
アドフラウド対策ツール国内導入社数No.1を誇る「Spider AF」を提供するSpider Labs株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:大月 聡子)は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(以下「Yahoo!広告」)においてもプレースメント(掲載面)除外設定の推奨機能を追加したことを発表しました。この機能により、MFA(Made For Advertising)サイトなど広告効果を損なう媒体への配信を防止し、広告主のROI最大化を支援します。本機能は、総務省が公表した「デジタル広告の適正かつ効果的な配信に向けた広告主等向けガイダンス」にも対応しており、広告配信の透明性とブランドセーフティの両立を実現します。
開発背景
2024年、Spider AFが計測した広告配信データによると、MFAサイトにおける広告掲載総数は7,232万件、被害額は約7,898万円に達しているとのことです。MFAサイトとは、広告収益を主な目的として生成AIで量産されたコンテンツや無断転載記事を掲載するサイトで、広告主にとって低品質なトラフィックを発生させる原因となっています。これらのサイトへの広告出稿は、広告費の無駄遣いやブランドイメージの毀損リスクを伴うため、広告業界全体での対策が求められています。
さらに、2025年6月に総務省から公表された広告主等向けガイダンスでは、配信経路の透明化や不適切な媒体への出稿抑制が推奨されており、広告主には具体的な運用改善策の実施が求められている状況です。このような背景から、Spider Labs社は広告主の課題解決を支援するために、今回の機能拡張を行ったとのことです。
新機能の概要
今回のアップデートにより、Spider AFはYahoo!広告におけるプレースメント除外の推奨機能を実装しました。この機能により、広告掲載面ごとのカテゴリに基づいて除外すべきプレースメントを自動的に除外設定することが可能になります。さらに、独自開発のアルゴリズムによるMFA(Made For Advertising)サイトの検知・除外機能も実装され、広告配信経路の透明化や不適切なプレースメントへの配信防止を効果的に支援することができるようになったとSpider Labs社は説明しています。
これにより広告主は、より効果的な広告運用が可能となり、広告予算の最適化とブランド保護の両立を実現できます。また、総務省のガイダンスに沿った運用を簡単に実現できるため、コンプライアンス面でも安心して利用することができます。
MFAサイトの脅威とプレースメント対策の必要性
MFA(Made For Advertising)サイトは、広告収益を唯一の目的として生成AIやコピーコンテンツを使って大量のページを生成し、ユーザーに価値のない閲覧やクリックを誘導するサイトです。これらのサイトは、広告主にとって広告費の無駄遣い、コンバージョン率の低下、ブランドイメージの毀損といった深刻なリスク要因となっています。
プレースメント(掲載面)対策は、このような低品質・不正媒体への広告配信を防ぐための最も直接的で効果的な手段です。適切な除外設定を実施することで、広告予算を保護し、ターゲットユーザーへのリーチ精度を向上させることが可能になります。今回のYahoo!広告対応により、国内主要広告媒体においてもこの重要な対策が実施できるようになりました。
Spider Labs社によると、プレースメント対策を適切に行うことで、広告効果の向上だけでなく、広告費の無駄を削減し、ROIを大幅に改善することが可能とのことです。特に大規模な広告予算を運用している企業にとっては、この対策による費用対効果は非常に高いと言えるでしょう。
Spider AFについて

アドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」は、広告出稿の際に必ず一定量発生するアドフラウド(広告不正)を検知・ブロックするための専門ツールです。アドフラウドは最大で広告費の40%を占めることがあり、発見が困難であるため、定期的な検査と対策が必要とされています。
Spider AFでは、アドフラウドによる被害額の無料診断サービスを提供しており、誰でも簡単にアドフラウド対策を実施できるよう、タグの設置だけで自動的に不正を検知・ブロックする仕組みを構築しています。サービス提供開始以降、アドネットワーク事業者をはじめ、広告代理店、広告主まで幅広い層から支持を得ているとのことです。
今回のYahoo!広告向けプレースメント除外機能の追加により、Spider AFのアドフラウド対策はさらに強化されました。広告主は、これまで以上に効果的かつ安全な広告運用を実現することができます。また、総務省のガイダンスにも対応しているため、コンプライアンス面でも安心して利用できる点が大きな特徴です。
Spider AFは、単なるアドフラウド対策ツールではなく、広告主のROI最大化を総合的に支援するソリューションとして進化を続けています。プレースメント除外機能の拡充は、その一環として位置づけられており、今後も広告主のニーズに応える機能拡張が予定されているとSpider Labs社は説明しています。
株式会社Spider Labs について
社名:株式会社Spider Labs
本社所在地:東京都港区南青山7-10-3 南青山STビル4階
代表取締役:大月 聡子
事業内容:AIアドフラウドツールSpider AFの企画・開発・運営・販売
データサイエンスコンサルティング
転売・不正リード・アフィリエイト等不正対策ソリューションの提供
設立:2011年4月
Spider Labs社は、2011年の設立以来、データサイエンスとAI技術を活用したソリューションの開発に取り組んできました。特にアドフラウド対策の分野では、国内トップクラスの実績を持ち、多くの企業から信頼を得ています。今回のYahoo!広告向けプレースメント除外機能の追加は、同社の技術力とマーケット理解の深さを示すものと言えるでしょう。
また、Spider Labs社は単なるツール提供だけでなく、広告主や代理店に対するコンサルティングサービスも提供しており、顧客のビジネス成果向上に貢献しています。アドフラウド対策を通じて広告エコシステムの健全化に寄与するという同社の理念は、今回の機能拡張にも反映されています。
今後も広告業界の課題解決に向けた取り組みを続け、広告主と消費者の双方にとって価値のある広告体験の創出を支援していくとのことです。広告運用における不正対策やROI最大化に課題を抱える企業は、Spider AFの導入を検討する価値があるでしょう。
出典元:Spider Labs株式会社 プレスリリース