顧客対応クラウド『Re:lation(リレーション)』を開発・提供する株式会社インゲージ(本社:大阪府大阪市、代表取締役CEO:和田 哲也、以下インゲージ)は、OpenAI社が開発した人工知能チャットボット『ChatGPT(チャットジーピーティー)』と連携を行い、「要約機能」をリリースしたことをお知らせいたします。

- 「要約機能」リリースの背景
一般社団法人日本ビジネスメール協会が発表した「ビジネスメール実態調査2022」によると、ビジネスでメールを使う人は、1日平均16.27通の送信、66.87通の受信を行い、1通平均1分24秒、1日94分もの時間を読む時間に費やしています(※1)。また、やり取りの回数を重ねるごとに内容を把握するのは難しくなり、過去のメッセージを確認しようとすると一つひとつ内容を確認する手間と時間が発生してしまいます。
「要約機能」は、これらの課題を解決しメッセージ内容の確認にかける時間を削減できるよう、AI技術を活用して開発いたしました。
※1 引用:一般社団法人日本ビジネスメール協会, ビジネスメール実態調査2022, https://businessmail.or.jp/research/2022-result-2/
- 「要約機能」について
『Re:lation』上でChatGPTを利用し、チケット(※2)内のメッセージを要約できる機能です。一つひとつメールやメモの内容を読み込むことなく概要を把握できるため、忙しい時でも時間をかけずに内容を確認することができます。


※2 チケット:メールやツイート、応対メモなどのひとまとまりのこと。
α版として本機能を提供いたします。正式リリースまでの間は、すべての『Re:lation』有償プランをご利用のお客様にて無償で本機能をご利用いただけます。
<申し込み方法>
Re:lation画面のサポートチャットよりお問い合わせください。
- 「要約機能」の活用例
①役職者の方にご利用いただく場合
部下がどのようなやり取りをしているのか確認する際に【要約ボタン】をクリックするだけで、一つひとつのメッセージやメモを読むことなく、すぐに把握できる。
②引き継ぎを受けた担当者の方にご利用いただく場合
別の社員が担当していた件を引き継いだ際に【要約ボタン】をクリックするだけで、これまでどのようなやり取りをしていたのかすぐに把握できる。
③EC事業者の方にご利用いただく場合
お客様との過去のやり取りを確認する際に【要約ボタン】をクリックするだけで、これまでのやり取りを一つひとつ読み返すことなく、すぐに把握できる。
- 開発者のコメント
執行役員CPO 兼 開発部副部長 石田 悠
『Re:lation』は問い合わせ対応の課題を解決するサービスです。的確な返信を迅速に行うためには、問い合わせ過程を瞬時に把握できる機能が必要だと考えていました。この開発過程で『ChatGPT』 を活用したところ、かなりの精度で要約ができることから当機能をリリースしました。この機能により業務がスムーズになり、よりお客様への理解が深まることで顧客満足度の向上に繋がれば嬉しいです。
- インゲージのAI取り組みについて
インゲージは以前より自然言語処理を行うAI機能開発に取り組んでおり、2018年9月には受信メールを元に最適な回答テンプレートを順位付きで表示する「AIレコメンド」機能をリリースいたしました。AI機能開発の中で『ChatGPT』への取り組みも進めており、この度『ChatGPT』を用いた第1弾リリースを行いました。
当社はこれからも「ひとり一人に向き合うをカタチにする」ため、AI機能開発にも積極的に取り組んで参ります。
『Re:lation』
URL:https://ingage.jp
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