スパイラル株式会社のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」が富士薬品のセイムスアプリ改修を支援、キャンペーン売上120%・会員数250万人突破を実現

デジタルで未来最適をリードするスパイラル株式会社(東京都港区、代表取締役グループCEO 佐谷 宣昭)が、株式会社富士薬品(埼玉県さいたま市、代表取締役社長 高柳 昌幸)提供のスマートフォンアプリ「セイムスアプリ」改修において、主力製品のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」を提供し、大きな成果を上げていることが明らかになっています。シングルサインオンの導入や購買データとの連携などを通じて、キャンペーン売上が前年対比120%増、アプリ会員数が250万人を突破する結果となっています。また同時に、運用負荷の削減と顧客満足度向上にも寄与しています。スパイラル株式会社は2025年9月30日に導入インタビュー記事を公開しています。

導入事例:株式会社富士薬品

事例概要 - 導入の経緯と概要

医薬品の開発・製造から、配置薬やドラッグストア「セイムス」の運営による医薬品販売まで幅広く事業を展開している富士薬品は、顧客向けにスマートフォンアプリ「セイムスアプリ」を提供しています。富士薬品では、取引先メーカーからの要望を受けて顧客キャンペーンを実施するにあたり、過去に「SPIRAL ver.1」の活用実績があったことから、同プラットフォームを利用してキャンペーン応募フォームを作成したとのことです。スパイラル株式会社は、スマートフォンアプリ内でWebページを開くことができる「WebView機能」を「セイムスアプリ」に実装しました。

キャンペーンは好評を博しましたが、顧客が「セイムスアプリ」からキャンペーンに参加する際に会員番号やメールアドレスの入力のほか、パスワードの設定が都度必要となっていました。そこで富士薬品は、アプリユーザーの利便性向上のために「SPIRAL ver.1」を活用して段階的にアプリを改修し、進化させていったとのことです。

「セイムスアプリ」改修の概要 - 第1弾:シングルサインオンの導入

2022年に、一度のログイン認証で複数のWebサービスやアプリケーションにアクセスできる「シングルサインオン(SSO)」を「SPIRAL ver.1」にて構築し「セイムスアプリ」に導入しています。これにより、「セイムスアプリ」にログイン済みの顧客は、会員番号・メールアドレス・パスワードなどの情報を再入力する必要がなくなり、キャンペーン参加のハードルを大幅に下げることができたということです。

「セイムスアプリ」改修の概要 - 第2弾:購買データとの連携

2023年には、富士薬品の購買履歴システムと「SPIRAL ver.1」を連携し、商品の購入金額に応じて「セイムスアプリ」内にスタンプが即時反映されるように改修を実施しています。従来は購買履歴を日次バッチでしか取得できなかったため、スタンプは翌営業日に反映されていました。そのため、顧客からはスタンプ反映タイミングに関する多くの問い合わせが寄せられていたとのことです。この改修によって顧客からの問い合わせはほぼゼロとなりました。さらに、複数キャンペーンの同時開催が可能となり、安定運用が実現したことでよりスムーズにキャンペーンを実施できるようになったということです。

「セイムスアプリ」改修の概要 - 第3弾:「Web肌診断」「セイムスタッチ」との連携

富士薬品は、顧客がよりアプリ中心に買い物を楽しめるよう、さまざまなサービスとの連携を進めています。LINE上で提供していた「Web肌診断」と「セイムスアプリ」をSSOで接続し、「セイムスアプリ」内でWeb肌診断ページにアクセスできるようにしました。その他にも、店頭に設置しているクーポン発券機「セイムスタッチ」と連携して、従来は紙のみだったクーポン発券の仕様を、「セイムスアプリ」上でもクーポン表示できる仕様に進化させ、顧客の利便性を向上させています。

導入・改修効果

(1)キャンペーン実施数が大幅に増加し売上前年対比120%を達成、顧客満足度も向上

改修によって手間をかけずにキャンペーンの実施および運用管理が可能になり、キャンペーンを検討する取引先のメーカーが増加したとのことです。これにより、以前は月に1個程度だったキャンペーンが、多い月では7個から8個に増加し、キャンペーン対象商品の売上は前年対比120%を達成しています。また、顧客アンケート結果においてもキャンペーンへの高評価が得られているとのことです。

(2)「セイムスアプリ」会員数が大幅に増加し、ダウンロード者数250万人を突破

「SPIRAL ver.1」の導入による機能や仕様の改善は、「セイムスアプリ」会員数の増加とダウンロード者数250万人突破および会員基盤の充実に寄与していると考えられています。

富士薬品では、「SPIRAL ver.1」の機能を活用し、アプリ会員証・クーポン・ポイントカードなど複数のバーコードを1つに統合するワンバーコード化をはじめ、顧客のさらなる利便性向上に向けた「セイムスアプリ」の改良を今後の展望としてお話しされています。

スパイラル株式会社は今後も、顧客の業務課題の解決に「SPIRAL」をご活用いただくことはもちろん、顧客の顧客接点DXの強化を実現するための高セキュリティなデータ利活用環境を追求し、業務効率化、開発生産性向上に寄与できる安全・安心な開発プラットフォームの提供と、顧客に寄り添った課題解決型サービスの提供に努めていくとしています。

「SPIRAL」とは

「SPIRAL」は、国内最大規模のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」と、Webサイトや業務アプリケーションの作成ができるローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2」の総称です。

「SPIRAL ver.1」は、官公庁、金融、医療、不動産、教育機関など、のべ14,000社以上(2025年4月末時点)の幅広い業種・業態の企業に利用されている国内最大規模のローコード開発プラットフォームです。販売促進やCRMにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、重要情報資産をクラウド上で安全に管理し、情報活用のためのWebアプリケーションを手軽に開発できます。

「SPIRAL ver.2」は、Webサイトの作成から登録データの運用までワンストップでできる機能を揃えたローコード開発プラットフォームです。国際化対応はもちろんのこと、業務担当者にも利用いただける管理画面だけでなく、開発会社が必要とするWebアプリケーションやサイト運営に必要なコンポーネントが揃っています。プログラミング知識がなくても、マウス操作で自社専用のWebアプリケーションを手に入れることができます。

株式会社富士薬品 概要

【会社名】  株式会社富士薬品

【所在地】  埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-383

【代表者】  代表取締役社長 高柳 昌幸

【事業内容】 配置薬販売事業、ドラッグストア・調剤薬局事業、

医療用医薬品販売事業、医薬品研究開発事業、医薬品製造事業

スパイラル株式会社 概要

【会社名】  スパイラル株式会社

【所在地】  東京都港区赤坂2-9-11 オリックス赤坂2丁目ビル

【代表者】  代表取締役グループCEO 佐谷 宣昭

【事業内容】 ローコード開発プラットフォーム事業、クラウドSI事業、オンサイト事業、

Enabler事業、SaaS事業、行政・自治体向けDX事業、ECソリューション事業、

美容業界向けDX事業、タウンマネジメントのDX推進事業、メディア事業

出典元:スパイラル株式会社 プレスリリース

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