
株式会社インターファクトリー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:蕪木 登)が提供するBtoB向けクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART BtoB(エビスマート ビートゥービー)」において、BTO機能の提供が開始されたことが発表されました。この機能により、企業は受注生産モデルを効率的に実現し、在庫リスクの軽減や顧客ニーズへの柔軟な対応が可能になります。
BTOとは
BTO(Build To Order:受注生産)は、注文を受けてから製品を生産する仕組みです。このモデルでは、発注者は用途や予算に合わせて商品を自由にカスタマイズでき、最適な製品を入手することが可能です。また受注者側にとっても、在庫リスクの軽減、多様化する顧客ニーズへの対応、環境負荷の軽減など、双方にとって大きなメリットがあるビジネスモデルとなっています。
BTO機能提供の背景
受注後に生産を行うBTOモデルの取引には、在庫リスクを軽減することによる運用資金の最適化のほか、環境に配慮したビジネス運営、マーケティング戦略の強化などさまざまなメリットがあります。
しかしながら、BTOモデルの実現に向けた機能導入には、製品ごとのマスタ関連付け制御・単価設定など基幹システムとの統合における複雑さや、システムをカスタマイズするための柔軟性といった課題が存在していました。
EBISUMART BtoBでは、システムの高い拡張性を活かし、この度BTO機能の提供を開始したとのことです。これにより、EBISUMART BtoBを利用する事業者は、機能開発コストと時間を抑えてBTO機能を導入することが可能になります。特に製造業・中間流通業のユーザーに活用いただける機能として期待されています。
ご利用イメージ

BTO機能導入のメリット
1. 個別ニーズへの対応
取引先ごとの個別ニーズに対応することで継続的な再発注がしやすくなります。これにより安定的な収益を確保するとともに、収益予測も立てやすくなるメリットがあります。
2. 在庫リスクの軽減
BTO機能を導入することで、事業者は過剰在庫や在庫切れのリスクを大幅に抑えることができ、資金を効率的に運用することが可能になります。
3. 環境への配慮
必要な分だけを生産することにより、無駄な資源の消費を抑え、環境に配慮したエコフレンドリーなビジネス運営を実現できます。
4. 競争力の向上
取引先のニーズに基づいて製品を製造するため、顧客満足度を高め、市場での競争力向上と地位確立につながります。
EBISUMART BtoBは、BTOモデルを取り入れたECプラットフォームの構築を通じて、企業のデジタルシフトを支援し、顧客満足度の向上を目指しているとのことです。
BtoB-EC向けの機能強化
EBISUMART BtoBでは、BTO機能以外にもBtoB-EC向けの機能を強化しています。
・取引先(法人)ごと・事業所ごとの価格設定
商品価格を取引先ごと、または事業所ごとに設定できる機能を提供しています。これにより、取引先との関係性や取引量に応じた柔軟な価格設定が可能です。
・取引先(法人)ごとの商品表示制御
取引先(法人)ごとに商品の表示を制御できる機能を実装しています。また、商品一覧ページでは複数商品を一括でカート投入することも可能となっており、業務効率化に貢献します。
・商品の販売単位管理
商品ごとに販売単位(個数・メートル・リットル等)を設定できる機能を備えています。さらに、管理用の単位を別途設定することも可能で、業務に合わせた柔軟な運用ができます。
・親会員・子会員でのアドレス帳共有機能
事業所ごとの親会員・子会員でアドレス帳を共有し、注文時の配送先に指定できる機能を提供しています。これにより、複数拠点を持つ企業での発注管理が効率化されます。
EBISUMART BtoBについて
EBISUMART BtoBは、企業間取引における受注業務のシステム化を実現するBtoB向けクラウドコマースプラットフォームです。
従来は属人化・オフライン処理がメインだった業務をシステム化することで、企業のDX推進・業務効率化を強力に支援します。長年の商習慣を踏襲しながらも、お客様に最適なBtoB受注システムを構築することが可能です。
同社は企業理念に基づき、EC事業者にとって真に役立つプラットフォームを目指しているとのことです。今後もより一層、皆さまのビジネスに貢献できるサービスの拡充、ならびに企業価値の向上に努めていくと発表されています。
出典元:株式会社インターファクトリー プレスリリース