AnyMind GroupとユニチャームがTikTok Shop活用で提携、日本国内での支援契約を締結

AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河 宏輔)が、ユニ・チャーム株式会社と日本国内におけるTikTok Shop活用施策について支援を行うことで合意し、支援契約を締結したことが発表されました。

背景

AnyMind Groupとユニ・チャームは2024年より、東南アジア市場において複数のユニ・チャームブランドを対象にTikTok Shopを活用した販売施策を共同で展開しています。この取り組みでは、生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」をはじめとするAnyMind Groupのプロダクトを活用し、現地ユーザーの嗜好や購買行動に合わせた動画コンテンツやライブ配信を実施してきました。

これらの施策により、売上拡大やROIの最大化、ブランドエンゲージメントの向上といった成果を上げています。こうした東南アジアでの取り組みで得られた知見をもとに、ユニ・チャームの日本国内におけるTikTok Shop活用施策においても、2025年9月より本格的な支援を開始する予定とのことです。

支援内容

AnyMind Groupは各種プラットフォームと専門チームによる一気通貫の体制で、ユニ・チャームの日本国内におけるTikTok Shop施策を包括的に支援します。具体的な支援内容は以下の通りです。

公式ショップの立ち上げ

  • アカウントの開設から初期設定、商品登録までワンストップで支援
  • マーケティングから売上計画まで全体戦略を策定

ECオペレーション

  • ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」を活用し、在庫・受注・配送・売上管理などEC全体の運用データを一元化・分析
  • 会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」を活用し、カスタマーサポートを支援

動画・ライブ配信の企画・運用

  • コンテンツ企画、台本構成、キャスティング・演出設計
  • 動画撮影・編集、ライブ配信、スタジオなどの配信設備の提供
  • 生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」を活用し、配信中の視聴数・維持率・CVR・コメント傾向などの各種データを収集・分析
  • データをもとに、次回配信に向けた改善提案やコンテンツ最適化を提案

インフルエンサー施策の戦略設計と実行・効果測定

  • インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」を活用し、最適なインフルエンサー選定と投稿キャンペーンの企画・運用〜効果分析

TikTok広告の運用・効果測定

  • TikTok広告の企画・運用から効果分析まで、成果最大化に向けた一貫支援を実施

AnyMind Group 共同創業者兼代表取締役CEO 十河宏輔氏のコメント

今回の提携について、AnyMind Group共同創業者兼代表取締役CEOの十河宏輔氏は次のようにコメントしています。

「今回、日本国内においてもユニ・チャーム様とTikTok Shop施策をご一緒できることを、大変嬉しく思っております。TikTok Shopは、動画やライブ配信といったコンテンツを起点とする体験型コマースの新たなチャネルとして、今後ますます生活者の購買行動に影響を与える存在になると考えています。当社は、AI活用を前提としたデータとテクノロジー、そして専門チームを掛け合わせることで、日本市場においても生活者とブランドの新たな購買体験を創出し、ユニ・チャーム様のさらなる成長に貢献してまいります。」

各プラットフォームの概要

ECマネジメントプラットフォーム「AnyX」

ECモールや自社ECサイトなど、複数の販売チャネルを一元管理することで、EC運営を支えるECマネジメントプラットフォームです。業務効率化×データ活用、豊富な実績を元にした運用支援、各国・市場のローカルの知見を生かした越境展開・海外販売まで、EC事業の成長に向けた幅広いソリューションを提供します。

インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」

AnyTagは、企業のインフルエンサーマーケティングを支援するプラットフォームです。インサイトデータとAIを活用し、最適なインフルエンサーの選定やキャスティングを可能にするほか、キャンペーン実施後には、投稿のリアルタイムレポートや効果測定機能も提供します。また、SNSアカウントとの連携により、企業のSNS運用管理ツールとしても活用可能です。2025年3月末時点で、世界45以上の国・地域の100万人以上のインフルエンサーにアクセス可能です。

会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」

会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」はリアルタイムでのチャットによる接客体験やカスタマーサポート機能を提供する会話型コマースプラットフォームです。ECサイトとの連携による購買や商品発送をトリガーにした配信のほか、購買に関するデータの収集、分析、活用を通して顧客体験価値を最大化します。

生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」

AnyLiveは、生成AIを搭載したライブコマースプラットフォームです。AIライバー(AIによってモデリング・生成されたアバター)を活用することで、多言語対応のライブ配信を実現します。各ブランドのイメージに合ったAIライバーを用いて、複数のプラットフォームや言語、地域に同時に配信することが可能です。配信やスクリプト作成もAIが行うため、従来よりも低コストでライブコマースを実現し、さらにデータ分析に基づく改善提案によって、継続的な売上成長を支援します。

AnyMind Groupについて

AnyMind Groupについて

AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで創業し、アジア市場を中心に15ヵ国・地域に拠点を構えるテクノロジーカンパニーです。EC・マーケティング・生産管理・物流などの領域で、11個のプラットフォームやソリューションを展開しています。プラットフォームとオペレーション支援を組み合わせた「BPaaS」(Business Process as a Service)モデルで提供することで、DX推進と業務の効率化・省人化を実現し、クライアントの事業成長に貢献しています。東証グロース上場(証券コード:5027)。

会社概要

  • 会社名:AnyMind Group株式会社
  • 設立:2016年4月
  • 所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
  • 代表者:代表取締役CEO 十河 宏輔
  • 拠点:日本(東京・佐賀)、シンガポール、タイ(バンコク:2拠点)、ベトナム(ホーチミン・ハノイ)、インド(ムンバイ・デリー・バンガロール)、インドネシア(ジャカルタ・バンテン)、フィリピン、台湾、香港、マレーシア(クアラルンプール・プタリンジャヤ)、カンボジア、アラブ首長国連邦、上海、深セン、杭州、韓国、サウジアラビア

事業概要

ブランドコマース事業
ブランド企業及びインフルエンサー・クリエイターなどの個人向けに、EC及びD2C領域を中心としたブランドの設計・企画から、生産管理、ECサイトの構築・運用、マーケティング、物流管理をワンストップで支援するプラットフォームを開発・提供しています。

パートナーグロース事業
Webメディアやアプリを運営するパブリッシャーとクリエイター向けに、自社プラットフォームを活用した収益化及びブランド成長に向けた支援サービスを提供しています。

出典元:AnyMind Group株式会社 プレスリリース

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