DX&マーケティング事業を展開するナイル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:高橋 飛翔、以下、ナイル)は、マーケティング担当者506名を対象に、マーケティング業務の内製化(インハウスマーケティング)に関する調査を実施しました。

  • 調査結果の概要

・マーケティング業務「外注をメインに一部内製化」が約4割
・約6割がマーケティング業務の内製(インハウス)化を希望
・内製化したい理由1位「人的リソースがある」2位「知見を溜めたい」3位「専任者を採用した」
・内製化したいこと1位「施策シミュレーション」2位「コンテンツマーケティング」3位「コンテンツ制作」
・内製化したくない理由1位「専任者の採用予定がない」2位「外注予算がある」3位「育成できない」

  • 調査概要

・調査期間:2023年11月15日~21日
・調査方法:インターネット調査(Fastask利用)
・調査対象:マーケティング担当者506名
・年齢:20-29歳32%、30-39歳43.5%、40-49歳23.3%、50-59歳1.2%
・出典元:ナイルのマーケティング相談室調べ(https://www.seohacks.net/blog/21216/

  • マーケティング業務「外注をメインに一部内製化」が約4割

マーケティング従事者506名に、マーケティング業務の外注と内製の割合を調査したところ、「外注がメインで一部内製化している(37%)」と回答した人の割合が、最も多いことがわかりました。次いで「内製がメインで一部外注している(26.7%)」、「すべて内製化している(24.5%)」と回答しました。

一方で、社内のマーケティング従事者数別に、外注と内製の割合を見ると、マーケティング従事者が1人の場合、「マーケティング業務を内製化している」と回答した人が最も多く、約6割でした。1人の場合、社内でマーケティング業務を完結させる傾向にあり、8名以上になると、一部内製化が最も多いものの、次いで全て内製化する割合が多くなることがわかりました。

  • 外注しているマーケティング業務1位「マーケティング施策シミュレーション」

現在、マーケティング業務において、外部ベンダー・業務委託等を利用していると回答した339名に、外注している業務を聞きました。1位は「マーケティング施策のシミュレーション作成(45.1%)」2位「コンテンツマーケティング(43.7%)」3位「コンテンツ制作(31.6%)」でした。

  • 約6割がマーケティング業務の内製化(インハウス化)を希望

マーケティング業務を外注している339名に、内製化をしたいと思うか聞いたところ、約6割が「内製化したい(64%)」と回答しました。

  • 内製化したい理由1位「人的リソースがある」2位「知見を溜めたい」3位「専任者を採用した」

マーケティング業務の内製化をしたいと回答した217名に理由を聞いたところ、最も多い回答は「社内に人的リソースがあるから(64.1%)」でした。次いで「マーケティングの知見を溜めたいから(44.7%)」「マーケティング専任者を採用したから(40.1%)」「外注費用を削減したいから(35%)」と回答しました。

  • 内製化したいこと1位「施策シミュレーション」2位「コンテンツマーケティング」3位「コンテンツ制作」

内製化したいマーケティング業務は、「マーケティング施策のシミュレーション(58.5%)」、「コンテンツマーケティング(47.5%)」「コンテンツ制作(42.9%)」が上位となり、現在外注しているマーケティング業務のランキングと同様であることがわかりました。

  • 内製化したくない理由1位「専任者の採用予定がない」2位「外注予算がある」3位「育成できない」

マーケティング業務の内製化をしたくないと回答した88名に、理由を聞いたところ1位は「マーケティング専任者を採用する予定がないから(48.9%)」でした。次いで「予算があるため外注を続けたいから(44.3%)」「マーケターの育成ができないから(22.7%)」と回答しました。

マーケティング業務の内製化に関する調査を実施した結果、約6割が内製化を希望している一方で、採用や外注予算の兼ね合いで実現出来ていないというジレンマがあることがわかりました。

また、担当者が1名の場合、マーケティングを内製化している企業が多い傾向にあります。この場合は、思考と行動のバランスを見極め、担当者が思考、外注先に行動をしてもらい加速度的にPDCAを回していくことが重要です。内製化をスムーズに成功させるためには、はじめは外部の力を取り入れ自社に知見を溜め、準内製化~内製化へとステップを踏んで推進していくと良いでしょう。

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