
ギフトサービス「PsyPre」を展開するPsyve株式会社(本社:愛知県犬山市、代表取締役:清野 飛鳥)は、全国の男女1,053名を対象に「ギフトの選び方」に関する実態調査を実施したことが発表されました。調査結果からは、消費者のギフト購入における情報収集プロセスの変化が明らかになっています。
同社の調査によると、プレゼント探しの最初の情報源は「検索エンジン」がトップである一方、購入決定までには「オンラインショップ」や「Instagram」などのSNSが大きな影響力を持っていることが判明しています。また、AIを活用したギフト選びも少数ながら出現し始めていることがわかりました。

この記事の目次
調査結果サマリー
今回の調査では、プレゼント購入に関する消費者行動について以下のような結果が示されています。
- 64.2%が直近1年以内にプレゼントを贈っており、贈る相手は「家族」、目的は「誕生日」が共に72.5%を占めています。
- プレゼント探しの第一歩は「GoogleやYahoo!などの検索エンジン」が20.9%でトップとなっていますが、「オンラインショップ」も僅差で続いており、情報収集の起点は多様化しています。
- 購入までの情報源として、「検索エンジン」(35.9%)、「オンラインショップ」(28.6%)が2強となっており、次いで「Instagram」(20.9%)が続き、SNSが情報収集源として重要な役割を果たしています。AIの利用は3.4%と現時点では限定的ですが、今後拡大が予想されます。
直近1年間でのプレゼント贈答実態

同社の調査結果によると、全体の64.2%が直近1年以内に誰かへプレゼントを贈っていることが明らかになりました。この結果は、年齢や性別を問わず、多くの人々が他者との関係性構築や感謝・好意の表現手段として「ギフト」を積極的に活用している実態を示しています。現在の物価高騰などの社会情勢変化にもかかわらず、プレゼントを贈るという文化は人々の生活に深く根付いていることがうかがえます。
プレゼントを贈る相手

プレゼントを贈る相手(複数回答可)については、「家族」が72.5%と圧倒的多数を占め、次いで「友人」(35.9%)、「恋人」(19.8%)という順位となりました。特に「友人」も約3人に1人が贈る相手として挙げており、友人関係の維持においてもギフトが重要な役割を担っていることが示唆されています。
プレゼントを贈る目的

プレゼントを贈る目的(複数回答可)に関しては、「誕生日」が72.5%と最も高く、2位の「母の日・父の日」(33.7%)に倍以上の差をつけてトップとなりました。この結果から、季節のイベントや行事よりも、個人の特別な日を祝う「パーソナルな贈り物」がギフト市場の中心を占めていることが明らかになっています。
プレゼント探しの最初の情報源

ギフト探しの「きっかけ」となる情報源については、「GoogleやYahoo!などの検索エンジン」が20.9%で1位となりました。しかし、「特にない」(17.0%)、「オンラインショップ」(16.0%)も僅差で続いており、消費者の行動が一つのパターンに集約されていない点が特徴的です。
この結果からは、具体的な商品を求めて検索する層だけでなく、明確な目的なくECサイトをブラウジングする層や、何気ない瞬間にプレゼント探しを始める層など、ギフト探しの起点が多様化していることが示されています。また、少数ながら「AI(ChatGPTなど)」(0.4%)という回答も見られ、生成AIをアイデア出しのツールとして活用する新しい動きも芽生え始めていることがわかります。
購入決定までに参考にする情報源

購入を最終決定するまでに参考にした情報源(複数回答可)では、探し始めの段階から各媒体の参照率が大幅に上昇していることがわかりました。特筆すべきは「Instagram」の伸び率で、探し始めの9.2%から購入決定時には20.9%へと2倍以上に増加しており、SNSが購入判断に大きな影響力を持っていることが明らかになっています。
この結果から、消費者は検索エンジンやECサイトで商品のスペックや価格を比較・検討した後、Instagramなどのプラットフォームで実際の使用例や第三者のレビューといった「リアルな情報」や「魅力的なビジュアル」に触れることで、購入への確信を深めていると考えられます。
さらに注目すべき点として、「AI(ChatGPTなど)」の活用が、探し始めの0.4%から購入決定段階では3.4%へと8倍以上に増加していることが挙げられます。これは、贈る相手の年齢や趣味、予算といった条件を伝えて具体的なギフト候補を提案させたり、商品の比較検討をAIに依頼したりするなど、よりパーソナルなギフト選びのアシスタントとしてAIが活用され始めている可能性を示唆しています。今後のギフト選びにおいて、AIが新たな相談相手として定着していくか、その動向が注目されます。
調査結果から見えるギフト選びの変化
今回の調査結果から、ギフト選びにおける消費者行動は、情報収集プロセスにおいて様々な情報源を活用していることが明らかになりました。検索エンジンやオンラインショップという従来の情報チャネルが依然として強い影響力を持つ一方で、InstagramをはじめとするSNSが、商品の魅力を視覚的に伝え、消費者の購買意欲を後押しする重要な役割を担っていることが示されています。
また、少数派ながらもAIを活用したギフト選びが出現していることも、今後のトレンドとして注目すべき点です。消費者のギフト探しのプロセスは多様化し、よりパーソナルかつ視覚的な情報を求める傾向が強まっていると言えるでしょう。
調査概要
調査名:ギフトの選び方に関する調査
調査期間:2025年7月25日〜2025年8月1日
調査対象:全国の男女
有効回答数:1,053名
調査方法:インターネットリサーチ
会社概要
会社名:Psyve株式会社
所在地:愛知県犬山市上野新町435
代表者:清野 飛鳥
出典元: Psyve株式会社 プレスリリース