する人が多くなっていると分析されています。若年層の購買行動として、コストパフォーマンスを重視する傾向が表れています。

また、実店舗(「ドラッグストア」や「バラエティショップ」)の回答も多く見られました。これは、コスメの情報源に関する調査結果と合わせて考えると、コスメを購入するまでのフローとして「SNSで情報を集め、実店舗 または オンライン で購入」というパターンがZ世代では主流となっていると言えそうです。情報収集と実際の購入における若年層特有の消費行動が浮き彫りになっています。


▼調査概要

実査機関:株式会社TesTee

調査方法:同社保有アンケートメディアアプリ「Powl(ポール)」によるインターネット調査

対象地域:日本国内

調査期間:2025年8月26日(火)〜 2025年8月30日(土)

調査対象:若年層(15歳〜22歳)の男性820名

TesTee Labロゴ

出典元:株式会社テスティー

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